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[画像 No.18/58]「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」

スイングアーム|ZX-25R|カワサキ|「50年でここまで変わるか?」プロが解説! スイングアームの理論と歴史「見た目も中身も全然違う」
板材をプレス整形して溶接で組み上げており、デザイン性と剛性バランスを両立させつつ、作り込める余地がもっとも高い。鉄製もアルミ製もあるが、後者は軽量なのはもちろん、鋳造品よりもしなりの特性が良く、しなやかな乗り味を作り込みやすい。しかしコストはもっとも高いため“スイングアームの王様”とでも言うべき存在か(写真は鉄製プレスのカワサキ・ニンジャZX-25R)。
1970年代は単なる鉄の丸棒だったスイングアーム。しかし操縦安定性の理論が進化するとともに、角形やアルミ、そして異型へと素材や形状は変化を続け、2024年に登場したドゥカティの新型パニガーレV4では“なんじゃこりゃ!”と声が出そうな穴開きの超斬新形態に…。操安だけでなく、デザインにも大きな影響を与えるこのパーツを、バイク開発のプロの解説で学んでみよう。 目次 1 剛性を求め丸から角へ。そしてしなり […]