カワサキは2020年に、伝説的な名機であるZ2・Z1用にシリンダーヘッドを復刻・再販開始。当時の設計を踏襲しつつ現代の技術で仕上げられたシリンダーヘッドは、シルバーとブラックの2バージョンでリバイバルされ、末永く乗り続けたいオーナーへの福音となった。このシリンダーヘッドのカットモデルが発売される。
歴史的なモーターサイクル「Z2・Z1」シリンダーヘッドの復刻を記念したカットモデル
カワサキは、同社のモーターサイクルを象徴する歴史的なモデル「750RS」(1973年発売・通称はZ2)および、その国外向け輸出仕様である「900 super4」(1972年発売・通称はZ1)シリーズのシリンダーヘッド復刻を記念したカットモデルを発売する。
Z2・Z1は、発売から半世紀近くが経った現在でも世界中のライダーから愛され、今も的確なメンテナンス・レストア等により走り続けている車両が多く存在する。カワサキは、Z2・Z1シリーズがさらに永くオーナーの皆様とともに走り続けて欲しいと願い、最も代替が難しいシリンダーヘッドを再生産し、2020年1月より販売している。この復刻を記念して、シリンダーヘッドのカットモデルをオブジェとして製作したという。
購入を希望する方は、下記URLより「川崎重工業株式会社 ヘリテージパーツお問合せ窓口」に電子メールで連絡し、販売条件や購入手続きについて問い合わせていただきたい。

【KAWASAKI 900super4 Z1】■空冷並列4気筒DOHC2バルブ 903cc[746cc] ボア×ストローク66×66mm[64×58mm] 圧縮比8.5[9.0] 最高出力82ps/8500rpm[69ps/9000rpm] 最大トルク7.5kg-m/7000rpm[5.9kg-m/7500rpm] ※[]内は750RS(Z2) [写真タップで拡大]

再販されたシリンダーヘッドは「シリンダーヘッド本体」および「カムシャフトブラケット」で構成され、写真のように黒と銀が生産される。当時の製造技術・製造法の結果として生じた細部の形状や表面の質感などを復元するものではなく、またカムシャフトやシリンダーヘッドカバー、バルブ、タペット、ガスケット類などは含まない。販売価格は、黒:26万4000円/銀:25万3000円。 [写真タップで拡大]
■商品内容
Z2・Z1シリンダーヘッドカットモデル(台座・シリアルナンバー入り銘板付属)
※上記写真は試作品(黒)のため、実際の販売品とは異なります。
※シリアルナンバーおよびシリンダー(1番側もしくは4番側)の指定はできません。
■販売価格
2万5000円(税込)
※送料と代金引換手数料が別途必要です。
※お支払い方法は代金引換のみとさせて頂きます。
■販売数量
50個(黒・銀合計)
※申込みは、お1人様1個とさせて頂きます。
※お申込みいただいたお客様の中から抽選で販売いたします。
■お申込み期間
2020年9月1日(火)~9月15日(火)
※受注確定者(当選者)の方のみ、メールにてご連絡いたします。
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