
スズキは、2024年1月にブランニュー発売したクロスオーバーモデル「GSX-S1000GX」に色変更を施し、2025年3月14日に発売すると発表した。2005年型のGSX-R1000に由来する4気筒エンジンを搭載し、スズキ量産2輪車では初めて電子制御サスペンションを採用。国内仕様はETC2.0車載器も標準装備だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
GSX-R1000由来の4気筒スポーツツアラーにアドベンチャーの自由度を融合
スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の4気筒エンジンを搭載するクロスオーバーツアラー「GSX-S1000GX」の2025年モデルを発表した。
エンジンをはじめGSX-S1000シリーズと基本を共有する車体にを電子制御のスズキアドバンスドエレクトロニックサスペンション(SAES)を組み合わせ、リラックスしたライディングポジションやタンデム/積載も考慮した大型シートなどを採用。アドベンチャー風味のデザインながら前後ホイールサイズは17インチを履く。
2025年モデルの主な変更点はカラーリングと価格で、パールマットシャドーグリーンに変わってキャンディダーリングレッドが登場した。価格は6万6000円アップの205万7000円だ。主な諸元に変更はない。
左右2眼のポジションライトに縦2眼配置の六角形モノフォーカスLEDヘッドライトを組み合わせたアグレッシブなフロントフェイス、スズキの二輪車で初採用したスズキアドバンスドエレクトロニックサスペンション(SAES)、かつてスズキが先鞭をつけたパワーモード切替システムの最新版「SDMS-α」、双方向クイックシフト、クルーズコントロール、モーショントラックブレーキシステム、スロープディペンデントコントロールといった装備は従来型から継承。6.5インチTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイ、メーター左側のUSB充電ポート、国内仕様専用装備のETC2.0車載器も標準装備だ。
フロントフォークは左側にダンピングカートリッジを内蔵するセパレートファンクションタイプ。リヤショックはユニット上部にソレノイドバルブ、外部にモーターユニットを持つ。
GSX-S1000シリーズおよびVストローム1050によるライディングポジション比較。
SUZUKI GSX-S1000GX[2025 model]
車名 | GSX-S1000GX |
型式 | 8BL-EK1AA |
全長×全幅×全高 | 2150×925×1350mm |
軸距 | 1470mm |
最低地上高 | 155mm |
シート高 | 830mm |
装備重量 | 232kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 998cc |
内径×行程 | 73.4×59.0mm |
圧縮比 | 12.2:1 |
最高出力 | 150ps/11000rpm |
最大トルク | 10.7kg-m/9250rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 19L |
WMTCモード燃費 | 17.0km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 190/50ZR17 |
ブレーキ前 | φ310mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | シングルディスク+1ポットキャリパー |
価格 | 205万7000円 |
色 | 赤、青、黒 |
発売日 | 2025年3月14日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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