●文:ヤングマシン編集部
ホンダは、今夏の発表でコロナ禍によるロックダウン、世界的な海上輸送・港湾の混雑、半導体供給不足などの複合的な要因から製品・部品入荷や物流の遅延が継続・長期化しており、生産・海外からの入荷見通しが依然として不透明な状況が続いていること、そして日本国内け二輪車に対して2022年11月生産分より「令和2年排出ガス規制」が適用(※)されることに伴い、一部機種については現行モデルの注文が生産計画に達した場合、受注を一時停止することを明らかに。これに続いて8月1日には受注一時停止機種リストにレブル500を追加した。
一時は9機種に増えたリストが減り始めたのは10月7日、新型「CT125ハンターカブ」の発表から。翌週10月14日には新型「レブル250/Sエディション」が発表され、さらに10月28日にはフルモデルチェンジした「ADV160」、11月25日に「レブル1100/T・レブル500」の2023年モデルが、12月5日に新型「フォルツァ」が発表されて、リストは残り5車となっている。
2022年12月5日時点で受注一時停止している機種は以下の通り。
・GB350
・CRF250RALLY
・CRF250L
・グロム
・モンキー125
※令和2年排出ガス規制 適用開始時期:新型車 2020年12月、継続生産車 2022年11月(第一種原動機付自転車にあっては、2025年11月)
次に登場するのはCRF250L/ラリーあたりか
気になるのは、次に発表されるニューモデルが何になるのかだろう。欧州ではモンキー125やCRF300L/ラリー(250の排気量アップ版)、グロムの2023年モデルがすでに発表済みで、これらの国内導入も秒読み段階と考えてよさそうだ
そんな中、まず2023年早々に登場しそうなのはCRF250L/ラリーとの情報が入ってきた。また、インドネシアで発表された新型CBR250RRも同様に早期の国内導入が期待できそうだ。ただし、モンキー125やGB350/Sの新型(令和2年排出ガス規制に適合)については春以降という情報も。グロムについては今のところ未確認だ。
CT125ハンターカブ 国内仕様 ※10月7日発表
レブル250/Sエディション 国内仕様 ※10月14日発表
ADV160 国内仕様 ※10月28日発表
レブル1100/T 国内仕様 ※11月25日発表
レブル500 国内仕様 ※11月25日発表
フォルツァ 国内仕様 ※12月5日発表
モンキー125 欧州仕様 ※9月27日発表
MSX125 GROM(日本名グロム) 欧州仕様 ※11月9日発表
このほか、今秋以降に国内で正式発表された新年度モデルにはCB1300シリーズ、NC750X、CB1000R、ゴールドウイングもある。これらについては受注一時停止の措置もなかったので、比較的買いやすい状況にあるはずだ。
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