
ホンダは欧州で、「CRF1100Lアフリカツイン」および「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ」の2025年モデルを発表した。主要スペックに変更はなく、ともにニューカラー&グラフィックを採用している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
全カラーバリエーションに変更アリ
ホンダは欧州で、フラッグシップアドベンチャーモデル「CRF1100Lアフリカツイン」および「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ」の2025年モデルを発表。主要諸元はそのままに、両車とも新しいグラフィックが与えられた。
欧州仕様のアフリカツインは、機械式サスペンションのスタンダード仕様と走行中にリヤスプリングのプリロード調整も可能なSHOWA製電子制御サスペンションを備えたESをラインナップ(日本仕様は機械式サスペンションのみ)。
前輪19インチホイールおよび容量24.8Lのビッグタンクなどを装備するアフリカツイン アドベンチャースポーツには電子制御サスペンションを標準装備する。
また、両バリエーションモデルに6速MTまたはDCT(デュアルクラッチトランスミッション)をラインナップしている。
2025年モデルのCRF1100Lアフリカツインには、グランプリレッド(グラフィック改訂)、マットバリスティックブラックメタリック(新たに赤の差し色)、ESバージョンにのみラインナップのトリコロールことパールグレアホワイト(グラフィック改訂)と3つのカラーバリエーションを用意。
CRF1100Lアフリカツインアドベンチャースポーツには、専用カラーのマットイリジウムグレーメタリック(新色)、トリコロール(グラフィック改訂)の2カラーをラインナップする。
欧州におけるアフリカツインシリーズは、2016年に新設計の並列2気筒エンジンを搭載して復活して以来、欧州全土で10万4000台を超える台数が販売され、常にホンダのベストセラーのトップ3にランクイン。2016年から2023年までの8年間のうち6年間でトップセラーになっている。
HONDA CRF1100L AFRICA TWIN (MT/DCT)[2025 model]
HONDA CRF1100L AFRICA TWIN (MT)[2025 model]Grand Prix Red
HONDA CRF1100L AFRICA TWIN ADVENTURE SPORT DCT[2025 model]Matt Iridium Gray Metallic
HONDA CRF1100L AFRICA TWIN ADVENTURE SPORT (MT/DCT)[2025 model]
HONDA CRF1100L AFRICA TWIN ADVENTURE SPORT DCT[2025 model]Pearl Glare White
車名 | CRF1100Lアフリカツイン/DCT(MT/DCT) | CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ/DCT |
全長×全幅×全高 | 2330×960mm×1485mm | 2305×960mm×1475mm |
軸距 | 1575mm | 1570mm |
最低地上高 | 250mm | 220mm |
シート高 | 870/850mm | 840/820mm |
キャスター/トレール | 27°30′/113mm | 27°30′/106mm |
装備重量 | MT:231kg/DCT:242kg /ES MT:233kg/ES DCT:244kg | MT: 243kg/DCT: 253kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ | ← |
総排気量 | 1084cc | ← |
内径×行程 | 92×81.5mm | ← |
圧縮比 | 10.5:1 | ← |
最高出力 | 102ps/7500rpm | ← |
最大トルク | 11.4kg-m/5500rpm | ← |
始動方式 | セルフスターター | ← |
変速機 | 常時噛合式6段リターン/DCT | ← |
燃料タンク容量 | 18.8L | 24L |
WMTCモード燃費 | 20.5km/L | ← |
サスペンション前 | SHOWA製φ45mm倒立フォーク /SHOWA製φEERA 45mm倒立フォーク (ホイールトラベル230mm) | SHOWA製φEERA 45mm倒立フォーク (ホイールトラベル210mm) |
サスペンション後 | SHOWA製モノショック /SHOWA製EERA モノショック (ホイールトラベル220mm) | SHOWA製EERA モノショック (ホイールトラベル200mm) |
ブレーキ前 | φ310mmダブルディスク +4ポットキャリパー | ← |
ブレーキ後 | φ256mmダブルディスク +1ポットキャリパー | ← |
タイヤサイズ前 | 90/90-21 | 110/80R19 |
タイヤサイズ後 | 150/70R18 | ← |
価格 | ── | MT: 194万7000円/DCT: 205万7000円 |
