ヤマハは欧州で、スポーツツアラーモデル「トレーサー7」および「トレーサー7 GT」の2023年モデルを発表した。新たに5インチTFTメーター&コネクテッド機能を搭載し、フロントブレーキディスクの大径化などのアップデートを受けている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:ヤマハ欧州
5インチTFTメーターは2モード+接続機能
ヤマハは欧州で、MT-07系の“クロスプレーンコンセプト”並列2気筒エンジンを搭載したスポーツツアラーモデル「トレーサー7」および「トレーサー7 GT」の2023年モデルを発表。シリーズ共通で新たに5インチTFTカラーメーター&コネクテッド機能を搭載したほか、フロントブレーキディスクをφ298mmへと大径化し、これにともないフロントフォークのセッティング変更が実施された。
新作のメーターは、アナログスタイルの“ツーリング”とスタイリッシュな“ストリート”の2つの表示モードを持ち、ヤマハが2023年モデルで積極的に採用しているコネクテッド機能を搭載。スマートフォンとBluetoothで接続し無料アプリのMyRideを使用することで各種着信情報をメーターに表示できる。また、メーターを簡単に操作できる新しいハンドルバースイッチクラスターも採用した。
GTは、専用装備として容量20Lのハードサイドケースや、STDよりも92mm高く幅は70mm広いツーリングスクリーン、コンフォートシート、サイドのタンクパッド、大型リヤキャリアを標準装備している。
共通の仕様としては、USB(Aタイプ)のソケットやクイックシフター対応のプレワイヤリング、17リットルの燃料タンク容量などが挙げられる。
導入時期と価格は未発表で、仕向け地によって異なるとされた。
トレーサー7シリーズは今までも日本では販売されていないが、MT-07よりも60mm長いホイールベースやツーリング向けの装備などから軽快かつ安定感のある走りが想像できる。いつか日本にも入ってきたらいいのに……と思うライダーは少なくないはずだ。
YAMAHA TRACER 7 / GT[2023 EU model]
主要諸元■全長2170 全幅840 全高1290-1330 軸距1460 最低地上高140 シート高835(各mm) 車重197kg(装備)■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 689cc 73.4ps/8750rpm 6.83kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25°/トレール90mm ブレーキF=φ298mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ245mmディスク+1ポットキャリパー■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元はSTDの欧州仕様
YAMAHA TRACER 7[2023 EU model]
YAMAHA TRACER 7 GT[2023 EU model]
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