
ヘッドフォン推奨の動画がインドネシアで公開されている。カワサキインドネシアが現地3月27日の「ニンジャZX-4RR 正式発表」を前に、複数の動画を公開したのだ。まずはニンジャZX-25Rとの比較、そしてサーキット走行、さらにはダイノマシンでのトップスピードまで──。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
5速で207km/h、6速でいったい何km/h出るのか?? その答えもすぐ明らかに──
カワサキインドネシアが「Can You Hear The Difference?」として3月10日に公開した動画では、形からは見分けにくい2台のエンジンを順にレブリミッターに当たるまで回していくさまが映し出され、そのサウンドを堪能することができる。吸気音が排気音圧にまさるZX-25Rに対し、ZX-4RRは明らかにガチのスーパースポーツを感じさせる。画面の左下に「ヘッドフォン推奨」のマークが出ているのもうなずける、エキサイティングなASMRである。
その一週間後、3月17日に公開した動画は「Redifining Engine Performance Circuit Test #ZX」と題され、セントゥールサーキットの直線でフル加速するさまが収録されている。直線では5速で207km/hに達し、『6速は何km/h???』というメッセージが浮かび上がる。
そして3月24日に公開されたのは「Top Speed Dyno Run」という動画で、こちらはダイノマシン上でなんと6速・253km/hに到達している。編集部が気合いでキャプチャーした画像から得られた数値は下記の通りだ。
1速=91km/h
2速=124km/h
3速=154km/h
4速=192km/h
5速=220km/h
6速=253km/h
実際の走行スピードがダイノマシンと同じになるとは限らないが、77ps/14500rpm(インドネシア仕様で最高出力発生回転数が判明!)は6速でラムエア加圧すれば80psにもなる。期待せずにはいられないだろう。
早く日本でも実車のエンジンをかけたい! 乗りたい! 走らせたい!
【動画】Can You Hear The Difference?(3/10公開)
【動画】Redifining Engine Performance Circuit Test #ZX(3/17公開)
【動画】Top Speed Dyno Run(3/24公開)
ニンジャZX-4RR[インドネシア仕様]のスペック
車名 | Ninja ZX-4RR |
全長×全幅×全高 | 1990×765×1110mm |
軸距 | 1380mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 800mm |
キャスター/トレール | 23°30′/97mm |
装備重量 | 189kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 399cc |
内径×行程 | 57.0×39.1mm |
圧縮比 | 12.3:1 |
最高出力 | 77ps/14500rpm(ラムエア加圧時80ps) |
最大トルク | 3.8kg-m/12500rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 15L |
燃費 | ── |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 160/60ZR17 |
ブレーキ前 | φ290mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
参考価格 | 2億3990万ルピア(日本円換算約208万4000円・3/27現在) |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
400ccクラスに4気筒が復活の狼煙! 北米価格は9699ドル=約125万5500円?! ホンダが誇るベストセラー、CB400スーパーフォア/スーパーボルドールが生産終了となったのは2022年10月。[…]
価格は標準モデル=75万9000円、SE=85万8000円だっ! カワサキのブランニューモデル「エリミネーター/SE」は2023年3月17日に大阪モーターサイクルショーで世界初公開されたばかり。その時[…]
1984年に登場し、今も熱狂的なファンを持つ'80年代随一の人気機種・カワサキGPZ900R。この"初代ニンジャ”の復活機運が高まりつつある? 2024〜2025年の2年間で30機種以上のエンジン車を[…]
トップガン観たよね? 心の準備よろしく! 当WEBが11月13日付けで公開した記事『まさかのGPz900R復活!? EICMAで展示のトップガン仕様に「離陸に備えよ」の超意味深メッセージ!!』は予想以[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
250と共通設計としたことでツアラーから変貌した400 2023年モデルの発売は、2023年9月15日。令和2年排出ガス規制適合を受けた2022年モデルのスペックを引き継ぐ形で登場した。 ニンジャ25[…]
2024年モデル概要:カラバリ変更と新仕様追加 前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」。その2024年モデルでは主要諸元に変更はなく、価格はそ[…]
2021年モデル概要:シリーズ3種カラーを一新 カムシャフトの駆動にベベルギヤを用いた、美しい外観の空冷バーチカルツインエンジンを搭載。360度クランクによる鼓動感や等間隔爆発ならではの整ったエキゾー[…]
[1989] ZR400-C1:爆発的ネイキッドブームを創出 1989年4月25日発売 ZR400-C1主要諸元 ■空冷4スト並列4気筒DOHC2バルブ 399cc 46ps/11000rpm 3.1[…]
KRTもグラフィック変更され、オールニューカラー化 ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツがニンジャ400シリーズだ。φ41m[…]
人気記事ランキング(全体)
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
CB1000 SUPER FOUR BIG-1の400cc版でスタート、1999年のHYPER VTEC搭載で独り舞台に! 2019年モデル発表後、期間限定で2022年まで販売され惜しまれつつホンダの[…]
1980年代の鈴鹿8時間耐久の盛り上がりを再び起こしたい 設楽さんは、いま世界でもっとも伸長しているインドに2018年から赴任。その市場の成長ぶりをつぶさに見てきた目には、日本市場はどう映っているのだ[…]
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
最新の投稿記事(全体)
着脱の快感を生む「ピタッ」&「カチッ」を実現する独創的なデュアルロック 今や街乗りでもツーリングでも、すべてのバイクの必須アクセサリーといっても過言ではないスマートフォンホルダー。バイク用ナビやスマー[…]
ホンダCBR600RR(2020) 試乗レビュー 排気量も気筒数も関係ない、コイツがいい! 仕事柄、しばしば「スーパースポーツが欲しいんですけど、リッタークラスとミドルクラスのどっちがいいと思います?[…]
正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4SM」を発[…]
夏も活発に過ごしたいライダーに役立つ機能満載 この「バグクリア アームカバー」には、夏の活動を快適にするための複数の機能が備わっている。 蚊を寄せつけない防蚊機能 生地の染色段階で、天然の殺虫成分「ピ[…]
”デカ猿”の衝撃:ホンダ「モンキー125」【初代2018年モデル】 発売は2018年7月12日。開発コンセプトは、楽しさをスケールアップし、遊び心で自分らしさを演出する“アソビの達人”だった。原付二種[…]
- 1
- 2