●情報:CASIO
カシオ計算機は、“Speed and Intelligence”をコンセプトとした高機能メタルウオッチ“EDIFICE(エディフィス)”より、「Honda Racing」とのコラボレーションモデル第5弾『EQW-A2000HR』を2021年5月15日に発売すると発表した。1961年に日本人ライダーによる初めてのWGP優勝から60周年を記念したもの。
1961年、ロードレース世界選手権 第2戦西ドイツGP250ccクラスで高橋国光選手が初優勝
カシオから登場する『EQW-A2000HR』 は、1961年に開催されたロードレース世界選手権「第2戦西ドイツGP250cc」で日本人ライダー高橋国光選手が初優勝してから今年で60周年を迎えることを記念し、優勝を飾ったレーシングマシン
「RC162」を表現したものだ。
「Honda Racing」は、本田技研工業が世界で展開するモータースポーツ活動の象徴であり、日本発のブランドとして世界へ挑戦し続ける姿勢が“EDIFICE”と 相通じることから、2018年よりコラボレーションを開始している。
ホンダ「RC162」は、前年型のRC161を改良する形で1961年にロードレース世界選手権(WGP)にフル参戦した250ccのレーシングマシン。空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブのエンジンを搭載し、249.37ccの総排気量から45ps以上/14000rpm、2.1kg-m/12000rpmのパワーを絞り出した。6速トランスミッションにより最高速度は220km/hを超え、車重は126.5kgだった。
1961年のWGP250ccクラスにおいて、RC162は第2戦西ドイツGPで高橋国光選手(ゼッケン100)が日本人ライダーとして世界選手権初優勝を遂げ、さらに出場しなかった第1戦を除く全10戦でホンダを駆るトム・フィリス選手、マイク・ヘイルウッド選手、ジム・レッドマン選手、ボブ・マッキンタイヤ選手らが優勝。さらに、第3戦以降は全戦で表彰台を独占するという快挙を成し遂げた。前年は250ccクラス最高位2位(125ccクラスは4位)であり、大躍進と言えた。ホンダにとってはTT出場宣言から7年目、参戦3年目の出来事だった。この年からホンダをはじめとした日本メーカーが猛威を振るい始めたのだ。
その後の1966年には、50cc5戦3勝、125cc9戦5勝、250cc10戦10勝、350cc7戦に出場し6勝、500cc9戦に出場し5勝。史上初の1メーカーによる5クラス制覇を成し遂げ、1967年末をもって4輪開発への注力を理由にGPから一時撤退する。
改めて紹介すると、EQW-A2000HR』はRC162のアルミ叩き出しのカウルをモチーフにして、ベゼルと文字板を特殊加工。ブラックの文字板には、燃料タンクをイメージした赤や「RC162」のボディカラーであるシルバーをアクセントとして配色したほか、印象的な黄色いラインや 1961年当時のHondaロゴをあしらっている。さらに、レーシングスーツをイメージした本革のバンドを使い、伝説のレースシーンを蘇らせたという。
ベースモデルには、ミドルサイズでスタイリッシュな電波ソーラーモデル「EQW A2000」を採用。 高強度でクリアなサファイアガラスの風防により、レースなどハードな場面でも安心して使用できる。“Honda”ロゴが随所にあしらわれた 専用パッケージには、軽量なベルクロタイプの付け替え用ナイロンバンドも同梱されている。
EQW-A2000HR
防水性能 10気圧防水
受信電波 JJY(日本):40 kHz(福島局)/ 60 kHz(九州局)、WWVB(アメリカ):60 kHz、MSF(イギリス):60 kHz、DCF77(ドイツ):77.5kHz、BPC(中国):68.5kHz
ワールドタイム 世界29 都市(29 タイムゾーン、サマータイム自動設定機能付き)+UTC(協定世界時)の時刻表示
ストップウオッチ 1/20秒、60分計
その他の機能 バッテリー充電警告機能、パワーセービング機能、日付・曜日表示、フルオートカレンダー
使用電源 タフソーラー(ソーラー充電システム)
連続駆動時間 フル充電時からソーラー発電無しの状態での駆動時間/機能使用の場合:約5か月/パワーセービング状態の場合:約22か月
大きさ 48.5×44.3×11.9mm
質量 約92g
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