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[画像 No.46/58]「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」

スイングアーム|カワサキ|H2R|FUBAR|フーバー||「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」
1972年に発売された市販レーサー・カワサキH2R(エンジンは空冷2スト3気筒の750SS)をベースに、USカワサキが開発したのが上下2本のスイングアームを持つ“フーバー”。理論的にはスイングアームをとても長くしたのと同じ効果があり、ピーキーな出力特性によるウイリーやテールスライドを抑制するための策だった。1973年に登場し、1975年に登場した水冷3気筒レーサーのKR750でも使用された。
1970年代は単なる鉄の丸棒だったスイングアーム。しかし操縦安定性の理論が進化するとともに、角形やアルミ、そして異型へと素材や形状は変化を続け、2024年に登場したドゥカティの新型パニガーレV4では“なんじゃこりゃ!”と声が出そうな穴開きの超斬新形態に…。操安だけでなく、デザインにも大きな影響を与えるこのパーツを、バイク開発のプロの解説で学んでみよう。 目次 1 剛性を求め丸から角へ。そしてしなり […]