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日本人以上に日本車LOVE?! ホイールの造形なども見どころ!

【カスタム】CB750フォアのミニチュア版!? タイのミニモト愛好家が作り上げたオリジナルZ50モンキー!【メディア初公開】

【カスタム】CB750フォアのミニチュア版!? タイのミニモト愛好家が作り上げたオリジナルZ50モンキー!【メディア初公開】

2017年に名残惜しくも販売が終了してしまった50ccのMONKEY。今でも世界中のコアなファンに支えられ、人気のあるレジェンド的な1台だ。今回紹介するのは、そんなモンキーをこよなく愛する、タイ国で人気のカスタムブランド「Thai minimoto」によるCB750Fourのミニチュア版「Z50CBFour」だ。


●文/写真:高橋祐介(ヤングマシン編集部) ●衣装協力:Kushitani Thailand ●外部リンク:Thai minimoto

タイのカスタム愛好家が制作した日本LOVEなオリジナルカスタム!

Under125ccクラスが生活の要となっているタイ国。Monkey125やDAX125、CUBシリーズなどは日本と同じく趣味性の高さから、カスタムとして販売当初から人気だ。しかし、今回紹介する車両は、すでに生産終了してしまったMonkey(Z50系)をベースに製作したというこだわりの1台。その名もZ50CBFourだ!

まずは、「Thai minimoto」について少しだけ紹介しよう。最初は、タイ在住のバイク愛好家であるMikeさんが自身の趣味として高品質で希少なパーツを見つけることからスタート。週末のガレージ作業をしながら、ユニークなパーツやコレクターアイテムを自ら制作するようになり、2018年に設立したブランドだ。いわば、Appleを生んだスティープ・ジョブスのようなオーナーなのだ。

Mikeさんは日本製のバイクを多数所有しており、Monkey系をベースに、ホンダ系の旧車のデフォルメ化や、Bajaカウルなど自身の情熱で外装を制作している。完成された車両は外装キットとして、世界中に販売も行なっているのだ。

10インチホイールはこだわりのスポーク! 細部までの表現がスゴイ!

この「Z50CBFour」名前の通りCB750FourのKシリーズを参考に制作された車両なのだが、そのこだわりがとにかくマニアック。制作過程では、実際にKシリーズの車両を横に並べて、Monkeyのフレームサイズに落とし込むところからスタート。とくにガソリンタンクの形状には苦労したそうで、ステム周りに当たらない位置関係や、スケールダウンによる位置関係など一番時間がかかったそうだ。

そこから、オリジナルのシートを制作。実際にはひたり乗りは不可能なサイズだが、タンデムベルトも再現し、表皮のステッチやサイドモールもKシリーズをオマージュしている。

外装としては、ライトBOXは車体と同色に塗装され、テール周りと同様に旧車タイプの大型丸型ウインカーへ変更されている。メーターは2連メーターを装着するが、こちらは他車種を流用しており、タコメーター側はダミーになっている。こちらも、量産する可能性があるので、ぜひFace Bookをチェックしてみてほしい。

フロントフェンダーはスチール製で、フェンダーステーも再現している。フロントフォークは純正ライトマウントになっており、統一感を演出しているのだ。前後サスペンションもメッキ仕上げになっている。

また、エンジンまわりでも、Kシリーズを再現するために、純正エアクリーナーBOX部分にはお弁当箱形状のBOXを備える。こちらもキャブレターを変更したらスカスカになりがちなMonkeyの装飾としてのこだわりを感じる部分だ。両サイドのカウルもオリジナル形状とし、スリット部分やエンブレムもあしらわれる。

CBらしさを再現する上で、一番のポイントになっているのは、この前後スポークホイールだろう。サイズも大径化せずにあえて10インチを選択。タイヤサイズも前3.00-10・後3.50-10とスクーターなどでは定番のサイズだ。タイ国内で入手できるDEESTONE製のD795を装着。タイヤパターンがより旧車感を演出している。

サイズはノーマルのMonkey(Z50系)と変わらないが、タンクの全長があるため、シートが小型化されている。

ライトサイズやテールランプなどはMonkeyと同じサイズのものが使用されている。

メーターはクラシカルな2連メーター。こちらはまだ未完成とのこと。

K0シリーズのラインを再現したデザインはステッカーによるもの。

エアクリーナーBOXを再現したケース(ダミー)。

フロントはドラムブレーキだが、スポーク装着用のオリジナル品に変更されている。

リヤホイールもフロント同様にスポーク化。スイングアームがノーマルでも装着可能だ。

リヤフェンダーとタンデムバーはスチール製。雰囲気も当時に近づけている。

コンパクトにまとまったメーターまわり。強気の120km/h表示だ!

カラーは全3種類! 往年のCBカラーを再現している

CB750FourのK0仕様に整形された燃料タンクは容量5LとMONKEY125の純正タンク(5.6L)相当の容量を確保している。

設定されているカラーはCB750FourのK0カラーであったキャンディレッドとキャンディオレンジ、そして今回紹介しているキャンディブルーグリーンの3色。デカールとHONDAロゴは装着した状態で販売している。タンクキャップはオリジナルとなる。また給油コックは純正品を使用可能だ。

限りなく純正色に近づけたキャンディレッド。

キャンディオレンジはデカール部もこだわって配色を変更している。

家で飾っておきたくなる1台

この機会に跨らせてもらうことができたが、コンパクトなMonkeyの感じを残しつつ、しっかりCB750Fourの世界感が残っており満足のいく仕上りになっている。もちろん、より走りを意識してスポーティなカスタムをしても楽しいかもしれない。このサイズ感で街をトコトコ走れたら注目の的だろう。

このZ50CBFour仕様は外装キットとして購入もできるので、気になったらThai minimotoのFace Bookから問い合わせてみては!?

足つきはベースとなっているMonkey(Z50系)のためまったく問題なし(笑)。シートのスポンジが柔らかいので、沈み込みが大きいので、人間の軽量化が必要かもしれない。【ライダーは身長173cm/体重70kg】

Z50CBFour 主要諸元■全長1400 全幅620 全高900 最低地上高174 軸距980 シート高650(各mm) 車重66kg(乾)■エンジン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 排気量;124cc ガソリン供給方式:キャブレター トランスミッション:4速リターン 始動方式:キック/スターター併用 燃料タンク容量:5L■前後ブレーキ:ドラム タイヤサイズF=3.00-10 R=3.50-10

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