
カワサキは、欧州&北米で先行発表された2026年モデルの「ニンジャZX-10R」をベースとしたレース専用モデルを受注期間限定で2025年11月21日に予約受付を開始した。車両の店舗納入は2026年3月上旬以降の予定だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
大型ウイングレット装備とともに戦闘力を向上!
カワサキは欧州と北米で「ニンジャZX-10R」シリーズの2026年モデルを発表。サーキットパフォーマンスと公道での実用性を両立するスーパースポーツがさらなる進化を遂げている。日本国内向けのモデルは2026年夏頃に発売を目指すとのアナウンスもあった。
これに先立ち、レース/サーキットユーザーに向けた「Ninja ZX-10R レース専用モデル」が国内向けにリリースされる。受注期間は2025年11月21日(金)~12月16日(火)であり、販売可能台数上限に達し次第、受注を早期終了する可能性もあるという受注期間限定発売だ。
レース専用モデルのベースになっているのはアメリカ・カリフォルニア仕様で、ABSは非搭載。車名からお分かりのとおり公道走行は不可であり、ナンバー取得用の書類も発行されず、保証(クレーム)の対象外である。
2026年モデルは新しいフロントフェイスとともに大型ウイングレットを採用。これにより従来よりもダウンフォースを25%向上(ドラッグの上昇は0.3%に抑えた)し、コーナリング時のフロントエンドの接地感とコントロール性が高められた。
前年モデルと比較すると変化がよくわかる。※レース専用モデルとはカラーリングが異なる
フロントフェイスのみならず、ボディワークのフェアリングデザインは全面的に再設計され、フロントからリヤにかけて流れるようなウェッジ(クサビ)形状を描く。サイドカウルは面積を拡大してフロントのボリューム感を増し、スーパースポーツのパフォーマンスをデザイン面からも強調する。
コーナリング中のエアロダイナミクス。※レース専用モデルとはカラーリングが異なる
コーナリング時の接地感や高速域の安定性を向上した2026年モデル
新しいウイングレットによって増加したダウンフォースを最大限に活かすだめ、シャシーとサスペンションには調整が加えられた(数値はいずれも北米公道仕様の発表値)。
ヘッドパイプからスイングアームピボットまで直線的につながるアルミ製ツインスパーフレームは従来を踏襲しながら、フォークオフセットを変更(数値は未発表)してトレールを短縮して素早い方向転換を可能に。またスイングアームピボット位置は2mm高くなり、加速時の後輪トラクションを向上した。特にフルバンク後のリヤからマシンを操る「セカンダリーコーナリングフォース」が強化されているという。
サスペンションはスーパーバイク世界選手権のファクトリーレーサーからフィードバックを受け、フロントにはφ43mmのSHOWA製BFF(バランスフリーフロントフォーク)を採用。フォークの突き出しを従来の3mmから1mmに変更し、前車高をやや上げることでライダーの前傾を緩和。もちろん減衰力の設定も最適化されている。
リヤはホリゾンタルバックリンク式のサスペンションにSHOWA製BFRC(バランスフリーリアクッション)ショックを組み合わせ、スプリングレートは従来の95N/mmから92.5N/mmに変更することでピッチングモーションをより有効に使いやすくなった。
このほか、より精緻なトラクションコントロールやクイックシフターと連携する電子制御スロットルバルブ(ETV)や、IMU(慣性計測ユニット)ベースの電子制御システム、高性能なツインチューブ構造のオーリンズ製ステアリングダンパー、スマートフォン連携にも対応する先進のTFTディスプレイなどを備えている。装着タイヤはブリヂストンが発表したばかりの最新ハイグリップストリートタイヤ「BATTLAX RACING STREET RS12」だ。
KAWASAKI Ninja ZX-10R[2026 RACE model]
●価格:209万円 ●受注期間:2025年11月21日(金)~12月16日(火) ●店舗納入時期:2026年3月上旬より順次
主要諸元■全長2085 全幅750 全高1180 軸距1450 シート高825(各mm) 車重208kg■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 出力&トルク未発表 変速機6段 燃料タンク容量17L■ブレーキF=φ330mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ220mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ※諸元は北米カリフォルニア仕様
KAWASAKI Ninja ZX-10R[2026 RACE model]メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックスパークブラック(GY1)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI] | レース)
