●写真:本田技研工業
レプソルホンダチームは、2021年シーズンのMotoGPチームとマシンをオンラインで公開した。コロナ禍やマルク・マルケス選手の怪我という困難に見舞われた2020年シーズンを乗り越え、再びトップ戦線に返り咲く!
READY FOR THE CHALLENGE!……挑戦の準備はできている
レプソルホンダチームは、ホンダの歴史上初めて完全なオンラインプレゼンテーション行なった。
2013年から6度の最高峰クラスチャンピオンを獲得しているマルク・マルケス選手と、2021年から新たに加入することになったポル・エスパルガロ選手というラインナップで、レプソルホンダチームは2021年シーズンへのチャレンジを開始する。
コース上でもコース外でも、他に類を見なかった困難な2020年シーズン。レプソルホンダチームはマルク・マルケス選手の怪我もあって、まさかの未勝利というシーズンを送ったが、2020年シーズンに向けてリスタートする。新たなラインアップとなった2人のスペイン人ライダーは、これまでともにレースをして成長し、スペインのローカルチャンピオンシップからプレミアクラスまで戦い、446の世界選手権のスタート、184の表彰台、109のポール、97の勝利を獲得してきた。
2013年のMoto2チャンピオンであるポル・エスパルガロ選手「は、レプソルホンダチームのカラーリングが施されたファクトリーマシン・RC213Vに跨ることになる。 100レース以上を走ってきた最高峰クラスの中でも、29歳のエスパルガロ選手ははMotoGPで最も経験豊富なライダーの一人だ。これまでに同クラスでは5つの表彰台と2つのポールポジションを獲得し、最高ランキングは5位。
これまでに8度の世界チャンピオン、最高峰クラスで6の世界チャンピオンとなっているマルク・マルケス選手にとって、2021年シーズンはヘレスで受けた怪我から心機一転の再スタートとなる。
レプソルとホンダのパートナーシップは四半世紀以上も継続しており、そのマシンカラーはMotoGPチャンピオンシップに欠かせない。レプソルホンダチームは180回の最高峰クラス優勝、447回の最高峰クラス表彰台、15回の世界タイトルを獲得してきており、2021年は“通常モード”のレベルに戻るため並々ならぬ決意を秘めているはず。
MotoGPのプレシーズンテストはカタールで行われ、そこではポル・エスパルガロ選手がRC213Vを初めて味わうことになる。マルク・マルケス選手は回復に集中し続けているため、同テストには参加しないという。
Honda RC213V[2021 version]
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