●文/写真:ウィズハーレー編集部 ●取材協力:遠藤自動車サービス
ツインカムエンジン搭載・日本型チョッパースタイルの進化形
グースネック化されたフレームによってステムを寝かし、そこにスプリンガーフォークを装着することで構築される低くコンパクトなシルエット…。90年代、我が国のシーンではこうしたスタイルのチョッパーをよく見かけたものだが、ここに紹介する遠藤自動車サービスによる1台は、ある意味でそれが正当に進化を果たしたカタチといえるかもしれない。
当時の、そして今もこの手のマシンと言えば、アイアンバレルのシリンダーを持つショベル以前の旧車が定番のベースとなることが多いのだが、今回の車両の心臓に選ばれたのは、ご覧のとおりTCモーター。現行M8の一世代前という比較的新しいパワーユニットが選ばれているのだが、リアに装着されたワイドタイヤという足まわりを考慮すれば、これは適切な選択だろう。
自重の重い巨大なホイールに推進力を与えるには、やはりアルミモーターのパワーは必須だ。ある世代が見れば懐かしの姿の1台だが、そこに注がれた技術は新しい。
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