
ホンダレーシングが、全日本モトクロス選手権IA1クラス(450ccクラス)に電動モトクロッサー「CRエレクトリック プロト」をスポット参戦させることを発表した。ライダーはトレイ・カナード選手を起用する。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダレーシング
450ccクラスのレースを走り切れる実力!
ホンダレーシング(HRC)は、2023年10月28日・29日に埼玉県川越市のオフロードヴィレッジで開催される「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2023 第8戦 埼玉トヨペットCUP」のIA1クラスに、電動モトクロッサー「CR ELECTRIC PROTO(シーアール・エレクトリック・プロト)」を参戦させると発表した。
このCRエレクトリックプロトは、2019年に最初のプロトタイプが公開され、HSR九州でデモ走行を行ったほか、2022年末には2023年のメジャーレース参戦を示唆していた。
ホンダの電動バイクによる公式レース出場は初の試みであり、今回はホンダが開発した車両を用い、HRCが運営する「Team HRC(チーム・エイチアールシー)」としてスポット参戦する。なおライダーには、2010年のAMAプロモトクロス選手権 250クラスのチャンピオンで、現在アメリカン・ホンダモーターでチームアドバイザーを務めるトレイ・カナード選手(米国 33歳)を起用する。
情報によれば、以前に公開されたプロトタイプから進化し、450ccクラスの全日本レースをきっちり走り切る実力を身につけており、かなりの速さを見せることができそうだという。
トレイ・カナード(TREY CANARD)選手
1990年9月17日生まれ・米国オクラホマ州出身
CR ELECTRIC PROTO
CR ELECTRIC PROTO
CR ELECTRIC PROTO
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
2019年4月13~14日にHSR九州で開催された全日本モトクロス選手権第1戦で、東京モーターサイクルショーに出展された電動モトクロッサー「CRエレクトリック プロトタイプ(CR ELECTRIC P[…]
鮮やかなトリコロールに輝くゼッケン33! ホンダは「2023 FIM世界耐久選手権 "コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」にワークスチーム「#33 Team HRC with 日本[…]
今年は全日本トライアル選手権がスタートして50周年の記念イヤー。第1回大会は1973年11月に神奈川県の早戸川会場で開催され、全国の各ブロックから選抜された126名がエントリー。ヤマハTY250を駆る[…]
円安って言っても約14万6500円ですよ! これ日本でも発売してくれないかなぁ……。そう思わずにはいられないカワイイヤツが登場した。北米で発表された「モトコンパクト(Motocompacto)」は、1[…]
スローガンは「Honda DREAM LOOP」 ホンダがジャパンモビリティショーの出展概要を発表した。グローバルブランドスローガンである「The Power of Dreams How we mov[…]
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
「走る」を変える次世代の相棒 一般的なガソリンバイクが燃料を燃焼させてエンジンを駆動するのに対し、電動バイクはバッテリーに充電した電気でモーターを回して走行する。そのため、排気ガスを一切排出しない、環[…]
コスパも高い! 新型「CUV e:」が“シティコミューターの新常識”になる可能性 最初にぶっちゃけて言わせてもらうと、筆者(北岡)は“EV”全般に対して懐疑的なところがある者です。カーボンニュートラル[…]
125ccスクーターよりも力強い発進加速、街中で光る静けさ ホンダがパーソナルユース向けに国内リリースした電動スクーターの第2弾「CUV e:」は、第1段の「EM1 e:」が50cc相当の原付一種だっ[…]
レンタルクーポンの利用者、先着500名に購入サポート 今回のキャンペーンは、Hondaのバイク関連サービス「HondaGO」の会員を対象としており、現在会員でない方も、新たに登録することで参加可能。キ[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
2スト最後発だった記憶が消し飛んだGPマシンから50レプリカまで! 1979年、ホンダからMB50という2ストローク50ccスポーツがデビュー! それまでGPマシンからスーパーカブまで、小排気量でも4[…]
「銀の弾丸」が示すスタイルと走りへの意思 フランス・ビアリッツのサーフ&バイクカルチャーの聖地「Wheels and Waves」フェスティバル2025は去る6月に行われた。欧州7カ国から選りすぐりの[…]
ゴールド×イエローのリヤサスペンション、リムステッカー、フロアパネルが輝く! タイホンダお得意のコラボモデルが登場だ! 今回発表されたのは、プレミアムサスペンションのトップブランドとして君臨する「オー[…]
大別すると仕様は4種類 CB400フォアには、①’74~’76年に全世界で販売された408cc、②’76年に日本市場に投入された398cc、③398ccのセミアップハンドル仕様、④ライン入りタンクが標[…]
人気記事ランキング(全体)
ファン+ペルチェでダブル冷却 山善のペルチェ ベストは、外径約100mmの大型ファン(厚み約38mm)で風を取り込み、さらに内蔵のペルチェデバイスで空気やウェア表面を冷やす仕組みを採用。保冷剤用メッシ[…]
コンパクトながら高出力のペルチェ冷暖ベスト おたふく手袋の「冷暖ペルチェベスト JW-699」は、USB PD対応の2万mAhバッテリーを標準付属。psEマーク取得のバッテリーで、最大連続使用は冷却の[…]
MotoGPライダーのポテンシャルが剝き出しになったトップ10トライアル 今年の鈴鹿8耐で注目を集めたのは、MotoGPおよびスーパーバイク世界選手権(SBK)ライダーの参戦だ。Honda HRCはM[…]
最外層にカーボンファイバーを使ったX-Fifteenの最高峰モデルが登場! 積層させた炭素繊維を樹脂で固めたカーボンファイバー(CFRP)は、軽くて強い素材だ。そのため航空機やレーシングマシンに使われ[…]
派生機種を生んだ素性の良さ GS750/Eの実質的な生産期間は約3年。とはいえ、派生機種として登場したGS750G/GL、排気量拡大版のGS850Gは’80年代半ばまで生産を継続。この点については兄貴[…]
最新の投稿記事(全体)
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
ワークマン公式アプリから先行予約、店頭受け取り限定で販売 まずはイージス防水防寒スーツの「リミテッドブラック」が欲しくてソワソワしている人のために、その予約方法をお伝えしよう。 ワークマンは9月1日([…]
ドゥカティを王者へと導くマシンを開発するピッロ選手のシグネチャーモデル 『F-17 Mips MICHELE PIRRO』は、MotoGPに参戦中の『ドゥカティ レノボ チーム』のテストライダーを務め[…]
タイヤの内圧規定ってなんだ? 今シーズン、MotoGPクラスでたびたび話題になっているタイヤの「内圧規定」。MotoGPをTV観戦しているファンの方なら、この言葉を耳にしたことがあるでしょう。 ときに[…]
ジョアン・ミル選手が今季着用中のシグネチャーモデルが登場! 『F-17 Mips JOAN MIR』は、’23年からレプソル・ホンダと契約してMotoGPを戦っているレーシングライダー、ジョアン・ミル[…]
- 1
- 2