
ピアッジオグループジャパンは、アプリリアのフラッグシップから原付二種クラスまでの6モデルの2023年モデルを発表した。いずれも新しいグラフィックを採用してイメージを刷新し、アプリリアのブランドイメージであるスポーティさをより強調したものとしている。全国のアプリリア正規販売店にて順次発売される。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アプリリア
アプリリアの人気6モデルに2023年ニューカラーが追加
アプリリアが2023年モデルとしてニューグラフィックを導入した6モデルは下記のとおり。なお、エンジンなどの主要諸元に変更はない。
- RSV4 FACTORY(タイムアタック)
- TUONO V4 FACTORY(タイムアタック)
- RS 660(レーシングブラック、トリビュート)
- TUONO 660 FACTORY(トゥーファスト)
- RX 125(イエロースターク)
- SX 125(イエロースターク)
RSV4 FACTORY
アプリリアのフラッグシップスーパースポーツに追加された車体色のタイムアタックは、黒を基調としてアクセントカラーには赤と紫、アンダーカウルにはイタリアントリコロールの赤、白、緑を入れ、タンクからフェアリングにかけて大きく「aprilia」のブランドロゴをあしらった。近年のMotoGPでますます存在感を示しているアプリリア・ワークスマシン『RS-GP』のイメージを踏襲しており、RSV4 FACTORYの卓抜した走行性能を表現するとともに、マシンを操るライダーに高揚感をもたらす演出となっている。また、シンプルに黒で仕立てたウルトラダークは継続販売される。
【APRILIA RSV4 FACTORY】主要諸元■全長2055 全幅735 全高― 軸距1435.8 シート高845(各mm) 車重202kg■水冷4ストローク90度V型4気筒DOHC4バルブ 1099cc 217ps/13000rpm 12.7kg-m/10500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17.9L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ●価格:339万9000円 ●色:黒×赤、黒 ●発売日:2023年6月(受注は3月31日より)
TUONO V4 FACTORY
RSV4のストリートファイターであるトゥオーノV4ファクトリーに追加される新色タイムアタックは、RSV4 FACTORYと同じグラフィックで、MotoGPマシン・RS-GP同様のイメージを再現したものだ。また、既存カラーのウルトラダークは継続販売される。
【APRILIA TUONO V4 FACTORY】主要諸元■全長2070 全幅810 全高― 軸距1452 シート高837(各mm) 車重209kg■水冷4ストローク90度V型4気筒DOHC4バルブ 1077cc 175ps/11350rpm 12.3kg-m/9000rpm 変速機6段 燃料タンク容量17.9L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ●価格:247万5000円 ●色:黒×赤、黒 ●発売日:2023年6月(受注は3月31日より)
RS 660
パワフルな並列2気筒エンジンを搭載するミドルスーパースポーツには2色の車体色が設定され、どちらも2023年ニューカラーが導入される。レーシングブラックは黒をベースとして赤をアクセントカラーに、フロントマスクなどにイタリアントリコロールを入れ、シンプルながらもスポーティさを強調する。トリビュートは、紺、白、赤の3色をバランスよく配色し、スポーティながらもポップさも感じさせるカラーリングとしている。
【APRILIA RS 660】主要諸元■全長1995 全幅745 全高― 軸距1370 シート高820(各mm) 車重183kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 659cc 100ps/10500rpm 6.8kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:159万5000円 ●色:黒、紺×白×赤 ●発売日:2023年6月(受注は3月31日より)
TUONO 660 FACTORY
