『ウィズハーレー』誌やYouTubeチャンネルでお馴染みのハーレー女子・Yuka Kondoちゃん(以下ユカ)&宮井聖佳ちゃん(以下セイカ)の2人が、フォーティーエイトとパンアメリカ1250スペシャルでナイトツーリングへ! 空冷エボリューション&水冷レボリューションマックス、新旧Vツインが共鳴しあった夜だった。
●文:ウィズハーレー編集部 ●写真:磯部孝夫 ●外部リンク:フォレストウイング
甲乙なんて付けられない。最高の相棒だもん
ユカ: これがウワサのパンアメリカね。女子が乗るにはチョット大きすぎない?
セイカ:ユーチューバーとして自転車競技や山登りに挑戦して鍛えたワタシを見くびってはいけませんよ。アダプティブライドハイト(ARH)装備の上級仕様・スペシャルなら車高が下がって足つき性が良くなるから大丈夫!
ユカ: ハイテクなパンアメも、それを余裕で乗っちゃうセイカちゃんもスゴイとしか言いようがない。ワタシ両足が地は面にベッタリと届くフォーティーエイト。ふたりでキレイな夜景を求めて、ナイトツーリングに出かけましょう!!
セイカ:バイクで夜に走るって、気持ちがいいよね。パンアメリカ1250Sはアダプティブライトが備わっているから、コーナーの先を照らしてくれるの。メインのLEDヘッドライトのすぐ上にある補助ランプが、リーンアングルに応じて8度/15度/23度の順に点灯。単にオンとオフが切り替わるのではなく、LEDエレメントが徐々に上昇するからプログレッシブでシームレスな照明になる。
ユカ:フォーティーエイトは空冷45度Vツイン、ロングストローク設計ならではの鼓動感があって心地いい。ノンビリ流すなら最高の相棒となるね。
セイカ: パンアメリカの高速巡航力には脱帽する。車体の乗り心地に優れると同時にウインドプロテクションも秀逸。セミアクティブサスペンションは予めプログラムされた5つのプロファイルがあり、コンフォート/バランス/スポーツ/オフロードソフト/オフロードファームが設定できる。オートクルーズコントロールも備わり、近場のツーリングじゃ、ぜんぜん物足りないわ!!
バトンはいま、受け継がれようとしている
パンアメリカ1250Sの車体を目の当たりにすれば、その迫力にビギナーは圧倒されてしまうかもしれない。しかし、メインスイッチをオンにすれば微かなモーター音とともに車高がググっと下がり、両足カカトまでベッタリとは言わないものの、しっかりと踏ん張りが効くほどにシートポジションが下がり、サイドスタンドを払ってからの引き起こしも簡単におこなうことができる。もし、ディーラーで実車を見る機会があれば、市販2輪車初となるアダプティブライドハイト(ARH)もぜひ体験してほしい。
そして、新パワーユニット「レボリューションマックス」のライドフィールにも目を見張るものがある。
V字型に配置されたシリンダーの挟み角は45度がハーレーの伝統だが、Vロッドらで培われてきた60度を採用し、OHV2バルブをDOHC4バルブへ、冷却方式も空冷から水冷へと進化。クランクピンを30度オフセットすることで、並列2気筒の270度位相クランクと同じ不等間隔爆発となり、まろやかな鼓動と明確なトラクション性能を獲得した。
さらに、可変バルブタイミング機構を備えることで、スロットルの開け始めからのフレンドリーな扱いやすさと、ワイドオープンでのパワフルさを見事なまでに両立。パワーデリバリーを全域で最適化としているのも見逃せない。
さぁ、まもなく夜明けだ。次世代モデルの心臓部となる「レボリューションマックス」が、フォーティーエイトが積む伝統の「4カム・スポーツスターエボリューション」と共鳴し、Vツインサウンドを互いに奏で合っている。新しい時代が、またスタートしようとしている!
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