ボローニャの紅き咆哮がミラノを席巻! ドゥカティが放つ怒涛の2027攻勢を見よ

ボローニャの紅き咆哮がミラノを席巻! ドゥカティが放つ怒涛の2027攻勢を見よ

創業100周年という記念すべき節目を迎えたドゥカティが、本拠地イタリアで開催されたEICMA 2026で大爆発した。
プレスカンファレンスでお披露目されたのは、なんと5つの完全新型モデルに加えて注目のプレビューモデル、さらに新グラフィックを纏ったスペシャル仕様の数々。サーキット直系のリアルレーサーから悪路を制覇する超本格アドベンチャー、さらには怒涛のマッスルネイキッドまで、隙のない強力ラインナップが一気に集結した。
ミラノ現地から届いた特大スクープを、メカニズムの核心に迫りつつ一挙にお届けしよう!


●文:ヤングマシン編集部

【Diavel V4 / S】電脳脚「SmartEC-3」を引っ提げ、待望の“S”が堂々復活!

Diavel V4

「マッスルロードスター」の異名をとるディアベルV4が、2027年モデルで大幅な戦闘力アップを果たした。最大のトピックは、V4世代となって初となる「S」バージョンの復活だ。

目玉となるのは、リアルタイムで減衰特性をアジャストするオーリンズ製SmartEC-3セミアクティブ電子制御サスペンションの採用。168psを誇るV4グランツーリスモ・エンジンには、低中回転域のツキをさらに磨き上げた新電制ストラテジーを投入。フラッグシップのパニガーレ直系となる新開発「DQS(ドゥカティ・クイック・シフト)2.0」とのコンビネーションにより、シフトチェンジ時の小気味よさは別次元へ引き上げられた。

オプティカル・ボンディング技術を採用した視認性抜群の6.9インチ大型TFTメーターや、上位機種「Diavel V4 RS」譲りのエアインテーク形状、新設計シングルシートカウルなど、エクステリアも一段と攻撃的な仕上がりを見せている。

【DesertX Rally】完全新設計プラットフォーム&超絶足まわりでダートを蹂躙する!

DesertX Rally MY27

「本気でラリーレイドを獲りに行く」という開発陣の気迫がビシビシ伝わってくるのが、フルモデルチェンジ級の進化を遂げた新型DesertX Rallyだ。

心臓部には、ドゥカティ史上最軽量を誇る890ccの新型V2エンジン(110ps/92Nm)を搭載。専用開発のモノコックフレームに、リンク比を最適化したフルフローター式リヤサスペンションを組み合わせ、車体骨格から完全に刷新された。

足まわりも完全にプロスペック。

  • フロント: クローズドカートリッジ採用の48mm径KYB製フォーク。カシマコート&DLCコーティングで極上の作動性を誇る。
  • リヤ: フルアジャスタブル・ショックアブソーバー+オーリンズ製ステアリングダンパー。
  • ホイール: 前21/後18インチのエキセル製プロフェッショナル・チューブレスリム。リヤは耐衝撃性に優れる36本スポーク仕様を採用。

ガレ場やハードエンデューロでもビクともしないプロクオリティの足まわりは、本気のアドベンチャーツアラー垂涎の的となるだろう。

【Panigale V4 SP / V2 SP / Streetfighter V4 SP】サーキットを支配する“SP”三銃士が降臨!

ドゥカティ伝統のスペシャルコード「SP(スポーツ・プロダクション)」の名を冠した至高のサーキットウェポンが、一挙に3台スタンバイ。いずれもシリアルナンバーが刻まれる限定エディションだ。

Panigale V4 SP

Panigale V2 SP

Streetfighter V4 SP

モデルエンジン / パワー注目スペック&レース由来コンポーネント
Panigale V4 SPデスモセディチ・ストラダーレ
218ps
・カーボンホイール+STM EVO-SBK乾式クラッチ
・ニュートラルロック機構付きレーシングミッション
・オーリンズSmartEC 3.0+V4 R直系リンク機構
・大型ウイング&サイドポッドの新エアロ
Panigale V2 SP新世代V2(可変バルブ機構)
120ps
・WSS参戦を見据えたホモロゲーション直系仕様
・ロングスイングアーム+鍛造軽量ホイール
・コルセ専用オイル対応の乾式クラッチ+オーリンズ脚
Streetfighter V4 SPデスモセディチ・ストラダーレ
214ps
・伝説の「ウィンターテスト」マットブラックカラー
・カーボンホイール+STM乾式クラッチ
・ブレンボMCSマスター(リモートアジャスター付)

特に注目したいのは、新世代V2エンジンをベースに仕立てられたPanigale V2 SP。アルミ鍛造ホイールやロングスイングアームを備え、往年の「レースに勝つためのベースマシン」というSP本来の思想へ真正面から原点回帰している点が熱い。

Hypermotard 698 Mono RVEおよびHypermotard V2 RVE

Hypermotard 698 Mono RVEおよびHypermotard V2 RVEは、ドゥカティ・ファンバイクならではの個性を際立たせる2つのモデルで、Hypermotardのラインナップを拡充。698 Mono RVEは、有名なグラフィティ・カラーリングを進化させた新しいデザインを採用し、視覚的なインパクトを高めている。また、型式認証済みテルミニョーニ製サイレンサーが標準装備され(一部の市場を除く)、スポーティなキャラクターをさらに強調している。

新しいV2モデルでは、象徴的なRVEデザインをツイン・シリンダー・ファミリーに復活させ、専用のカラーリングとさらに充実した仕様で強化し、スタイル、テクノロジー、ライディングの楽しさを兼ね備えたバージョンを提供する。

Hypermotard 698 Mono RVE

Hypermotard V2 RVE

【ニューカマー&特別展】Desmo250 EDSプレビューから怒涛の100周年記念展まで

会場の熱気はこれだけに留まらない。

  • Desmo250 EDS(プレビュー): 本格参戦を果たした450に続き、待望のクォーター・モトクロッサー「Desmo250 EDS」のプロトタイプが姿を現した。欧州でのデリバリーは2027年夏を予定。デスモドロミックを採用した250ccオフロードレーサーの咆哮が、いよいよ現実のものとなる。
  • ファンバイク&ストリートの拡充: アグレッシブなグラフィティグラフィックとテルミニョーニ製マフラー(一部市場)を奢る「Hypermotard 698 Mono RVE」に加え、ツインの「Hypermotard V2 RVE」が堂々復活。さらに、70年代レーサーを彷彿とさせるグリーン×ブロンズの「Scrambler Full Throttle Heritage」や「XDiavel V4 Black Edition」など、目を見張るカラーバリエーションが勢揃いした。

Scrambler Full Throttle MY27

XDiavel V4 Black Edition

Multistrada V2 Sport Livery

圧巻の創業100周年特別展示「100 YEARS、100 STORIES」 会場のサウス・エントランスには、100年に及ぶ栄光の歩みを振り返るスペシャルブースが出現。マイク・ヘイルウッドが1978年のマン島TTで駆った伝説の「900 SS」、B.スパッジアーリの「750 Imola Desmo」、M.ルッキネッリの「750 F1 BOT」、さらにはストーナー、バニャイア、フォガティ、バウティスタらの歴代チャンピオンマシンが一堂に会する様は、まさに圧巻の一言。

技術の最先端を突き進みながら、自らのヘリテージを熱く燃え上がらせるドゥカティ。2027年シーズンに向けて放たれた矢は、どれもライダーのハートを撃ち抜くものばかりだ!

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