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ツインカムワイドグースボバー:ジャパニーズハーレーカスタムスタイルの正当なる進化形

ツインカムエンジン搭載・日本型チョッパースタイルの進化形

グースネック化されたフレームによってステムを寝かし、そこにスプリンガーフォークを装着することで構築される低くコンパクトなシルエット…。90年代、我が国のシーンではこうしたスタイルのチョッパーをよく見かけたものだが、ここに紹介する遠藤自動車サービスによる1台は、ある意味でそれが正当に進化を果たしたカタチといえるかもしれない。

ツインカムワイドグースボバー|遠藤自動車サービスカスタム

当時の、そして今もこの手のマシンと言えば、アイアンバレルのシリンダーを持つショベル以前の旧車が定番のベースとなることが多いのだが、今回の車両の心臓に選ばれたのは、ご覧のとおりTCモーター。現行M8の一世代前という比較的新しいパワーユニットが選ばれているのだが、リアに装着されたワイドタイヤという足まわりを考慮すれば、これは適切な選択だろう。

自重の重い巨大なホイールに推進力を与えるには、やはりアルミモーターのパワーは必須だ。ある世代が見れば懐かしの姿の1台だが、そこに注がれた技術は新しい。

鋭角的なデザインが個性の演出に一役買うハンドルバーは、遠藤自動車がワンオフで製作。スイッチ類はミスミ製を選択し、クオリティを高められる。

コンパクトなタンクも遠藤自動車によるワンオフで、ペイントはGクラシックが担当した。

表皮がスティングレイとなったシートもワンオフ。このマシンの見所のひとつだ。

プライマリーはリベラ製3インチオープン。チーズホールタイプのペグが装着されたフットコントロールもワンオフとのこと。

車名にあるとおり、このマシンの特徴のひとつが60本スポークホイールとワイドタイヤ。ご覧のとおり極太サイズである。スプロケットブレーキに組み合わされるキャリパーはPM製。

ラウンドメッシュのエアクリーナー&ミクニHCRが装着されたTCモーターは1690cc 。ハンドルと統一された、ワンオフのエキゾーストパイプのデザインにも注目したい。


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