早朝から夜間まで、沿岸部から山岳路までを走りきり、気温変化も大きい列島横断SSTRの旅。まさにツーリングラリーと呼ぶにふさわしいもので、身に着けるものもそれに適したクオリティが求められる。今回の往復約1000kmのロングライドは、GOLDWIN Motorcycle(ゴールドウインモーターサイクル)のおかげで、安心、快適、そして疲労度も圧倒的に少なかった。そのこだわりのウエアを紹介する。
●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●写真:関野温 ●外部リンク:ゴールドウイン
日の出とともに太平洋岸から石川県千里浜なぎさドライブウェイを目指す、ツーリングラリー 水平線に沈みゆく茜色の夕日を眺めつつ、波打ち際をバイクで疾走。楽しさを通り越し、この上ない幸福感を噛みしめている。[…]
GWMサビーヌジャケット:オシャレで機能的なツーリングウェアコーデ!
1978年から開催されたパリ・ダカールラリーの創始者、ティエリー・サビーヌの名からとった「GWMサビーヌジャケット」。パリダカに日本人初参戦したオートバイ冒険家・風間深志さんが、セネガルの海岸を走るゴールシーンを再現しようと立案したSSTR(サンライズサンセットツーリングラリー)を走るのに、これほどうってつけのラリージャケットは他にあるだろうか。
季節に応じてレイヤリングをすることで、オールシーズン対応。インナージップイン機能やベンチレーションを活用し、いつでもどんなときも天候に左右されず快適な着心地だった。
POINT!!
ジャケットの生地にはコットンのような柔らかく伸縮性に優れたプライムフレックスを採用しつつ、防水機能も併せ持っているので、途中で雨にやられたもののヘッチャラ! 念のため持っていたレインウェアの出番は一切なかった。
GWMデニムワークパンツ:街乗りもアウトドアシーンも多彩なシチュエーションで活躍
見た目はオシャレなデニムパンツだが、生地にゴアテックスのフィルムがインサートされており、シームシーリング(目止め処理)されて防水構造となっているから、雨が降ってきても慌ててレインウェアを着る必要がない。また、着用したままでも膝側面からプロテクターの出し入れが可能となっているのも見逃せない。乗車時にはプロテクターを装着し、ツーリング先の目的地で過ごす際には、簡単にプロテクターレスパンツとして使える。街乗りからロングツーリング、アウトドアシーンまで多彩なシチュエーションで活躍するライディングパンツだ。
アンチバイブレーションレザーグローブ:シンプルで振動に強い! ハーレーにうってつけ!!
柔らかく手馴染みのよいゴートレザー(山羊革)に、色落ちしにくい撥水加工が施されたグローブ。裏地には甲側にメッシュが用いられ、アンチバイブレーションフォームの内蔵により、振動による負担を軽減している。今回は振動の少ないパンアメリカだったが、バイブレーションの大きなハーレー乗りには最適なグローブと言えそうだ。
ミリタリーテイスト満点なタクティカルブーツ
編み上げのブーツタイプで見た目にもファッショナブルなものの、内側はブーティーという防水構造で、タフで機能的、履き心地も快適なものとしている。サイドファスナーが備わり、紐をほどかなくても脱いだり履いたりできるのもありがたい。今回はコーディネイトがしやすいブラックをチョイスした。
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