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[画像 No.48/58]「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」

スイングアーム|モリワキ|ZERO X-7|「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」
モリワキが1985年の全日本F1を戦うZERO X-7(ホンダCBX750エンジンのアルミフレーム車)などに投入したメカニズム。見ての通り、リヤショックがスイングアームを貫通している。当時の記事には「サスの支点をできるだけ下に置き、振られたときの収まりや安定性を得ることと、ショックユニットを前傾させる効果を、ユニットを直立させたまま得られダンパー油面が安定する」とある。リヤ2本サスに拘っていたモリワキらしいメカだ。
1970年代は単なる鉄の丸棒だったスイングアーム。しかし操縦安定性の理論が進化するとともに、角形やアルミ、そして異型へと素材や形状は変化を続け、2024年に登場したドゥカティの新型パニガーレV4では“なんじゃこりゃ!”と声が出そうな穴開きの超斬新形態に…。操安だけでなく、デザインにも大きな影響を与えるこのパーツを、バイク開発のプロの解説で学んでみよう。 目次 1 剛性を求め丸から角へ。そしてしなり […]