ハーレーダビッドソンジャパンは、12月5日に神奈川県横浜市で開催されたホッドロッドカスタムショーで「フォーティーエイト ファイナルエディション」を発表した。根強いスポーツスターファンが存在する日本市場の要望に応えた形で、台数は1300台限定。12月6日よりディーラーにて予約受付がスタートする。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:青木タカオ/ハーレーダビッドソンジャパン
ボバーソロサドルほか特別仕様のパーツが多数!
日本限定1300台! スポーツスターファミリー最後の空冷モデルになることが予想される「フォーティーエイトファイナルエディションン(FORTY-EIGHT™ FINAL EDITION)」が、パシフィコ横浜で開催中の「ヨコハマホットロッドカスタムショー」にてお目見えした。さっそく明日(2021年12月6日)より正規ディーラーで予約販売を開始する。納車は2022年春より順次とされた。
フォーティーエイトファイナルエディションは、V型2気筒・1202ccの空冷エボリューションエンジンを搭載し、スポーツスターの象徴であるピーナッツタンクはそのままに、特別仕様の専用パーツとしてボバーソロサドル、車両右側に位置するシリアルナンバー入りのサイドカバー、ノスタルジック ハンドグリップ、ノスタルジック バーアンドシールド エアクリーナーカバー、クラシックタイマーカバーなど、各部にクラシカルな専用パーツも奢られている。
ボディカラーは写真のブラックを筆頭に3色を用意するが、「リーフブルー」「ホワイトサンドパール」の2色はファイナル専用の新登場色。これは日本サイドではなく、ハーレー本社がデザインしたカラーとのこと。日本で販売されるハーレーの約4割はスポーツスターが占めているが、そんな事情を抱えた日本側からの強い要請が本社を動かしたと言っていい。
価格はブラックが179万9600円、残る2色が183万400円と、それぞれ2021モデルからは20万円少々の値上げ。とはいえ日本市場のためだけにハーレー本社が動いたと考えれば許容範囲と言っていいし、人気車のフォーティーエイトは中古車が超高騰しており、走行距離の少ない高年式車は300万円にも届こうかという状況。定価で新車をゲットできればむしろラッキーだろう。
空冷スポーツスターは平成32年排ガス規制(≒ユーロ5排ガス規制)に適合していないため、2022年10月以降は日本での販売ができなくなる。また、現状スポーツスターにラインナップされる「883アイアン」「1200アイアン」は生産終了がアナウンスされたため、このフォーティーエイト ファイナルエディションが日本で販売される空冷スポーツスターのファイナルモデルとなることも確定となった。
水冷エンジン搭載のスポーツスターSが登場したことで“空冷消滅”の現実性が高まっていたが、その噂をメーカー自ら認めた形ともなるこのモデル。1957年に登場した初代XLスポーツスターから数えて64年、連綿と続いてきた空冷スポーツスターの最後を飾るモデルは、12月6日から全国の正規ディーラーで予約受付を開始する。1300台はおそらく瞬殺となるだろう。迷っている時間はないぞ!
HARLEY-DAVIDSON FORTY-EIGHT™ FINAL EDITION[2022 model]
主要諸元■全長2165 軸距1495 シート高710(各mm) 車重252kg■空冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブ 1202cc 出力未発表 燃料タンク容量7.9L■タイヤサイズF=130/90B16 R=150/80B16 ●価格:179万9600円~ ●色:黒、青、白 ●発売日:2021年12月6日(納車は2022年春より順次)
ゴールドのスタッズと、レザーに刻まれたバーアンドシールドが象徴的なボバーソロサドル、“FINAL EDITION”の文字と赤色のシリアルナンバーが輝く車体右面のサイドカバーなど、限定モデルにふさわしいディテールの数々を見よ!
姉妹車ウィズハーレーのYouTubeでも紹介しています!
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フォーティエイト ファイナルエディション 概要 空冷スポーツスターファミリーは、フラットトラックレーサーを由来とするミッション一体式のエンジンをリヤ2本サスペンションのフレームに搭載。軽快な走りが信条[…]
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