バイク用パーツや用品を多数リリースしていることで知られるデイトナは、2022年に創業50周年を迎えることを記念して「50th Anniversary デイトナセブンスターキャストホイール」を150セット限定で発売すると発表した。当時の熱い思いを、現在の技術で再び世に送り出すという。
情報提供:デイトナ
日本初のオートバイ用キャストホイール「デイトナセブンスターキャストホイール」復刻!
空前の旧車ブームの中でも、カワサキが国外向けに1972年に発売した「900 super4(Z1)」と、1973年に国内発売した「750RS(Z2)」は別格として存在し、2020年にはメーカー自身が復刻シリンダーヘッドを発売するなど、歴史的な車両をグッドコンディションで保存したいという熱は増すばかりだ。
両モデルは世界で累計10数万台以上を販売し、発売から約半世紀が経った今も実走行が可能な美しい車両は数多く存在している。
カワサキが「Z2 / Z1 CYLINDER HEAD REVIVAL」のプロジェクトで復刻したシリンダーヘッドは、当時の設計をベースとしながら、現代の設計基準、製造技術、製造法によって作り直したもので、当初の生産個数は1000個と発表されていた。
そして今度は、カスタムパーツやバイク用品で知られるデイトナが、創業50周年を記念して復刻パーツの製作にチャレンジする。その名も「50th Anniversary デイトナセブンスターキャストホイール」だ。フロント1.85×19インチ/リヤ2.15×18インチのチューブレスタイヤ仕様で、50周年記念鋳出し刻印などが施され、もちろんシリアルナンバー入り。150セット限定販売となっており、JWL基準に適合、継続検査対応品だ。
Z1/Z2の純正ホイールはワイヤースポーク仕様でチューブタイヤが必須。これからも両モデルを良好なコンディションに保つためは、必要な純正パーツの確保に悩むこともあるだろう(それも旧車乗りの楽しみのひとつ?)が、当時のカスタムパーツを復刻したホイールは純正の代替として有力な候補になるかもしれない。
1975年、市販車初採用に先駆けてアフターパーツとして販売
Henry Abe(現デイトナ)セブンスターマグホイールは、日本国内で市販車にキャストホイールが採用されるさらに1年前となる1975年に、アフターマーケットパーツとして発売された。当時はスポークホイールが主流だったが、カスタムパーツとして国内外から高い評価を受けたという。
そして2022年、デイトナが創業50周年を迎える節目に、カワサキのレジェンドバイクであるZ1/Z2に向けて、これを復刻。「50th Anniversary デイトナセブンスターキャストホイール」の名で生産する。歴史的なモーターサイクルと、デイトナの名を広く知らしめるきっかけとなった製品が、現代によみがえるのだ。
製品は1975年発売当時の「デイトナセブンスターキャストホイール」の再現を開発コンセプトとし、現在の法規への適合や環境に配慮した製造方法を採用する。そのため、当時のものと完全に同じ風合いにはならない可能性もあるが、当時モノを復刻するというだけでもマニアにとっては価値が高いはずだ。なお、ホイール以外のパーツ(ハブベアリング、ディスタンスカラー、シール、エアバルブ等)は付属しない。
エンドユーザーからの直接の注文は受け付けておらず、最寄りのデイトナ製品取り扱い販売店を通して注文する必要がある点には注意したい。
●受注開始日時:2021年6月11日(金)13時00分より
●受注締め切り日:2021年7月30日(金)14時30分まで
●注文方法:デイトナウェブサイトから専用注文書をプリントアウトしてFAXにて注文。それ以外の方法は全て無効扱いになるのでご注意願いたい。
50th Anniversary デイトナセブンスターキャストホイール
ホイール仕様
●フロント1.85×19インチ/リヤ2.15×18インチ
●チューブレスタイヤ仕様
●アルミ合金製金型鋳造製法 ●ゴールド塗装/切削仕上げ
●H.A INDUSTRY鋳出し刻印入り ●50周年記念鋳出し刻印入り
●シリアルナンバー入り ●商品発送予定:2022年7月
●JWL基準に適合。継続検査(車検)対応品。
■900super4〈Z1〉(フロント6穴ディスクブレーキ/リアドラムブレーキ車)
■750RS〈Z2〉(フロント6穴ディスクブレーキ/リアドラムブレーキ車)
●価格:29万7000円【限定生産 前後セット150台】
※上記の仕様は開発中のものです。変更となる可能性がございます
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