記事へ戻る

[画像 No.44/58]「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」

|「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」
市販車では補強がスイングアームの上なのに、それをベースとするレーシングマシンは、なぜか補強が下側の“下ヤグラ”に変更される例が多い。モトGPマシンも下ヤグラだし…。「おもな理由は大容量の燃料タンクに換装されることの対策。シート下までタンクが伸びるため、上ヤグラだと干渉してしまう」意外とシンプルな理由だった?! (写真はともにYZF-R1で、左が市販車、右が世界スーパーバイク選手権を走るヤマハのファクトリーマシン)。
1970年代は単なる鉄の丸棒だったスイングアーム。しかし操縦安定性の理論が進化するとともに、角形やアルミ、そして異型へと素材や形状は変化を続け、2024年に登場したドゥカティの新型パニガーレV4では“なんじゃこりゃ!”と声が出そうな穴開きの超斬新形態に…。操安だけでなく、デザインにも大きな影響を与えるこのパーツを、バイク開発のプロの解説で学んでみよう。 目次 1 剛性を求め丸から角へ。そしてしなり […]