タイホンダが発表した新型「スーパーカブ110」はロングストローク化した新型エンジンを搭載。日本への展開も期待されるところだが、なんとグロム(125)も新エンジンを搭載する新型へと進化することが判明した。ヒントは編集部に舞い込んだ1枚の写真のみだが……。
スーパーカブ110(タイ発表)に続くブランニューエンジン!
2020年10月2日、編集部に1枚の写真データが舞い込んだ。差出人は海外から。写されていたのは、レース仕様になったグロムと思われる1台だった。……が、よく見ると現行車ベースではないことがわかる。エンジンのケース回りの造形がまったく異なっているのだ。さらに、サイドカバーを中心に外装も大きく変わっている。これは……!
まったくもって見た目で判断するしかないのだが、エンジンは完全な新型だ。現行モデルはクラッチハウジング前方に張り出すようなポイントカバーと、ツルっとした見た目のクラッチカバーが特徴だったが、新型エンジンはクラッチカバーのほうが張り出しているように見え、全体にスリム化されているように思える。
セルモーター位置はだいたい一緒、スイングアームピボットと共締めだったステッププレートについては、レース用バックステップに換装されているため構造の違いは判別できない。
グロムのエンジンが新型になるとすると、同系エンジンを搭載するモンキー125などにも波及していきそう。また、新型スーパーカブ110との類似性も気になるところだ。
足まわりについては、前後ホイールが異なっているほか、少なくともフロントのブレーキディスクはスリット形状もマウント方法も異なっている。シートは段付きからフラットなダブルシートに変更されているが、これがレース仕様ならではの換装パーツなのかはわからない。
ヘッドライト形状にも大きな変更がありそうだ。現行モデルはSFっぽいスクエアの縦2眼となっているが、新型はカバーを見る限り初代グロムに先祖帰りしている印象。当然LEDになるだろう。燃料タンクカバーやサイドカバーの構成面も、よりフラットなつながりになっているようだ。
これがいつ発表されるのかについてだが、編集部の独自情報では近日中という気配で、発表されるのは海外と見られる。続報が入り次第、お伝えしていきたい。
上段は新型グロムで、下段は現行モデル。造形の違いは判別しにくいが、じっくり眺めてみていただきたい。
比較用スタイリング写真
HONDA GROM[2021 ? Racing Edition ]
HONDA GROM[2013 model]※初代
HONDA GROM[2020 model]※現行
あなたにおすすめの関連記事
その名も「スマートエンジン」は、CT125ハンターカブよりもロングストローク タイホンダは「スーパーカブ110」の新型を発表。「オールニュー」と銘打たれたスーパーカブ110は「Find Your Or[…]
冒険スクーターに高級感と、よりタフなスポーティさを インドネシアのPTアストラ ホンダはADV150のニューカラーとして黒、白、白×黒の3色を発表した。日本仕様ではABS仕様のみとなっているが、インド[…]
2グレード構成で、価格は19万ルピーから 2020年9月30日に行われたオンライン発表会で、ホンダの「ハイネスCB350」が発表されたのは既報通り。その後しばらく時間を置いてからプレスリリースと公式ペ[…]
ホンダは、2016年以来となる600クラスのスーパースポーツ「CBR600RR」を発売すると正式発表。ホンダのティーザーサイトを含め、その姿は先行公開されてきたが、ついにスペックや価格、発売日が明らか[…]
※’20年7月上旬現在、国内で購入できる現行ラインナップかつ公道市販車のカタログ数値(公式HPに記載されているスペック)を比較。 世界中で愛されるカブが堂々の戴冠 燃料1Lあたりの走行距離を示す「燃費[…]
最新の記事
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 3色ラインナップ化! ホンダ「CT125ハンターカブ」歴代カラー大図鑑【2022年モデル】
- 【受注限定】SHOEI「グラムスター」に新色モスグリーン! 5月発売で全5色展開に
- 1
- 2