RS660のストリートファイターであるトゥオーノ660ファクトリーには、新色としてトゥーファストが追加された。RSV4 FACTORYのタイムアタックと同じコンセプトのカラーリングで、黒を基調として赤を大胆に使い、アンダーカウルなどにイタリアントリコロールをあしらっている。既存カラーのファクトリーダークは継続された。
【APRILIA TUONO 660 FACTORY】主要諸元■全長1995 全幅805 全高― 軸距1370 シート高820(各mm) 車重181kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 659cc 100ps/10500rpm 6.8kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:156万2000円 ●色:黒×赤、黒 ●発売日:2023年6月(受注は3月31日より)
RX 125
原付二種ながらフロント21インチ、リア18インチホイールによる優れた悪路走破性を持つミニエンデューロには、イエロースタークの新色が追加された。黒をベースとして赤のほかに鮮烈な黄をまとい、市街地にも自然にも溶け込めるカラーリングとなっている。既存カラーのシルバーエイリアン、レッドフラッシュは継続販売される。
【APRILIA RX 125】主要諸元■全長2145 全幅820 全高1180 軸距1430 シート高905(各mm) 車重134kg■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 124.2cc 15ps/10000rpm 1.1kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量6.2L■タイヤサイズF=90/90-21 R=120/80-18 ●価格:47万3000円 ●色:黒×赤×黄、黒×銀、黒×赤 ●発売日:2023年5月(受注は3月31日より)
SX 125
RX 125と同じエンジンとフレームを持ちつつ、前後ホイールを17インチとしたほか前後サスペンションセッティングも変更したスーパーモタードにも、新色のイエロースタークが追加された。既存カラーのシルバーエイリアン、レッドフラッシュが継続される点もRX 125と同じだ。
【APRILIA SX 125】主要諸元■全長2075 全幅820 全高1140 軸距1425 シート高880(各mm) 車重134kg■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 124.2cc 15ps/10000rpm 1.1kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量6.2L■タイヤサイズF=100/80-17 R=130/70-17 ●価格:48万4000円 ●色:黒×赤×黄、黒×銀、黒×赤 ●発売日:2023年5月(受注は3月31日より)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
【2023年SBK開幕戦を観戦。改めてピレリの強さを知る】ピレリ ディアブロ スーパーコルサが第四世代のV4に進化!Vol.1はこちら 日本では考えられない高速セクションで抜群のフィット感を約束 「な[…]
そもそも「正回転クランク」とは呼ばなかったが… クランクが逆回転すると、どんなメリットがある? クランクシャフトは、バイクを構成する部品の中では重量があり、かつ高速回転する。そのためスロットルを開けて[…]
スタイリング '22 ヤマハYZF-R7 '22 アプリリアRS660 '21 ホンダCBR650R '22 カワサキ ニンジャ650 エンジン&シャーシ YZF-R7 RS660 CBR650R ニ[…]
アプリリア トゥアレグ660 ショートインプレ フロント21インチスポークホイールに、前後240mmのロングストロークサスペンションなど、かなりオフロード走行を意識したマシン作りが行われているトゥアレ[…]
最新の関連記事(アプリリア)
排ガス規制に適合しつつ細部をアップデート アプリリアが販売する原付二種クラスにして、車体/エンジンを共有する兄弟車であるRX125/SX125。その2025年モデルが国内でも受注開始した。いずれもフレ[…]
小椋藍選手のファンならずとも注目の1台! MotoGPでは小椋藍選手が来季より移籍(トラックハウスレーシング)することでも注目のアプリリアから、新しいミドルクラスのスポーツモデルが登場した。欧州ではす[…]
