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骨格の完成度は時代を超越。必要な箇所はキッチリ改良
ハヤブサの車体におけるテーマは、”安定感アップ”と”俊敏なハンドリング”、そして”ブレーキ性能&効率の向上”だ。
メインフレームとスイングアームは先代から継続採用する。これまでブラケット類やシートレールの変更で対応してきたが、大パワーを受け止める剛性と快適な乗り心地は初代から折り紙付き。3代目の開発にあたり、車体に関しても様々な仕様をテストしたが、先代の走りを超えられなかった。結果、13年ぶりのフルチェンジとしては異例の”変更なし”となったのだ。
’08旧型ハヤブサ [写真タップで拡大]
一方で、シートレールは直線的な構造の新作で700gの軽量化を達成し、マスの集中化を促進。さらに足まわりを強化した。KYB製の前後サスペンションは、低速域でオーバーステア気味になる先代の特性を排除。加えて、最新タイヤのブリヂストン製S22と新作ホイールを履き、すべての速度域でニュートラルなハンドリングと高速域の安定性を狙った。
キャリパーはブレンボのハイエンド向け「スティルマ」に変更し、10mm大径化したφ320mmディスクを組み合わせる。大胆な決断を下しつつ、必要な箇所にはしっかり手を入れた。
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