
困りますよね~、突然現れる特殊ボルト。凹んでいたり、異形だったり。そこでこの記事では「大きな六角穴付きボルト」を専用工具なしで外してみた方法をご紹介します! 手持ちにちょうどいい工具がない、でもなんとかしたい。そんなときには、ホームセンターで手に入る代用品を試してみましょう。見た目さえ気にしなければ、安くて簡単にアレンジもできちゃいます!
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか?
今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。
バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロードバイク「DT50」のフロントフォークのオーバーホールをしていた時のこと。
分解しようとしてインナーチューブのトップ部分を見てみたら…トップのキャップがでっかい六角の穴!!
えっ、なぜ凹んでいる?普通だったら凸の六角になってるトコですよね。ハンドルとの隙間もあるし、普通ので良かったのに、なぜこの形状にする必要性があったのでしょうか。古いバイクあるあるではありますが、これは困ったぞ?
適応する工具を持ってないぞ?
手持ちの六角レンチをかき集めてみても適応するサイズがない。だって、ふだん使う大きさじゃないですもんねぇ。手持ちの一番太いやつでもコレ。ひと回り、いやふた回り大きさが違いますな。
当然ですがこれを回すための工具は、あります。工具屋さんならちゃんと用意されています。これがもし日常的に使うサイズだったら買って置いおいても損はないものだけども、デカい工具って場所も食うし、第一お値段もビッグサイズになってしまうもの。滅多に使わない工具を買っておくほど工具箱も財布も大きくないのですよ(とほほ)。
正規品はあるけど、高い。でかい。重い。
ならば出でよ! 代用品
というわけで、こんな時はチープな邪道に走るのです。こんなこともあろうかと常備しているのがコレ(↓)。
「高ナット」!! 通常のナットと違って高さがあるから高ナット(ひねりなしの名称!)。またの名を「長ナット」ともいいますね。この高ナットはナットの一種なので当然ながら規格があり各種サイズが揃っています。ホームセンターのボルト売り場に行けば、かなりの確率で買うことができるはずです。
ちなみに今回は中のねじ穴には用はない。大切なのは六角の外側なのだ。これを六角穴に入れてみると・・・ほら、ジャストフィット!!
こうなればシメたもの。スパナを使えば簡単に外すことができました!!
実はこれ珍しいことではなくて、工場などの作業では割と使われる方法です。サイズにマッチした六角レンチを持っていたとしても場合によってはこの高ナットを使うこともしばしば。
というのも、正規の工具からすれば強度もないので痛みやすいのですが、なにせ高ナットは安価で手に入り交換が効くうえ、回すための工具も使いやすいのです。スパナでも使えるし。当然ソケットレンチも使用可能。通常工具で回せるので上からでも横からでも斜めからでも回せちゃう。めちゃ便利!
そして何より、この高ナットをベースにして自作工具が作りやすいというのも大きな特徴なのです。溶接しちゃえば専用工具も簡単に作れちゃうわけですよ。
各種サイズ備えあれば憂いナシ!
見た目がチープなのは難点ではありますが、それさえ気にならなければいざという時にとても役立ってくれます。手持ちの六角レンチやソケットを超えるサイズのものをいくつか揃えておけば、いざという時にとても役立ちますよ~!