イタリアンバイクの雄・アプリリア MotoGPやスーパーバイク世界選手権などさまざまなレースで活躍し、日本でも知名度が高いイタリアに本拠地を置くアプリリア(aprilia)。 1100ccV4エンジン[…]
RS660の技術を生かし、ヤングライダー向けに仕立てる アプリリアが新開発のミドルスポーツを発表した。その名も「RS457」で、アプリリアが誇るスポーツバイクシリーズのRSV4 1100やRS660、[…]
RS660 エクストリーマの写真をまとめて見る(全10点) ひと目で特別仕様車とわかる個性的なカラーと特別装備 RS 660は、軽量コンパクトなミドルサイズの車体に、100psを発生する270度クラン[…]
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
欧州仕様に準じた仕様でKYB製フロントフォーク、ウイングレット、ブレンボキャリパーなどを採用するR1 2026年シーズンをヤマハ車で戦うライダーに向け、サーキット走行専用モデルの新型「YZF-R1 レ[…]
兵庫県西明石発、エンジニアリングの宝石がここに まだまだ続くよ北米で! 国内では2021年モデルの予約受注をもって販売終了が宣言されたニンジャH2/H2カーボン、およびクローズドコース専用のモンスター[…]
新ライムグリーンのほかグレー系2色も新ラインナップ カワサキは、4気筒600ccスーパースポーツ勢に対し37ccのアドバンテージを持つ「ニンジャZX-6R」の車体色を変更し、スマートフォンアプリの新機[…]
購入希望者は改めての発売案内を待つべし Ninja ZX-10RRのエンジンを搭載したビモータ製スーパーバイク「KB998 Rimini」が正式発表されたのは2025年5月。スーパーバイク世界選手権を[…]
2025年6月16日に83歳になったアゴスティーニのスペシャル仕様 MVアグスタは欧州で、同ブランドが2025年で創立80周年を迎えるとともに、Agoことジャコモ・アゴスティーニ氏が83歳の誕生日を迎[…]
人気記事ランキング(全体)
夏場は100℃超えも珍しくないけれど… いまやバイクのエンジンは“水冷”が主流。安定した冷却性能によってエンジンパワーを確実に引き出すだけでなく、排出ガス/燃費/静粛性の面でも水冷の方が空冷より有利な[…]
皮脂や汗に含まれる尿素が生地を痛めてしまう ──一般の方が汗でびちょびちょのヘルメットをリフレッシュさせたい場合、どのように行えばよいでしょうか? 「どこが外せるのか、どういうふうに洗えばいいのかは、[…]
RH1250S スポーツスターS:ダウンドラフト吸気の水冷Vツインを黒で統一 121HPを発揮するレボリューションマックス1250Tエンジンをオールブラックにし、精悍さを強調するデザインとなった202[…]
シグナスシリーズ、20年の歴史を背負うニューフェイス 以前は空冷エンジン搭載のコンパクトな原付二種スポーツスクーターとして人気を博した「シグナスX」だが、水冷の新世代「シグナス グリファス」に交代した[…]
作って、触って、攻略する。新感覚のサーキット模型 スマホケースなどの地図柄グッズを手がけるクロスフィールドデザインが、モビリティライフスタイルブランド「レシプロ」の新商品として「レイヤード ランドスケ[…]
最新の投稿記事(全体)
ツーリングの楽しさを気軽に、疲れ知らずで ウェット路面に翻弄され、全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラス今季初戦は、決勝9位という不本意な結果に…。その悔しさを癒してもらおうと、新型のRebel […]
9月上旬~中旬発売:アライ「RAPIDE-NEO HAVE A BIKE DAY」 旧車やネオクラシックバイクにマッチするアライのラパイドネオに、新たなグラフィックモデルが登場した。グラフィックデザイ[…]
販売終了が続く絶版車用純正部品を信頼のMADE IN JAPANで復刻 長期間不動状態だったバイクを再始動する際、キャブレターやガソリンタンクの状態もさることながら、クラッチの張り付きも懸念事項のひと[…]
RH975S ナイトスタースペシャル:ダウンドラフト吸気の水冷Vツインを黒で統一 レボリューションマックス搭載モデルでは、燃料タンクをシート下にレイアウトすることでダウンドラフト吸気を実現。従来タンク[…]
BMWライフをスタイリッシュにサポート 安全性と品質を兼ね備えたBMW Motorradギア&ガーメント。2025秋のギア&ガーメントも新作アイテムが目白押し。その中でBMWライフをスタイリッシュにサ[…]
- 1
- 2