ホンダは2023年8月4日から開催されている「2023 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」にて、#33のワークス仕様CBR1000RR-Rと同様のカラーリングが施されたスペシャル仕様の電動スクーター「EM1 e:」をお披露目した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:Honda ●外部リンク:ホンダ
鮮やかなトリコロールに輝くゼッケン33!
ホンダは「2023 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」にワークスチーム「#33 Team HRC with 日本郵便」を投入し、昨年に続く連覇を狙っている。マシンはCBR1000RR-Rで、ゼッケンは33.ライダーは長島哲太、高橋巧、チャビ・ビエルゲの3選手だ。
8月5日のトップ10トライアルでは見事にトップグリッドを勝ち取り、2022年に続く連覇を目指す。
そんなチームHRCのピットバイクとして登場したのが、CBR1000RR-Rと同じワークスカラーに彩られた電動スクーター「EM1 e:」である。EM1 e:は2023年8月24日に発売を控えるホンダ初のコンシューマー向け電動二輪パーソナルコミューター。交換式バッテリーのモバイルパワーパックe:を1個搭載し、1充電あたり53kmの走行を可能としている「ちょうどe:(いい)スクーター」だ。
もちろんワークスカラーになっていても性能は変わりないが、最高速度は300km/hならぬ30.0km/h超えを誇る。編集部が実測したところではメーター読み48km/hを記録したことも記憶に新しい。
また、EM1 e:は原付一種登録だが、原付二種仕様の登場も噂にのぼっている。このカラーリングで発売して欲しいと思う方はSNS等で声を上げてホンダに伝えよう!
なお2023年8月6日12時25分現在、#33 CBR1000RR-Rは鈴鹿8耐の決勝レースでトップを快走中だ。
#33 Team HRC with 日本郵便 EM1 e:
サイドにはしっかりRR-Rの文字が入って、いかにも速そう。優勝したら33台限定発売とか、どうでしょうホンダさん?
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
ホンダEM1 e: 概要 ホンダの電動バイクといえば、この6月より従来のジャイロe:/ベンリィe:といった電動ビジネスバイクの一般向け販売がスタート。そしてついに、パーソナルユース向けの電動バイクが2[…]
原付一種の灯を消さない! ホンダの覚悟が伝わる価格設定 国内ホンダ初のパーソナル向け電動バイク・EM1 e:が8月24日に発売される。ホンダ独自の交換式バッテリー「モバイルパワーパックe:(MPP)」[…]
ホンダモーターサイクルジャパンは、2023 FIM世界耐久選手“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会(鈴鹿8耐)の開催期間に、グランプリスクエア内で展開するHondaブースにて、さまざ[…]
最高速度25km/h以下の“EB”に分類されるがディスクブレーキやサスペンションも装備 ホンダが2023年1月10日に発表した電動二輪車×3車は、いずれも最高速度25km/h以下のEB=Electri[…]
最高速度25km/h以下の“EB”に分類される3車 「Honda Cub e:(ホンダ・カブ・イー)」「Dax e:(ダックス・イー)」「ZOOMER e:(ズーマー・イー)」の3モデルが一気に発表さ[…]
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
新種のジョグだとすれば電動と考えるのが妥当か ホンダは2023年に初のパーソナルユース向け電動スクーター「EM1 e:(イーエムワン イー)」をリリースし、「BENLY e: Ⅰ(ベンリィ イー ワン[…]
カワサキが電動バイクの耐久レースを開催決定! 「ニンジャグリーンカップEV」で最多周回数を競う カワサキモータースジャパンは、2024年1月に発売した「ニンジャe-1」および「Z e-1」を用いた耐久[…]
2025年11月の規制を睨み、2021年頃に開発の話が持ち上がった ご存知のように、バイクの世界にもカーボンニュートラル(CN)の波は激しく押し寄せていて、国内外の二輪メーカーはその対応に追われている[…]
電動アシスト自転車をベースにした原付一種の電動モペッド スズキが「e-PO(イーポ)」のメディア向け試乗会を開催した。まだプロトタイプの段階ではあるが、WEBヤングマシンを含むバイクメディアや新聞社な[…]
電動バイクEM1 e:に2か月無料で乗れるキャンペーンを実施中 この日行われた「そろそろeかも。EM1 e:スペシャルイベント」は、ホンダの個人向け電動バイク「EM1 e:」に、2か月無料で乗ることが[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
燃料タンクも新作! サスペンションカバーやディープフェンダーも特徴 ホンダは、昨年11月に車両の姿を公開し、後日国内で発売予定としていた新型モデル「GB350C」をついに正式発表、2024年10月10[…]
違いますよね、分かってます。でも比べてみたんです。 原付二種・異種格闘技戦勃発?! 今回は人気の125ccの中から趣味性の高いマニュアルトランスミッションモデル、いわゆる“ギヤ付き”のヤマハXSR12[…]
エンジンもシャーシも一気に時代が進む 第1回の記事では、新型CB400がトータルバランス路線を取り、77psを発揮するカワサキZX-4Rのような高性能路線には踏み込まない…という情報に対し、プロは「バ[…]
ちょうどいい動力性能とチープさを感じない走り J-GP3クラスとしては2024年の今季3戦目となった全日本ロードレース選手権の筑波大会は、6月中旬に開催され、自己ベストラップタイムを更新して予選5位。[…]
BIGなCBとBIGな企画 ビッグマック! ビッグサンダー! ビッグカツ!! てんちょーもBIGになってバイクをもっと布教したい! そう、目標はホンダのBIG-1ぐらい大きくなきゃね。え、BIG-1っ[…]
人気記事ランキング(全体)
1441cc、自然吸気のモンスターは北米で健在! かつてZZ-R1100とCBR1100XXの対決を軸に発展し、ハヤブサやニンジャZX-12Rの登場からのちにメガスポーツと呼ばれたカテゴリーがある。現[…]
エンジンもシャーシも一気に時代が進む 第1回の記事では、新型CB400がトータルバランス路線を取り、77psを発揮するカワサキZX-4Rのような高性能路線には踏み込まない…という情報に対し、プロは「バ[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
日本で登場したときの想定価格は60万円台か カワサキはタイに続き北米でも「W230}を発表。空冷233cc単気筒エンジンはKLX230のものをベースとしているが、レトロモデルにふさわしいパワー特性と外[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
最新の投稿記事(全体)
燃料タンクも新作! サスペンションカバーやディープフェンダーも特徴 ホンダは、昨年11月に車両の姿を公開し、後日国内で発売予定としていた新型モデル「GB350C」をついに正式発表、2024年10月10[…]
最小クラスのRシリーズも元気いっぱい! 欧州では新型モデルの「R9」「R3」と同時に2025年型の「R125(日本名:YZF-R125)」、そして北米では「YZF-R7」が発表された。これらはニューカ[…]
欧州ではR125、R3、R7、R9、さらにサーキット専用R6 RACE、R6 GYTR、R1 RACE、R1 GYTRのスーパースポーツ大艦隊を編成 ヤマハは欧州で2025年モデルの「R3」を、北米で[…]
ヤマハの3気筒スーパースポーツがついに登場! ヤマハは欧州でR9、北米でYZF-R9を発表した。車名は仕向け地によって『YZF』を省略しているようだが、基本的には(細かな違いはあるとしても)同じマシン[…]
Moto2チャンピオンに向かってまっしぐら。2009年の青山博一以来の日本人世界チャンピオン誕生までカウントダウンに入った。 厳しいコンディションでもレコード更新する凄まじさ MotoGP日本グランプ[…]
- 1
- 2