●文:ヤングマシン編集部
初の走行モードまで獲得。よりパンチのある走りに
“ナナハン版カブ”と評されるほど、実用的な走りと使い勝手に優れるホンダNC750X。今回のビッグチェンジは、その魅力に一段と磨きをかけるものだ。欧州発表の新型は、現行をベースにほぼ全身をリファイン。心臓部は、電制スロットルの初採用や吸排気系の変更などで最高回転数を600rpm高め、3.8ps&0.1kg‐m増を達成した。合わせて1〜3速をショート化し、キビキビした走りをもたらす。さらにNC初の走行モードを獲得。4パターンから選択でき、DCTもこれに連動する。加えてトラクションコントロールは2→3レベルに増加。MT仕様はスリッパークラッチも新採用した。
新型は軽量化もトピック。鋼管フレームはパイプの厚みや構成を最適化し、単体で1.8kg減。エンジンは1.2kg減となるなど各部の軽量化も進め、トータルで6kgもの削減を果たした。力強いエンジンと合わせ、より爽快な走りが楽しめるだろう。なおサスペンションはショート化され、シート高は30mm減の800mmに。これはローダウン仕様が標準の現行国内モデルと同じ数値。日本も同様のシート高となるか。
さらにNC名物のメットインは容量を1L拡大。力強くなったスタイルや、新メーターも獲得するなど、まさに全方位的に進化を遂げたと言える。
【タフギアオプションも充実】アルミパネル付きのトップ&パニアケースのほか、ガード類/フォグランプ/ロングスクリーンなどSUVらしいオプションを用意。収納スペースにUSB-Cソケットも追加できる。 [写真タップで拡大]
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