●外部リンク:Suzuki-Racing.com
スズキは、レース全般の活動を報告する公式サイト「スズキレーシング.com(英語)」にて、2022年末にMotoGPへの参加を終了する可能性についてドルナと話し合っていることを明らかにした。
このリリースによれば、現在の経済状況と、自動車&バイク業界が直面している近年の大きな変化に対し注力する必要があるため、新技術を開発するためのコストと人材を確保することを余儀なくされているという。
We would like to express our deepest gratitude to our Suzuki Ecstar Team, to all those who have supported Suzuki’s motorcycle racing activities for many years and to all Suzuki fans who have given us their enthusiastic support.(スズキエクスターチーム、スズキのモーターサイクルレース活動を長年支えてくださった皆様、そして熱心なご支援を賜りましたスズキファンの皆様に心より感謝申し上げます)
リリースは上記のような言葉で締めくくられており、すでに撤退モードに入っていることが伝わってくる。ファンにとっては残念な選択となり、またMotoGPからの撤退がバイクだけでなくクルマのほうでも企業イメージに影響することが懸念される。
2011年のMotoGP参戦一時休止から2015年に復活を遂げ、2020年にはジョアン・ミル選手によって年間タイトルも獲得した。昨年は他メーカーの進歩もあってやや苦戦したものの、今シーズンもけっして悪くないレースが続いている。本当にこれでいいのだろうか……。
追記:スズキレーシングの公式リリースから数十分後に日本でも公式リリースが出ました
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
POP吉村の孫が始める新しいプロジェクト よく知られているように、ヨシムラとスズキのパートナーシップは現在も強固なものだが、アメリカにおいては少し様子が異なる。2019年にアライアンスを解消し、現地で[…]
変則的だった'20年の開催スタイルはスズキの追い風 スズキのチーム体制は非常にコンパクトだ。単純に参戦台数だけ見ても、他メーカーの多くが4台を走らせているところにきて、スズキは2台。予算規模は概ね半分[…]
ドライでは装着していないメーカーも…… スイングアームの下に装着された、当初はスプーンと呼ばれた空力デバイス。2018年のテストから登場し、2019年から本格的に採用したのはドゥカティだった。また、そ[…]
カワサキ ニンジャZX-10RR 川崎重工125周年記念KRTスペシャル#1:ZXR750カラーでオヤジハートを直撃 川崎重工グループの設立125周年を記念して、'21年SBK第12戦アルゼンチン大会[…]
マットブラックの車体にシングルシートカウルやヨシムラサイレンサーを装着 英国スズキは、リッタークラスのスーパースポーツで、世界耐久選手権のチャンピオンマシンでもあるGSX-R1000Rに特別仕様の「G[…]