
ライダーのみなさんはバイクをはじめ、ライディングスタイルやウェアについてこだわる方が少なくないはず。かのレジェンドライダー、岩城滉一さんも同様、というかこだわりの塊かのような方と呼んで間違いありません。そんな岩城さんの公式チャンネルが公開した動画にかなりの反響があった模様。どうやら、「あのブーツはどこのブランドだ?」と、岩城さんが履いていたブーツに注目が集まったようです。が、チャンネルの概要欄はおろか、動画内のトークでも、一切触れられていません。公式が教えてくれないとなれば、がぜん燃えてくるのがライターの性というもの。夜な夜な画面をスクリーニングし、国内外のあらゆるフットウェアを徹底的に調べてみました。
●文:石橋 寛 ●写真:小林俊樹 ●取材協力:岩城滉一公式チャンネル「#51TV」 ●外部リンク:MOTORISTS
判明!あのブーツはイタリアの名門「スティルマーティン」だった
岩城さんの足元を支えていたのは、ずばりイタリアが誇るモーターサイクルフットウェアの老舗ブランド、スティルマーティン(Stylmartin)の「コンチネンタル(CONTINENTAL)」という名作ブーツでした。さっそく日本での正規輸入元であるモータリスト合同会社(MOTORISTS)さんへ突撃取材を敢行。すると、驚きの事実が判明。
「岩城さんのブーツですね。あれ、うちがプロモーションで提供したわけではなく、ご自身で気に入られて『自腹で購入』されたんですよ」
ともかく、現物の「コンチネンタル」を手配し、そのディテールを細かくチェックしてみました。
岩城さんの山梨ツーリング動画で履いていたクールなブーツはイタリア製のスティルマーティンでした。
想像を超えたクオリティ!履き心地とタフネスを両立
現物を目の前にして、まず驚いたのがその圧倒的な革の質感です。使用されているのは、上質で撥水性の高いフルグレインレザー。肉厚でしっかりとした安心感があるにもかかわらず、驚くほどしなやか。クラシックブーツにありがちな「最初は硬くて足首が曲がらない」というストレスが一切ありません。
さらに足元を支えるのは、耐久性と防滑性を誇るビブラム製のソール。伝統的な手法で丁寧に縫い付けたステッチダウン構造になっており、ソール交換をしながら一生モノとして育てていけるタフさも嬉しいポイント。
そして、このスマートなシルエット! ロング丈でありながら足首からふくらはぎにかけてのラインがじつに美しく、細身のパンツをインしても抜群に決まります。
実物を見ればレザーの上質感やスマートなシルエットにほれぼれするはず。岩城さんでなくとも欲しくなる逸品です。
アドベンチャー・シリーズの人気モデル「コンチネンタル」はお値段5万8000円(税込)となかなかのお買い得プライス。
ベテランには懐かしいGP王者が愛したフットウェア専業ブランド
そもそも、スティルマーティンというブランドは1979年、イタリア北部の上質なモノづくり職人が集まる街、モンテベッルーナで誕生。ベテランライダーのみなさんなら、「懐かしい!」と思われる方も多いのではないでしょうか。
1980年代から90年代のロードレースWGP(現在のMotoGP)において、エディー・ローソンを筆頭に伝説的なチャンピオンたちがこぞって愛用。サーキットで培われた安全性と機能性のフィードバックこそが、このブランドのバックボーンにほかなりません。
シンプルなデザインと、ロング&スマートなシルエットは細身のパンツが似合いそう。
新品なのにしなやかで柔らかく、ペダル操作もスムーズ。ステップをしっかりグリップするビブラムソールもいい感じです。
幅広くライダーに寄り添う、多彩なラインナップ
「でも、自分はそこまでクラシカルなロングブーツは履かないかな…」という方もご安心ください。現在のスティルマーティンは、その伝統的な技術をベースに、驚くほど多彩な現代的ラインナップを展開しています。サーキット走行に対応したパフォーマンス・シリーズをはじめ、街乗りに最適なアーバン・シリーズ、特筆すべきは次世代のヤングライダーを守る本格的な子供用レーシングブーツまで作っているところ。
サーキットガチ勢から、週末の街乗りカフェレーサー、さらには親子で楽しむミニバイクレースまで、あらゆるライダーの足元をカバーする一大ブランドへと進化を遂げているのです。
お洒落はやっぱり足元から決めるのが鉄板⁉
バイクに乗る際、ジャケットやヘルメットにはこだわっても、ブーツはついつい後回しになりがちです。が、バイクとライダーが常に接しているステップまわりこそ、操作性と安全性を左右する最重要セクション。足元ひとつで、愛車に跨ったときの高揚感も、バイクを降りたときの佇まいも劇的に変わるはず。
「大人のバイクライフ」にふさわしい、上質でオシャレなフットウェアをお探しなら、ぜひスティルマーティンをチェックしてみてください。
一度その履き心地を味わえば、岩城さんが指名買いした理由が、きっと身体で理解できるはずですよ!
コンチネンタルはブラックのほかに、こちらのレッドもラインナップ。旧車にのる女性ライダーなんかにも似合いそう。
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