【新製品】ショウエイ(SHOEI)/アライ(Arai)からグラフィックモデル3種! 最新ヘルメット発売一覧〈2025年12月版〉

【新製品】ショウエイ(SHOEI)/アライ(Arai)からグラフィックモデル3種! 最新ヘルメット発売一覧〈2025年12月版〉

冬のボーナス商戦を前に、ライダーの物欲を刺激する新作ヘルメットが3種登場。ショウエイのシステム/ジェットヘルメットに、アライのフルフェイスと魅力的なモデルばかりだ。


●文:ヤングマシン編集部

上旬発売:アライ アストロGXオルロイ

アライヘルメットからは、ツーリングユースに特化したフルフェイス「アストロGX」のニューグラフィック「ORLOJ(オルロイ)」が12月上旬に登場する。この独特なネーミングとデザインのモチーフになったのは、チェコの首都プラハにある旧市庁舎の「天文時計(オルロイ)」だ。15世紀に建造され、ゴシック様式とルネサンス様式が混在する歴史的建造物をヘルメット上に再現している。

グラフィックはとても緻密で、時計の文字盤だけでなく、太陽や月、星座、そしてキリストの十二使徒が登場するからくり仕掛けの要素まで盛り込まれているという。カラーはシルバーとブラックの2色展開。機能美あふれる時計の意匠にアラベスク(唐草模様)を組み合わせることで、エキゾチックかつ重厚な雰囲気を醸し出している。

アストロGX自体も、「被りやすさ」を追求して間口を広げた設計や、乱気流を抑えるGTスポイラーなど、長距離走行の疲労を軽減する機能が満載だ。歴史の重みを感じさせるデザインを纏い、悠久のツーリングに出かけたくなる一品といえよう。価格は7万3700円だ。

月内発売:SHOEI J-Cruise 3 ACCONIC

SHOEIのオープンフェイス最新モデル「J-Cruise 3(ジェイ-クルーズ スリー)」には、日本の伝統文化をテーマにした「ACCONIC(アコニック)」が設定され、12月に発売される。特筆すべきは、3つのカラーバリエーションそれぞれが異なる「和柄」を採用している点だ。単なる色違いではなく、それぞれに込められた意味が異なるのが奥深い。

「ブルー×ブラック」には、弓矢の羽根をモチーフにした「矢絣(やがすり)」が描かれる。魔を祓う縁起物として知られる柄だ。「ブルー×ホワイト」は、円が無限に連鎖する「七宝繋ぎ(しっぽうつなぎ)」の中でも、花をあしらった「花七宝」を採用。

そして「ゴールド×ブラック」には、算木を崩したような幾何学模様の「三崩し(みくずし)」またの名を「網代編み」が施され、わび・さびを感じさせる渋い仕上がりとなっている。J-Cruise 3はシールド下端を長く設計して風の巻き込みを低減し、システム同様に専用インカムの装着にも対応する。和の心意気と最新の空力技術が融合した、大人ライダーにぴったりなモデルだ。価格は7万4800円となっている。

月内発売:SHOEI ネオテック3 BREEZE/FRAGMENTS

SHOEIのシステムヘルメットにおける最高峰モデル「ネオテック3」に2つの新グラフィックが追加される。ひとつは「BREEZE(ブリーズ)」。その名の通り「そよ風」をイメージしたモデルだ。

ホワイトとブラックをベースに、グラデーションが美しいライトブルーを配置。羽根のような意匠は優雅さを感じさせるが、前面の黒地部分では強めの風を表現しており、ライディング中の空気の流れを可視化したようなスピード感ある仕上がりだ。

もう一方の「FRAGMENTS(フラグメンツ)」は既存でブルー×ブラックが存在しているが、新たにベージュ×ブラックがラインナップされる。「断片」を意味する幾何学模様は、まるで砕け散ったガラスの破片のようだ。

新色のベージュはブロンズやシャンパンゴールドに近い色味で、ミリタリーテイストも漂う渋い配色となっている。ベースとなるネオテック3は、偏心軸を採用したフェイスカバーにより、全閉時の密閉性と静粛性が極めて高い。SENAやサインハウスのインカムをスマートに装着できる「SHOEI COMLINK」にも対応しており、旅の相棒としての実力は折り紙付きだ。価格は9万1300円となっている。

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