2025モトクロス世界選手権チャンピオンが全日本に参戦! 株式会社カワサキモータースジャパンは、2025年11月1日(土)・2日(日)スポーツランドSUGO(宮城)で開催される第63回 MFJ-GP […]
『鈴鹿8時間耐久ロードレース選手権』を初めて観戦した模様を動画に収録 この動画では、若月さんが鈴鹿サーキットの熱気に包まれながら初めて目の当たりにするロードレースの“速さ”や“迫力”に驚き、感動する姿[…]
スーパースポーツ好きが多い鈴鹿8耐会場だけに、Ninja ZX-6Rプレゼントが話題に 開催中の鈴鹿8耐“GPスクエア”にあるカワサキブースでは、最新Ninja ZX-6Rを壇上に構え、8月末まで実施[…]
常識を塗り替えた最強の空冷Z いまやレーサーやスーパースポーツ車はもちろん、スポーツネイキッドでもメジャーなアルミフレーム。しかしその源流は、いちコンストラクターが作ったマシンにあった…。 モリワキエ[…]
現代の耐久レーサーはヘッドライト付きのスーパーバイクだが…… 近年の耐久レーサーは、パッと見ではスプリント用のスーパーバイクレーサーと同様である。もちろん細部に目を凝らせば、耐久ならではの機構が随処に[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI] | 新型スーパースポーツ)
新しい顔にウイングレットも装備! カワサキモータースジャパンは、海外で先行発表していた「ニンジャZX-10R」と「ニンジャZX-10RR」の2026年モデルを今夏に発売予定と発表した。サーキットパフォ[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 上位陣の顔ぶれは強固だ。ヤマハやスズキのタンク容量が大きいスポーツモデルが上位を占める一方で、ホンダのグロムやモンキー125といった高燃費モデルもランクイン[…]
2月14日発売:カワサキ Z1100 / Z1100 SE 自然吸気Zシリーズの最大排気量モデルとなる新型「Z1100」および「Z1100 SE」がいよいよ2月14日に発売される。排気量を1099cc[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転可 バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
人気記事ランキング(全体)
憧れのレトロバイク、でも「維持費」と「トラブル」が心配…そんな悩みを一掃する新星が登場 大型バイクは重くて車検も面倒。かといって中古のレトロバイクは故障が怖いし、維持費も馬鹿にならない。そんな悩みを抱[…]
穏やかでない社名は南北戦争に由来。人種差別の意図はないと断言 1991年、成功を収めた弁護士、マシュー・チェンバースが興したバイクメーカー、コンフェデレート。和訳すると「南軍」を意味する社名は、創業地[…]
今回の超音波洗浄はエンジンの汚れ落とし これまで超音波洗浄機は、「チェーン」や「キャブレター」などの洗浄に使ってきました。 数々の汚れを落としてきたその実力はすでに折り紙つき。それでいて扱いはとても簡[…]
ライダーの使い勝手を徹底的に考えて作られたコンパクトナビ 株式会社プロトが輸入、販売するバイク用ナビゲーション「ビーライン モト2」は、ライダーの使用環境に最適化された専用設計モデルである。一般的なカ[…]
ミリ単位の取付位置設定でタンクからテールまで一本線を通すカウルキット 「究極のライダーのために」をコンセプトに世界の二輪パーツメーカーと共同で逸品を開発するというNaps Sportsの方針に沿い、今[…]
最新の投稿記事(全体)
バイクは首都高に乗れなくなる⁉ ETC専用入り口化が爆速激増中! 2026年3月、うがちゃんこと宇賀なつみさんをキャラクターにした首都高速道路株式会社のTVCMが大量に放映されていました。 内容は、首[…]
生産終了から数年後に王道と派生の立場が逆転 冒頭からこんなことを言うのも何だけれど、’82~’83年に販売されたZ1000R1/2、通称ローソンレプリカは、カワサキにとっての王道路線ではなく、現役時代[…]
重いバイクに疲弊する日々の”回答”は海を越えた先にあった 「休日に大型バイクをガレージから引っ張り出すのが、なんだか億劫になってきた」。そんな悩みを抱えるライダーは少なくないはず。車検費用やタイヤ代と[…]
TOYA3連覇のH-D福岡・嶋崎智氏が日本代表 世界一のハーレーメカニックの称号を手にするべく、ハーレーダビッドソン福岡の嶋崎智(しまざきさとる)氏が日本代表としてのプライドを胸に『第1回インターナシ[…]
長時間のライディングで生じる手のひらへの摩擦・負担に対応した保護具 JOOVパームプロテクター(JOOV Palm Protector)は、伸縮性キネシオロジーテープ素材を採用した使い捨て型の手のひら[…]
- 1
- 2


































