
ホンダは、CRF1100Lアフリカツインと心臓部を共有するシンプルなツーリングマシン「NT1100」にニューカラーを設定し、2023年11月24日に発売すると発表した。価格は1万1000円上昇し、169万4000円に。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
DCT搭載で快適なロングツーリングが可能
アフリカツインの270度クランク並列2気筒エンジンをフレームをベースに、オンロード向け前後17インチホイールや大型カウルを装備したロングツーリングモデル「NT1100」に新色のレッドが登場した。
NT1100の日本仕様はDCT=デュアルクラッチトランスミッションのみの設定で、クラッチ操作不要の快適な走りが身上。ギヤシフト操作は手動も自動も可能。
手動で5段階に高さ調整可能なウインドスクリーンやクルーズコントロール、5つのライディングモード、3段階+OFFのホンダセレクタブルトルクコントロール(トラクションコントロールに相当)など、安心快適な装備が満載だ。
6.5インチタッチパネル式の液晶メーターは、スマートフォンとUSB接続することでアップルカープレイやアンドロイドオートが仕様できる。また、Bluetoothも採用しており、ヘッドセットなどと接続も可能だ。
車体色は従来あったグレーが継続され、ブラックが廃止される代わりに新色のレッドがラインナップに加わる。
ホンダ NT1100 のカラーバリエーション
HONDA NT1100[2023 model]キャンディークロモスフィアレッド
HONDA NT1100[2023 model]キャンディークロモスフィアレッド
HONDA NT1100[2023 model]マットイリジウムグレーメタリック ※継続色
ホンダ NT1100 のスペック
車名 | NT1100 |
型式 | 8BL-SC84 |
全長×全幅×全高 | 2240×865mm×1360~1525mm |
軸距 | 1535mm |
最低地上高 | 173mm |
シート高 | 820mm |
キャスター/トレール | 26°30′/108mm |
装備重量 | 248kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ |
総排気量 | 1082cc |
内径×行程 | 92.0×81.4mm |
圧縮比 | 10.1:1 |
最高出力 | 102ps/7500rpm |
最大トルク | 10.6kg-m/6250rpm |
始動方式 | セルフスターター |
変速機 | 電子式6段変速(DCT) |
燃料タンク容量 | 20L |
WMTCモード燃費 | 19.3km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 169万4000円 |
色 | 赤、灰 |
発売日 | 2023年11月24日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
アドベンチャースポーツは前輪19インチでオンロードに軸足を移す ホンダは欧州で、2024年モデルで進化した「CRF1100Lアフリカツイン」および「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポー[…]
「レブル1100T」は1色、「レブル1100」は2色の設定 ホンダは、海外で先行発表されていた「レブル1100(REBEL 1100)/デュアルクラッチトランスミッション(DCT)」のニューカラーおよ[…]
急かされたくない、でも走りの楽しみは忘れていない! ホンダは、アフリカツイン系のユニカム1082cc並列2気筒エンジンを搭載するカフェレーサスタイルのニューモデル「ホーク11(HAWK 11)」を、1[…]
【テスター:丸山浩】自身の主導団体"ウィズミー"会長/YouTubeチャンネル"MOTORSTATION TV"の司会/ヤングマシンのメインテスターを務めつつ、オンオフ2輪4輪問わずレースに参加するモ[…]
革命的装備も価格差はヒトケタ万円以内?! スーパースポーツ系を除くと唯一の国産ミドル直4スポーツ・ホンダCBR650R/CB650Rに「電子式クラッチ」が導入される見込みだ。ホンダは2022年11月に[…]
最新の関連記事(新型スポーツ&ツーリング)
新型トレーサーでACCとY-AMTが融合! 今回のビッグチェンジで色々機能が追加されたり改変を受けているトレーサー9 GT+ Y-AMTではあるが、何はともあれ書くべきは前走車追従型のクルーズコントロ[…]
