ホンダは欧州と北米で、EICMA開幕直前のこのタイミング(日本時間11月8日午前3時)で新型モデルの「レブル1100T」を発表した。スタンダードモデルも同時発表されたが、こちらはカラーリング変更のみだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:ホンダ(欧州/北米)
シンプルな欧州に対し、北米はカラーバリエーションが豊富
ホンダは、欧州と北米で2023年モデルの「レブル1100(欧州名:CMX1100 REBEL)」「レブル1100T(欧州名:CMX1100T REBEL)」を発表、同時に北米では「レブル500/300」なども発表した。
いずれも従来モデルからスペックまわりの変更はなく、したがってツーリングバージョンの「レブル1100T」の追加が最大のトピックになる。
レブル1100Tは、スタンダードモデルのレブル1100にフォークマウントのハーフフェアリングとサイドパニア(容量は右16L/左19L)を装着して“バガースタイル”に仕立てた派生モデルだ。
スタンダードモデルは2020年秋にグローバル発表され、日本では翌年3月にDCT版、5月にMT版が発売されている。
エンジンはCRF1100Lアフリカツインの1082cc(欧州表記は1084cc)並列2気筒をベースとしながら、クランクマスを増量することで低回転域のトルクを強化。電子制御はホンダセレクタブルトルクコントロール(トラコンに相当)、ウイリーコントロール、クルーズコントロール、3種類のライディングモードを備え、φ43mm倒立フロントフォークやピギーバックスタイルのリヤショック、フルLEDの灯火類などを装備する。
スタンダードモデルの変速機はMTまたはDCTがラインナップされ、欧州ではレブル1100TにもMTとDCTを用意するが、北米のレブル1100TはDCTのみとなる。
カラーリングも欧州と北米で違いがあり、欧州ではスタンダードモデルに新色のグレーを追加するとともに“T”は従来からあるガンメタルブラックメタリックの色名を適用。これに対し北米はというと、スタンダードモデルを新色のグレーとグリーンの2色ラインナップとし、“T”もブラックとレッドの2色展開に。
価格と発売時期について欧州では未発表ながら、北米では2022年12月発売&レブル1100=9499ドル、レブル1100DCT=1万99ドル、レブル1100T DCT=1万1299ドルと発表されている。
追記:ホンダの国内SNS等で国内モデルについて言及があり、「今後の情報発信をお待ちください」とのこと。つまり導入は確実だ!
HONDA CMX1100 REBEL / CMX1100T REBEL[2023 EU model]
主要諸元■全長2240 全幅834[853] 全高1115 軸距1520 最低地上高120 シート高700(各mm) 車重CMX1100T=248kg[238kg]/CMX1100=233kg[223kg]■水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 1084cc 87.07ps/7000rpm 10.1kg-m/4750rpm 変速機6段(MT/DCT) 燃料タンク容量13.6L■タイヤサイズF=130/70B18 R=180/65B16 ※[ ]内はMT ※諸元は欧州仕様
欧州仕様
北米仕様
参考:レブル300/レブル500[北米仕様]
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