カワサキはインドネシアで、2024年モデルの「Z900RS」を発表した。詳細は明らかにされていないが、キャンディグリーンをベースとしたイエローボールカラーが設定され、従来型とは燃料タンクのKAWASAKIエンブレムとサイドカバーの900ロゴ、ジェネレーターカバーのDOHCマーク、メッキ仕様のグラブバーなど細部の装備が異なっている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
“SE”とは異なるイエローボール、むしろ本家の色に近い!
カワサキはインドネシアでZ900RSおよびZ900RSカフェの2024年モデルを発表。カフェについては前年度から色変更なしの継続モデルのようだが、スタンダードモデルには新たに“イエローボール”なるニューカラーが設定された。
このイエローボール仕様は、かつて欧州に存在した900スーパー4(Z1)の初期モデルのカラーをオマージュしたもので、オーリンズ製サスペンションなどで武装した上級使用のZ900RS SEとも異なる色味が特徴的。キャンディ系のグリーンをベースに明るいイエローを配しており、どちらかというとSEよりもこちらのほうが往年のイエローボールに近い。
さらに、前年モデルからはメッキされたグラブバーやKAWASAKI(大文字)の燃料タンクロゴ、“900”と書かれたサイドカバーロゴ、ジェネレーターカバーのDOHCロゴなどが追加されている模様だ。いくつかの装備に変更はあるが、これが特別仕様として誕生したものなのか、これからの標準仕様となるのかなど、詳細は明らかになっていない。
2018年~2022年の日本国内における販売台数では断トツのヒット街道を驀進中のZ900RSシリーズ。こんなイエローボールが日本でも発売されたら、またまた人気に火がつきそうだが……。カワサキさん、日本での次期モデル情報もお待ちしてまーす!
KAWASAKI Z900RS “Yellow Ball”[2024 Indonesia model]
スペックは日本仕様とほぼ同じ。価格は3億2550万ルピア(日本円換算約312万円)だ。
KAWASAKI Z900RS CAFE[2024 Indonesia model]
こちらはカラーリング変更なしで販売される模様のZ900RSカフェ。価格は3億3800万ルピア(約324万円)だ。
Specifications
車名 | Z900RS | Z900RS CAFE |
全長×全幅×全高 | 2100×865×1150mm | 2100×845×1190mm |
軸距 | 1470mm | ← |
最低地上高 | 130mm | ← |
シート高 | 800mm | 820mm |
キャスター/トレール | 25°/98mm | ← |
装備重量 | 215kg | ← |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ← |
総排気量 | 948cc | ← |
内径×行程 | 73.4×56.0mm | ← |
圧縮比 | 10.8:1 | ← |
最高出力 | 111ps/8500rpm | ← |
最大トルク | 10.0kg-m/6500rpm | ← |
変速機 | 常時噛合式6段リターン | ← |
燃料タンク容量 | 17L | ← |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 | 120/70R19 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 | 170/60R17 |
ブレーキ前 | φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー | ← |
ブレーキ後 | φ250mmディスク+1ポットキャリパー | ← |
価格 | 3億2550万ルピア | 3億3300万ルピア |
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