ハーレーカスタムトレンドニュース[ウィズハーレー]

’70sスクランブラームード漂う軽快スポーツカスタム〈’00 ハーレーXLH1200S〉

'00 ハーレーダビッドソンXLH1200S トランプサイクルカスタム

●取材協力:トランプサイクル

街乗りからツーリングまでオールマイティにこなす、’70年代スクランブラーテイストのカスタム

軽快で俊敏なXLスポーツスター。なかでも’70年代のアイアンスポーツは、いつの時代も熱視線を浴びているが、そんな時代を想起させるスクランブラーテイストのカスタムが、大阪のカスタムハーレーショップ・トランプサイクルの最新作だ。

ストローク量に余裕がある見るからにスポーティな足まわり。レーシングブロスMONO-RTは今回の330mmをはじめ、Lengthを290/360mmも選べる。

4カムエンジンをリジッドマウントするXL1200Sをベースに、当初はダートトラック風のコンパクトなフューエルタンクを製作していたが、ツーリングも楽しみたいというオーナーの要望を受け、容量を確保。旧車好きということもあって、グラフィックはAMF時代をイメージするものとした。

要所はスポーツスターユーザーに定評のある同社オリジナルパーツたち。シンプルかつスマートなハンドルは、超超ジュラルミンと呼ばれる最強・軽量なA7075アルミ材を素材に、握りを細くすることで操作性を向上し、見た目にも美しい「スピードバー」を装着した。

ポリッシュ仕上げで目を惹く2in1マフラーは、エキゾーストパイプの取りまわしにこだわり、短すぎないショートメガホンタイプ。フルチタンで総重量はわずか3.3kgしかなく、ノーマルに比べると1/3ほど。走りに大きな影響を及ぼすのはもちろん、圧倒的な軽さが駐車場での取り回しをイージーにしてくれる。

リヤショックはレーシングブロスMONO‐RT。無段階スプリングプリロードや24段階の伸び側減衰力調整機能を持ち、レースやハードな走りに対応するのはもちろん、タイトな交差点での旋回性や路面追従性も重視した完全日本仕様のストリートサスペンションに仕上げられた。クールなスタイルで、街乗りからツーリングまでオールマイティにこなすカスタムに仕上がっているから舌を巻く!

握りが細く、操作性に優れるトランプサイクルオリジナルのスピードバー(THB-002)。

720mmのハンドル幅で抜群のフィット感を見せるが、よりタイト(690mm)にしたナロープルバックバー(THB-003)も選べる。

ポリッシュ仕上げで目を惹く、ショートメガホンタイプの2in1マフラー。

軽快感あふれるスッキリとしたテールセクションはスクランブラーテイストを決定づけ、見事としか言いようがない。

フェンダーストラットは排され、ループ状にしたシートレールが折返しを付けたショートフェンダーをマウントしている。

03年式までのスポーツスターオーナーには説明不要だろう。異常とも言えるくらいに熱くなるオイルキャップの悩みをオイルキャップゲージ(TB-001)が解消する。

シートはCOBRAタイプをベースにしたワンオフで、タンデムもしたいというオーナーの要望からセミダブルの長さにまで座面を確保した。


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