
トライアンフがインド市場にて、伝統のボンネビルファミリーの魅力をより身近にする新型モデル「ボンネビル T4」を発表した。同時発表された上位モデル「ボンネビル T40」から装備を厳選し、2万5000ルピーほど手頃な価格設定を実現。伝統のスタイルと最新技術を融合させた注目のエントリークラシックを解説しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:トライアンフIN
T40より手頃な価格設定を実現したボンネビルファミリーの新たな入門機
トライアンフがインド市場向けに投入した「ボンネビル T4」は、世界的な成功を収める400ccプラットフォームの技術基盤を活用しつつ、伝統のボンネビルラインナップへと連なる最新のネオクラシックモデルだ。
同時発表された上級グレードの「ボンネビル T40」が27万9999ルピー(日本円換算約50万4000円)に対し、T4は25万4999ルピー(約45万9000円)と手頃な価格設定。2万5000ルピー(約4万5000円)安く抑えられた価格設定で、若いライダーやエントリー層が本物のボンネビルワールドへ参入するハードルを大きく下げている。
価格を抑えつつも、ボンネビルとしての美学や作り込みには一切の妥協がない。1960年代の黄金期を想起させる流麗なティアドロップ燃料タンクや、クラシカルなラウンドLEDヘッドライト、スチール製スポークと軽量アルミリムを組み合わせた前後ホイール(フロント18インチ/リア17インチ)を標準装備する。
シリンダーヘッドに施された機械加工の冷却フィンや、ブラッシュ仕上げのキャブトンマフラーなど、細部の丁寧な手作業仕上げが上位モデルに引けを取らない上質な所有感をもたらしてくれる。
専用チューニングを施した349cc TRシリーズエンジンと扱いやすい足回り
パワートレインには、専用のチューニングが施された349ccの水冷単気筒「TRシリーズ」エンジンを搭載する。最高出力29PS/7000rpm、最大トルク31Nm/5500rpmを発揮し、とりわけ低回転域から湧き上がる力強いトルク特性に焦点を当てて開発された。伝統的なキャブトンマフラーから放たれるパルス感溢れる排気音とともに、街乗りでの低速走行から郊外のクルージングまで、ボンネビルらしい豊かでリラックスした走破性を提供してくれる。
シャシー設計も日常での扱いやすさを徹底的に追求している。標準で790mmと低く抑えられたシート高は、オプションのローシートを装着すれば770mmまで下げることが可能だ。装備重量195kgの軽量な車体と相まって、足つき性に不安を抱くライダーにも優れた安心感と軽快な取り回しを約束する。
正立フロントフォークとリアのツインショックがクラシカルな外観を崩さずにしなやかな乗り心地を実現し、日常使いでのストレスを徹底して排除したアプローチといえよう。
実用的なカラーLCDメーターと先進の制動安全装備
コクピットには、ターンバイターン(TBT)ナビゲーションに対応した新設計の丸型カラーLCDディスプレイを配置した。スマートフォン接続機能を標準装備し、メーター画面上でナビ案内や通話の確認をスマートに操作できる利便性を獲得している。走行モードには「Road」「Rain」「Eco」の3種類が用意されており、天候や路面状況に応じた最適なスロットルレスポンスとパワーデリバリーを選択可能だ。
足回りにはデュアルチャンネルABSとトラクションコントロールを標準装備し、突然の雨や滑りやすい路面でも確実な制動力と接地感を確保している。現地インドでのデリバリーは2027年1月第2週より順次開始される予定だ。日本国内でのシリーズ展開は今のところT40とT40ブラックのみと見られるが、手を出しやすい本格ネオクラシックの入門機として、日本市場への導入が待たれる。
TRIUMPH BONNEVILLE T4 (2026model / IN) COLORS
【TRIUMPH BONNEVILLE T4】●ファントムブラック
TRIUMPH BONNEVILLE T4 (2026model / IN) SPECS
| 項目 | 諸元 |
|---|---|
| エンジン種類 | 水冷4ストローク単気筒 |
| 総排気量 | 349cc |
| 最高出力 | 29PS / 7000rpm |
| 最大トルク | 31Nm / 5500rpm |
| 変速機形式 | 6段リターン |
| フロントホイール / タイヤ | スポークホイール(アルミリム) / 18インチ |
| リアホイール / タイヤ | スポークホイール(アルミリム) / 17インチ |
| メーター | 丸型カラーLCDディスプレイ(ターンバイターンナビゲーション、スマホ接続対応) |
| ライディングモード | 3モード(Road / Rain / Eco) |
| 安全装備 | デュアルチャンネルABS、トラクションコントロール |
| シート高 | 790mm(ローシート装着時:770mm) |
| 車両重量 | 195kg |
| 点検整備間隔 | 1万6000km |
| 発売時期 | 2027年1月第2週(インド市場) |
| メーカー希望小売価格 | 25万4999ルピー(日本円換算約45万9000円) |
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