●文:ウィズハーレー編集部(ミヤシーノ 宮下豊史) ●写真:夏目健司 ●取材協力:ハーレーダビッドソン知立
バイクに乗るきっかけづくり
愛知県知立市の国道1号線沿いにお店を構える「ハーレーダビッドソン知立」。’97年からハーレーダビッドソン販売網に加わり、長い間この地区のハーレーユーザーに愛され続けている。
まず同店が力を入れているのが”バイクに乗るきっかけづくり”。跨り体験だけならばどんなお店でも可能だし、免許があれば試乗だってできる。でも免許がない人は? そもそもバイクに触ったことがない人は跨ることすら怖がるのではないか。そこでハーレー知立は、バイクがしっかり自立固定され、さらに実際にリアホイールを回転できるスペシャルな設備「ジャンプスタート」を設置している。
実車に跨った上でセルボタンを押す。エンジンが目覚め、独特の鼓動を味わえる。さらにクラッチを切りギアをガコンと入れ、ハンクラをしつつクラッチをつなげると、アクセルのオンオフに合わせてエンジンが唸りを上げる。これを免許なし、ヘルメットなしで体験できるのだ。
免許を持っていない方や、教習所に通っている途中の方でも体験OK 。バイク、特にハーレーの魅力はやはりエンジンの鼓動感。これを感じてもらい、一人でも多くのライダーが生まれるようにという思いを込め、この設備を導入し体験を勧めている。
不安を取り除き、安全第一で公道に送り出す
さらに店頭の広い駐車スペースも同じ理由で用意されている。購入したバイクがハーレーのみならずバイク自体が初めてという購入者も。そこで公道に出る前にこのスペースでまずは試運転ができる。必要であればスタッフのレクチャー、さらに自分の愛車ではなく店頭試乗車で肩慣らしもOKだ 。少しでも不安なく乗ってもらえるように考えた上でのサービスだ。
トラブルのない車両に
メカニカルなトラブルがあっては、楽しいツーリングも台なし。修理に時間がかかってしまい、せっかく購入したバイクに乗れないというのも興醒めだ。そこでHD知立は整備体制にも力を入れている。自社整備工場は県内でも珍しい運輸局指定工場。整備士資格を持つスタッフは総勢5名。各々が専用のスペースで車両を整備する。さらに全国でも珍しいHDマスターサービスメカニックやHDマスターオブテクノロジーの資格をもつスタッフも在籍している。
なお、HD知立がハーレー正規販売網となったのは’97年だが、会社自体は’64年創業と歴史のあるバイクショップ。国産バイク販売店も近くにあり、国産車の下取りも得意としている。セカンドバイクで他メーカー車に乗っていてもバイクライフを包括的に面倒を見てくれる、地域に欠かせないありがたいバイクショップだ。
ゆったりとした店内で心ゆくまでH-Dの世界に触れる
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