リヤサスペンションもグレードアップ

新型「CT125ハンターカブ」は12月15日発売!! 新エンジンを搭載し、価格は44万円に据え置き

ホンダは新型「CT125ハンターカブ」を12月15日に発売。デザインはほぼ踏襲しながら、令和2年排出ガス規制に適合する新エンジンに換装され、ニューカラーも登場している。運転できる免許はAT小型限定普通二輪免許から。


●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ

新エンジン搭載で3.4%パワーアップ、2kgの軽量化も達成

ホンダは待望の新型「CT125ハンターカブ」を発表。現行グロムからはじまったロングストローク設定(50.0×63.1mm)の新型エンジンは、スーパーカブC125、モンキー125、ダックス125に採用されてきており、ハンターカブへの搭載も時間の問題と思われていたが、ここでついに新エンジンに切り替わることになった。

注目の空冷2バルブ単気筒エンジンは、最高出力を8.8ps→9.1psへと0.3psのパワーアップを果たしながら、ピークパワーの発生回転数を750rpm下げている。一方で最大トルクは1.1kg-mを踏襲しながら、発生回転数は250rpm上昇。これらにより、低回転域はパンチのあった従来型からスムーズな特性へと変化し、中回転からはパワフルさが増した走りをみせてくれそうだ。

左が新型で右が従来型。新エンジン搭載にともないキックペダルの位置が微妙に前進しているが、ステップやハンドル位置は変わっていない。シート形状がわずかに変更されているようにも見えるが、車両の撮影角度が厳密に同じではないため、実車で見比べる必要がありそうだ。新旧を見分けるにはエンジンのほか、リヤキャリアの色やリヤサスペンション形状、エンジンガードのパイプに注目すればOKだろう。車体色が赤のものは首まわりのHONDAロゴが黒フチのものに変更されていたり、マフラーカバーの形状は同じでもサイレンサーボディの形状が違ったり……といったマニアックな相違も。

HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]

HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]マットアーマードシルバーメタリック

HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]マットアーマードシルバーメタリック

HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]グローイングレッド

HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]グローイングレッド

HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]パールオーガニックグリーン

HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]パールオーガニックグリーン

車名・型式ホンダ・8BJ-JA65
全長×全幅×全高1965×805×1085mm
軸距1260mm
最低地上高165mm
シート高800mm
装備重量118kg
エンジン型式空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量123cc
内径×行程50.0×63.1mm
圧縮比10.0:1
最高出力9.1ps/6250rpm
最大トルク1.1kg-m/4750rpm
変速機4段リターン(停止時はロータリー)
燃料タンク容量5.3L
タイヤサイズ前80/90-17
タイヤサイズ後80/90-17
ブレーキ前油圧式ディスク+ABS
ブレーキ後油圧式ディスク
価格44万円
車体色銀、赤、緑
発売日2022年12月15日

4段リターン式で停止時にはロータリー式として振る舞うトランスミッションは、各ギヤの変速比を従来型と同一とし、一方で1次/2次減速比は変更。1次/2次の総減速比は9.329→9.284とわずかにロングになったが差はわずかであり、ほぼ誤差の範疇といえるだろう。

ちなみに、スーパーカブC125も各ギヤの変速比は同一だが、1次/2次の総減速比は8.57とされており、8.3%ほどロング=高速寄りの設定だ。

また、2次減速比の変更にともなってホイールベースは1255mm→1260mmへと5mm伸び、全長も1960mm→1965mmになった。エンジンガードにはパイプが追加され、FIまわりをより強固に守ってくれるとともに、強度自体も高まっていそうだ。

車重は120kg→118kgと2kgの軽量化を達成。さらに、リヤショックは5段階のプリロード調整機構が付いた新作に変更されている。

車体色は新色のマットアーマードシルバーメタリックが設定され、従来のマットフレスコブラウンが廃止に。継続色のグローイングレッドは大型キャリアがブラック仕上げになった。同じく継続色のパールオーガニックグリーンは車体色と同じキャリアを引き続き採用している。

価格が据え置きになったのも大きなトピックだろう。ホンダのリボーン原付二種シリーズは、スーパーカブC125、モンキー125、ダックス125、そしてCT125ハンターカブの4車が44万円で揃う。選ぶ際には価格ではなく、デザインや使い勝手にフォーカスして考えればいいのだ。ちなみに運転できる免許は、CT125ハンターカブ/スーパーカブC125/ダックス125がAT小型限定普通二輪免許、モンキー125は小型限定普通二輪免許だ。

CT125ハンターカブの販売計画台数(国内・年間)は1万4000台。

純正アクセサリーも追加

別売りの純正アクセサリーには、ウインドシールドやフロントキャリア、センターキャリア、サイドボックス(容量8L)などが追加された。

ウインドシールド ●1万8260円 ※取り付けにフロントキャリアが別途必要

フロントキャリア ●1万2210円

センターキャリア ●1万1660円

サイドボックス ●1万2100円 ※取り付けにサイドボックスブラケット(3万580円)が必要

【CT125・ハンターカブ】スペシャルムービー「Find Your Trail」


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