キジマから電動エアポンプが発売された。突起のないスクエアなボディにスクリーンタッチボタンを組み合わせたスマートな外観が特徴で、世界三大デザイン賞のひとつと言われる「レッドドット・デザイン賞」を受賞。5種類のバルブに対応し、オートストップも備える便利なアイテムだ。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:キジマ
[◯] 虚飾を排した実にシンプルなスクエアボディ。タップ操作がスマート&オートストップが便利
充電式の電動エアポンプが市場に増えてきた。多くの製品に共通するのは、設定した空気圧に達すると自動的に加圧が停止する機能や、付属のアダプターでさまざまなバルブ形式に対応すること。さらに圧力単位が切り替えられることやLEDライトを備えているなどで、キジマから発売されたこの新製品もこれらすべてを網羅している。もっとも特徴的なのは物理スイッチを排除したシンプルなデザインで、国際的に権威のあるデザイン賞(レッドドットデザイン賞)を受賞したという。スクリーンタッチボタンによるタップ操作はスマートで、不思議な感覚だ。
このシンプルなデザインと同等以上に感心したのは、エアホースの収納ホールが電源スイッチになっていること。使う際にホースを引き出すとスクリーンに数字とボタンが表示され、ホースを戻すと電源がオフになる。使い方は他の電動エアポンプと共通で、任意の空気圧を設定したら、あとはボタンをタップするだけ。設定空気圧は用途ごとにメモリーでき、圧力単位は4種類から選択可能。実際に使ってみるとオートストップはやはり便利であり、表示される空気圧も高精度エアゲージとの差はほとんどなし。コンパクトながら実用的なアイテムと言えよう。
[△] 充填時間はやや長め。気長に待つしかない
過去に2種類の電動エアポンプをテストしているが、それらよりも充填時間が長めなのが気になった。
[こんな人におすすめ] 携行しやすさを最優先した製品。価格にも注目を
180/55ZR17のリヤタイヤの空気圧を190→290kPaまで上げるテストを実施。過去2製品が3分を切ったのに対し、これは7分弱の時間を要した。コンパクトさを優先した結果か。とはいえこのサイズ感と価格は魅力的だ。
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