フレーム改訂と足まわり強化も

ホンダ新型「NC750X」欧州で発表！シート高30mmダウン、6kg軽量化、4psパワーアップ！

2020/11/10 20:24
ヤングマシン(ヨ)

ホンダは欧州で新型NC750Xを発表。X-ADVと同様のエンジンパワーアップを受け、フレームもリファイン。サスペンションはストロークを前後120mmとすることでシート高を下げ、より気軽に付き合えるツーリングSUVマシンとしている。

1 新型X-ADVと同じく43.1kW（58.6ps）にパワーアップ、4モードのDCTはフィーリングも向上
2 HONDA NC750X［2021 model］欧州仕様
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新型X-ADVと同じく43.1kW（58.6ps）にパワーアップ、4モードのDCTはフィーリングも向上

欧州ホンダは新型NC750Xを正式発表。スタイリングを一新するとともにエンジンと車体もリファインし、より使い勝手のいいツーリングSUVマシンなった。

エンジンは同時発表されたX-ADVと同様に最高回転数をレッドラインを600rpm高めた7000rpmとし、58.6ps/6750rpmにパワーアップ。最大トルクも7.04kg-m/4750rpmに増大するとともに1～3速をショート化、低中速のパンチを増している。もちろんユーロ5適合とし、燃費はWMTCモードで28.3km/Lに。また、マニュアルトランスミッション仕様は新たにスリッパークラッチを採用し、レバー操作力を20％低減した。

スロットルバイワイヤの採用により、ライディングモード×3およびユーザーカスタムモードを実装。ホンダセレクタブルトルクコントロールは3段階に調整可能だ。ちなみに270°クランク並列2気筒エンジンは単体重量を1.2kg軽量化している。

デュアルクラッチトランスミッション（DCT）仕様ではライディングモードに応じてシフトスケジュールを変化させるほか、ユーザーモードでも4段階に調整可能。さらに「アダプティブクラッチキャパシティコントロール」と呼ばれる新機能を採用し、スロットル開閉時にクラッチをわずかにコントロールすることで、より自然なフィーリングを実現している。

車体はスチールフレームをリファインするなどして6kgの軽量化を達成。前153.5→120mm／後150→120mmとしたサスペンショントラベルのショート化により、シート高は30mm下げられて800mm（現行の日本仕様と同じ）になった。

シャープかつアグレッシブなスタイリングには、新型LEDヘッドライト／テールランプ／ウインカーやプロテクションを向上したウインドスクリーンなどが貢献。メーターは新型のLCDディスプレイになった。ストレージスペースは容量23Lに拡大されている。

いずれ日本仕様の正式発表もあるだろうが、その時期等については続報を待ちたい。

欧州では新型X-ADV、新色のアフリカツインと並べられ、ホンダの豊富なアドベンチャーモデルの選択肢を誇示する。

HONDA NC750X［2021 model］欧州仕様

【HONDA NC750X［2021 model］欧州仕様】主要諸元■全長2210　全幅846　全高1330　軸距1535　シート高800（各mm）車重MT：214kg／DCT：224kg（装備）■水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ　745cc　58.6ps/6750rpm　7.04kg-m/4750rpm　変速機MT6段／6段DCT　燃料タンク容量14.1L■キャスター27°／トレール110mm　ブレーキF＝φ320mmディスク+2ポットキャリパー　R＝φ240mmディスク+1ポットキャリパー　タイヤサイズF＝120/70ZR17　R＝160/60ZR17　●価格＆発売時期：未発表　※諸元等は全て欧州仕様

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