車体色 | Grand Prix Red Matt Ballistic Black Metallic Pearl Glare White “Tricolore”(ESのみ) | Matt Iridium Gray Metallic Pearl Glare White “Tricolore” |
HONDA CRF1100L AFRICA TWIN (MT)[2025 model]純正アクセサリー装着車
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(新型アドベンチャー/クロスオーバー/オフロード)
KLX300はKXイメージのシャープな最新デザインに新グラフィック&色変更 日本では2016年5月15日にファイナルエディションが発売されたデュアルパーパスモデル「KLX250」だが、北米では2021[…]
2024年登場の「KLX230S」「KLX230SM」に続く新バリエーション KLX230プラットフォームに新顔が登場した。北米で発表されたのは、「KLX230 DF ABS(DF)」と「KLX230[…]
ドゥカティ初の単気筒モタードモデル モタードモデルといえば、通常はオフ車の派生モデルとして作られるが、この「ハイパーモタード698モノ」は、ロードスポーツキャラに100%振りきって、車体剛性も高めに設[…]
ツーリングでの安心感と操縦性にさらなる磨き! 3月下旬には、大阪と東京で毎年恒例のモーターサイクルショーが開催され、いよいよ春本番。東京のほうの土日には、私もいくつかのブースでトークショーに出演しまし[…]
正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4SM」を発[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
幻のヤマハロータリー〈RZ201〉 1972年東京モーターショウの最大の話題は彗星のように登場したこのローターリー車だ。水冷・横置きツインローターを搭載、また前輪とともに後輪にもディスクブレーキを採用[…]
2025年10月末をもって現行50ccバイクの継続生産ができなくなることを受け、各バイクメーカーは50cc原付から110~125ccを出力4kW以下に制御した新基準原付、いわゆる新原付の導入に向かうこ[…]
PG‐1の国内導入がオフロードのヤマハを復活させる!? 国内の原付二種市場は、スーパーカブやモンキーなどのギヤ付きクラスはもちろん、PCXなどのスクーターを含めて長らくホンダの独壇場となっている。そん[…]
『Wheels and Wavesフェスティバル』にカスタムマシン×11車を展示 6年目を迎えたHondacustoms(ホンダカスタムズ)、過去にはCB1000Rやレブル、CL250/CL500、モ[…]
なぜ「ヨンフォア」は伝説なのか Honda CB400FOUR、通称「ヨンフォア」は、日本のバイク史の中で今も特別な輝きを放つ一台だ。1974年に登場したヨンフォアは、その流れるように美しいスタイルと[…]
人気記事ランキング(全体)
Z1、GPz900R、Ninja ZX-9Rから連なる“マジックナイン”の最新進化系 カワサキは、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」[…]
涼しさの心臓部。それは「素材」と「構造」の魔法的組み合わせ うだるような暑さと、じっとりと肌にまとわりつく湿気。毎年繰り返されるこの季節に、多くの人が少しでも快適に過ごせる服を探し求めている。そんな中[…]
『Wheels and Wavesフェスティバル』にカスタムマシン×11車を展示 6年目を迎えたHondacustoms(ホンダカスタムズ)、過去にはCB1000Rやレブル、CL250/CL500、モ[…]
左右2本出しマフラーやベルトドライブ、6速ミッションも採用 ヒョースンモータージャパンは、水冷124.7cc・V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーモデル「GV125Xロードスター」を発売する。 挟み[…]
アメリカは”英国車マニア”多し! この1956年製MGAはご覧の通り左ハンドルで、最初から北米仕様だったもの。そもそも、アメリカは英国車マニアが数多く存在しており、1950年代どころか1930/194[…]
最新の投稿記事(全体)
ライダーが抱く「ヘルメットの悩み」を解消するために誕生 デルタから発売される高機能ヘルメットスタンドは、多くのライダーから寄せられた「こんな製品があったらいいな」を形にした、実用性とデザイン性を兼ね備[…]
「パンヘッドのチョッパーに乗りたい」理想像を具現化 目の肥えたファンが集まるカスタムショーに大きなブースを構え、絶え間なくハイレベルな作品を発表し続ける遠藤自動車サービス。その確かな技術力/信頼性の高[…]
2023年モデル:400クラス唯一のクルーザーとして復活 発売は2023年4月25日。先代となるエリミネーター400から実に15年ぶりの登場で、エリミネーター/SEの2グレード展開だった。 ニンジャ4[…]
日本を代表するツーリングロードのティア表だっ! 「次のツーリングは、どこへ行こう?」 そんな嬉しい悩みを抱える全てのライダーに捧げる、究極のツーリングスポット・ティア表が完成した。 ……いや、そもそも[…]
フレンドリーさも持ち合わせていた名機’89 NSR250R 1986年に初登場した2ストロークレーサーレプリカの名車、NSR250R。登場から30年以上が経過した現在でも、型式を問わず根強い人気を誇っ[…]
- 1
- 2