ZX-4R VS ZX-25R足まわり比較〈カワサキ ニンジャZX-4R〉
ブレーキ:ダブルディスク化で制動力も合わせて強化
4Rは高出力化に対応してストッピングパワーも強化し、フロントブレーキをダブルディスク化。ローターは25Rのφ310mmに対して4Rはφ290mに小径化し、制動力と軽量化をバランスさせている。モノブロックの対向4POT異形ピストン(上側φ32mm/下側φ30mm)のラジアルマウントキャリパーは25Rと同一だろう。ちなみに2気筒のNinja400は2POT+φ310mmシングルだ。
フロントサスペンション:SE&RRはプリロードアジャスターも装備
フロントサスペンションは摺動性に優れ軽量なφ37mmのSHOWA製SFFBP(セパレートファンクションフロントフォーク‐ビッグピストン)で、SEとRRは右側フォークトップにプリロードアジャスターが備わる。セッティングは25Rと異なるだろう。25Rと4Rでトップブリッジが同一品に見えるので、フォークのオフセット量は同じと思われる。
リヤサスペンション:SHOWA製BFRC-liteだ!
リヤサスペンションはショックユニットとリンケージをスイングアームの上に配置する、ZX‐10Rと同様のホリゾンタルバック式。RRが装備するBFRC‐liteショックは、ピストンと減衰力発生機構を分離することで減衰特性を安定。伸び/圧縮減衰のアジャスターが備わる。
タイヤ:4Rは前後ともワイド化
北米、欧州仕様はダンロップのGPR300を装着。前後とも25Rよりトレッド幅がワンサイズアップし、高出力・高速化に対応(速度レンジもZRの高速タイプ)。ホイールサイズは不明だが、おそらく25R(前3.50/後4.50)と共通だろう。リヤブレーキのφ38mmのシングルピストンキャリパーとφ220mmディスクは25Rと共通。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
4気筒ならではの高回転で超絶パワーを叩き出す!〈カワサキ ニンジャZX-4R〉 ZX-4Rのトピックは、なんといっても80ps(ラムエア加圧時)の最高出力だろう。'80〜'90年代に大いに盛り上がった[…]
予想を超えてきたスペックに痺れた〈カワサキ ニンジャZX-4R〉 2023年2月1日、ついにニンジャZX‐4R/RRが正式発表された。――振り返れば我々は、2020年に久々に復活した250cc4気筒エ[…]
動画はコチラ→80psの実力とは?! そして価格はいくらに?! 新型カワサキ Ninja ZX-4RR・速攻おさわりチェック! https://www.youtube.com/watch?v=TY8x[…]
最新の関連記事(ニンジャZX-4Rシリーズ)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
ZX-25Rターボの250km/hチャレンジに続くZX-4Rターボ トリックスターが製作したZX-4Rターボは、2024年4月の名古屋モーターサイクルショーで初披露された。すでにZX-25Rのターボ化[…]
アラを探しても見つからない!? 完成度の高い並列4気筒エンジン 1980年代以降、250~750ccまでステイタス性とパフォーマンスの両面で高性能の代名詞となっていたのが並列4気筒エンジンです。とくに[…]
カテゴリーを独走する400スーパースポーツに新色 北米では出力未発表となっているが、日本で販売されるフルパワー仕様では最高出力77ps/14500rpm、ラムエア加圧時には驚異の80ps/14500r[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
人気記事ランキング(全体)
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
もう走れるプロトがある! 市販化も明言だ 「内燃機関領域の新たなチャレンジと位置づけており、モーターサイクルを操る楽しさ、所有する喜びをより一層体感できることを目指している。走りだけでなく、燃費、排ガ[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
根強い人気のズーマー 2000年代、若者のライフスタイルに合ったバイクを生み出すべく始まった、ホンダの『Nプロジェクト』。そんなプロジェクトから生まれた一台であるズーマーは、スクーターながら、パイプフ[…]
「日本の旗艦が世界を討つ」 今から約半世紀前の1959年は、ホンダがマン島TTレースおよび世界GPに挑戦を開始した年だ。 同年、戦後より国民の移動手段として補助エンジンや実用二輪車を製造販売してきたホ[…]
最新の投稿記事(全体)
これが後のGL500につながったかは不明 これはいろいろなエンジン型式の可能性を探るために開発された1台で、クランク軸縦置きの200㏄空冷Vツインを搭載したもの。製造コストが高く、商品化できなかったと[…]
ゆるキャン△SEASON3登場のビーノを忠実に再現 山梨県を舞台とし、女子高校生のほんわかしたアウトドアライフを描いている「ゆるキャン△」。現在に続くキャンプブームを牽引した作品としても知られており、[…]
首都圏のバイク用品店 3店舗で開催 去る1月25日(土)、東京都と埼玉県のバイク用品店3店舗において、アライヘルメット プレゼンツによるMotoGPライダー小椋藍選手のトークショー&サイン会が実施され[…]
「ホンダを完全に打ち負かすべし」:カワサキ900スーパー4 1968年10月の東京モーターショーで発表、翌1969年より市販されたホンダCB750フォアは世界を驚かせた怪物だった。しかし、最も驚いたの[…]
スーパーカブは、そのデザインや優れた燃費性能、信頼性で世界中で愛されるホンダの名車です。とくにとくにアジアでの人気が高いイメージがありますが、じつはじつはアメリカでも高い評価を受けていることをご存じで[…]