以前、Honda E-Clutchを開発した方々にインタービューしたとき「最初はHonda E-Clutchなんていらないと思っていたけれど、一度乗ったら考えが変わった」という話をお聞きしました。 じ[…]
初代はスポーツモデル:GL1000【1975年モデル】 1970年代当時、巨大なアメリカ市場を独り占めしていた英国車をCB750フォアで一蹴したホンダだったが、Z1とそれに続く競合車の登場でシェアを奪[…]
専用ロゴがファン心をくすぐる 1975年に初代GL1000が誕生してから50年が経つホンダのプレミアムツアラー、ゴールドウイング。2018年のフルモデルチェンジでは、フロントにダブルウィッシュボーンサ[…]
圧倒的! これ以上の“高級感”を持つバイクは世界にも多くない 「ゴールドウィング」は、1975年に初代デビューし、2001年に最大排気量モデルとして登場。そして2025年、50年の月日を経てついに50[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
国内初のX-ADV(’21-23)用車検対応2本出しフルエキゾースト 日本はもちろん、欧州で人気のX-ADVは数々の輸入マフラーメーカーがさまざまな製品をラインナップしています。しかし、日本で車検対応[…]
“次”が存在するのは確実! それが何かが問題だ 2018年に発売されたモンキー125以来、スーパーカブC125、CT125ハンターカブ、そしてダックス125と、立て続けにスマッシュヒットを飛ばしている[…]
ホンダPCX/160(2020/2021)比較試乗レビュー この記事では、ユーロ5に対応するため全面的に刷新し、第4世代となった2021年モデルと前年にあたる2020年モデルについて比較して紹介するぞ[…]
「カブ」の名称は小熊を意味する英語から カブF型は自転車の後輪に取り付ける6kgの補助エンジンで、ホンダのオートバイ躍進の基盤を築いた機種。「白いタンク、赤いエンジン」の愛称で親しまれ、デザインでも人[…]
人気記事ランキング(全体)
“次”が存在するのは確実! それが何かが問題だ 2018年に発売されたモンキー125以来、スーパーカブC125、CT125ハンターカブ、そしてダックス125と、立て続けにスマッシュヒットを飛ばしている[…]
カバーじゃない! 鉄製12Lタンクを搭載 おぉっ! モンキー125をベースにした「ゴリラ125」って多くのユーザーが欲しがってたヤツじゃん! タイの特派員より送られてきた画像には、まごうことなきゴリラ[…]
疲れない、頭痛知らずのフィッティング技術! SHOEIの「Personal Fitting System(以下P.F.S.)」は、十人十色で異なるライダーの頭部形状に合わせたフィッティングを行う同社の[…]
セニアカー技術をベースとしながら、誰もが楽しめる乗り物へ スズキがジャパンモビリティショー2023(JMS2023)で出品したのが、16歳の高校生からセニアカーに抵抗のある高齢者まで、誰でも簡単に楽に[…]
40年の歴史を誇るナナハン・スーパースポーツと、兄弟車のR600 1985年当時、ナナハンと呼ばれていた750ccクラスに油冷エンジン搭載のGSX-R750でレーサーレプリカの概念を持ち込んだのがスズ[…]
最新の投稿記事(全体)
脇を冷やすことで全身を効率的にクールダウン 「THERMO-GEAR BELT」の最大の魅力は、なんといっても「冷暖対応デュアルペルチェ搭載」という点だ。一台で夏場の猛暑対策はもちろんのこと、冬場の厳[…]
クシタニが主宰する国内初のライダー向けイベント「KUSHITANI PRODAY 2025.8.4」 「KUSHITANI PRODAY」は、これまで台湾や韓国で開催され多くのライダーを魅了してきたス[…]
レストアでのつまづきはそこかしこに 古いバイクをレストアしていると意外なところでつまずいたりするものですが、今回引っかかったのが8インチのチューブタイヤの「リムバンド」。 こちらのホイール、別にリムバ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
ガソリン添加剤の役割 ガソリン添加剤といってもその用途はさまざまですが、大まかなカテゴリーとしては 洗浄効果 性能向上 の2つに分けられます。 洗浄効果について 現在主流になっているPEA(ポリエーテ[…]