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
創始者のカルロ・グッツィが愛情を注ぎこんだエンジン そもそも、モトグッツィの創業は1920年に試作モデル「G.P.」を作り上げたタイミングまで遡れます。初手から「メトロノームのように正確なエンジン」と[…]
充電状況確認の基本は電圧と電流 長期不動だったGSX1100Sに搭載されたバッテリーは、1970〜90年代のビッグバイクの定番・14L-A2タイプ。始動確認はジャンプコードで接続した外部バッテリーで行[…]
オイル三大思想バトル エンジンオイルの種類って、すっごく多くてどれにしようか? と迷ったことはないでしょうか。どこのメーカーの、どんなグレードのオイルを買えばいいのか? とにかく種類が多すぎて、とくに[…]
ローフリクションケーブルからスタートして、クラッチやキャブレターパーツにも進出 1台のバイクの部品はすべてバイクメーカーが作るわけではなく、サスペンションやホイールなど、それぞれの専業メーカーが製造す[…]
開口幅調整不要でピッタリフィット。潰れたネジを掴める縦溝付き 通常のウォーターポンププライヤーは掴む相手に合わせてあらかじめ開口幅を調整する必要があるが、この製品は最大開口幅のままグリップを握るだけで[…]
最新の関連記事(工具)
開口幅調整不要でピッタリフィット。潰れたネジを掴める縦溝付き 通常のウォーターポンププライヤーは掴む相手に合わせてあらかじめ開口幅を調整する必要があるが、この製品は最大開口幅のままグリップを握るだけで[…]
バイク整備は、だいたい汚れとの戦いから始まる バイク整備をしていて、より深く分解していくと避けて通れないのがグリスやオイルの汚れです。今回の場合は古いモンキーのフロントフォーク。オイルは入っていない代[…]
エンジンがかからなくなった! うちの次男が乗るリトルカブくん、最近どうにもエンジンのかかりが悪いのです。どうやら、ちょっと興味深い始動不良のトラブルに見舞われてるっぽいのです。 「ガソリンタンク」・・[…]
バイクいじり全般で使い勝手の良いスタンダードサイズ 自社内の多段鍛造設備で同じブランク材から鍛造するため、スタンダートサイズの全長は6角/12角/サーフェイスとも開口部5.5〜13mmは全長26mm、[…]
バイク置き場を有効活用できる。掛けてから移動できるリアスタンド バイクとの接点は、スイングアーム下から支える付属のL形アタッチメントか、スイングアームに取り付けたスプールに引っかける別売りのV形アダプ[…]
人気記事ランキング(全体)
ネズミに齧られ……てはいなかった(ホッ) 「いい匂い……」 「安全第一で組み立てるぞ」 1982年に製造され、それから40年にもわたって箱入りのままになっていた新車のFT500を買ってきたのは、おなじ[…]
第1位:ワークマン「ペルチェベストPRO2」 猛暑を戦うライダーの救世主となったのが、ワークマンの「アイス×ヒーターペルチェベストPRO2」だ。最新の3代目モデルではペルチェデバイスが5個に増強され、[…]
戦国武将なみの知略でフォードV8をゲット パンテーラが発売された1971年、実はフォードがデ・トマソの株式を84%も買い取っていました。これは敵対的買収とはいささか違い、創業者のアレハンドロ・デ・トマ[…]
マーヴェリック号の燃料タンク右側ステッカー エンタープライズに配属された部隊 赤いツチブタは、「アードバークス」の異名を誇る米海軍「第114戦闘飛行隊(VF-114)」のパッチ。1980年代には第1作[…]
36年の“時間”を感じる仕上がり カウルが紫外線で退色し、くすんだトーンだが、じつは緑青を用いたペイント。擦れて色が剥げ落ちた箇所も塗装だ。車体右側のエンジンケースカバーやサイドカバー、マフラーには転[…]
最新の投稿記事(全体)
進化が止まらない! 核となる「TRシリーズ」エンジンの実力 トライアンフの400ccラインナップを支えるのは、一から設計された「TRシリーズ」エンジンだ。この398ccの水冷単気筒DOHC4バルブエン[…]
創始者のカルロ・グッツィが愛情を注ぎこんだエンジン そもそも、モトグッツィの創業は1920年に試作モデル「G.P.」を作り上げたタイミングまで遡れます。初手から「メトロノームのように正確なエンジン」と[…]
日本人MotoGPライダーとして活躍中のMoto2チャンピオン・小椋藍選手によるトークショー&サイン会が2026年1月12日に開催される。 午前と午後では異なる会場での開催だ。まず10時~12時はナッ[…]
1位:【SCOOP!】逆襲のスズキ、MotoGP復帰の可能性 スズキが2027年のレギュレーション改定に合わせ、850ccでMotoGPへ復帰するとの衝撃スクープだ。生産終了したGSX-R1000/R[…]
機敏なスポーツモードと安定感のある旋回性能 ʼ25年の全日本ロードレース選手権では、J-GP3クラスで自己最高のシリーズランキング3位を獲得。応援ありがとうございました!! このシーズンオフは、「奥の[…]
- 1
- 2














































