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【不滅の人気に応えて】CB750Fの純正パーツが再販される!

本田技研工業は2019年2月25日、『旧型二輪車部品再販売の継続取組みについて』というプレス発表会を行い、2017年に再販売が実施されたNSR250RとCB750Fourの部品販売実績と、他モデルへの展開を求める声をもとに、CB750Fの部品再販売を開始することを発表した。

市販品では替えが利かないものを再販する!

CB750Fのファンにとっては待望のパーツ再販だ。’17年にはNSR250RとCB750フォアのパーツが受注販売されたが、指をくわえて見ている他モデルのオーナーも少なくなかったはず。しかしホンダは、もともとこのプロジェクトをファンに喜んでもらうためにとスタートした経緯があり、採算度外視とまではいかないものの、事業の継続が可能であれば十分という志で取り組んでいる。ゆえに、今も1万2000台近くが登録車として現存しているといわれるCB750Fを無視するはずもなく、そのオーナーに末永く楽しんでもらうための再販を行うことは、ある意味で必然だったといえるだろう。

再販されるパーツ群のチョイスもまた気が利いている。というのも、純正パーツでなくとも代替が利くものについては後回しとして、『地味だけど、これがないと維持できない』というパーツを優先しているからだ。例えばヘッドライトケースやスロットルケーブル、バルブスプリングリテーナーといったものは、アフターマーケットパーツで同じものを作ってもらおうと思ったら、精度は出ていないが安いもの、もしくは純正並みの精度だがとても買える値段ではない、といった事態になることが容易に想像できる。あくまでも常識の範囲内の価格で、かつ純正パーツとして信頼できる精度のものを販売できるのは、やはり車両メーカーを置いてほかにない。

もう少し正確に言えば、再販パーツの選定における基準は4つあるという。まず『走るために必要』で、『問い合わせが多い』もの。そして『商品性が高いもの』と続くが、重視されたのは『市販品で代替できない』ということなのだ。

ということで、CB750Fのパーツ群を紹介する前に、NSR250RとCB750Fourのパーツ再販を簡単に振り返ってみたい。

NSR250Rの場合[2017年にパーツを再販]

部品再販売の先駆けとなった1台がNSR250Rだ。FブレーキシリンダーサブASSYや各種ケーブル類、クラッチスプリング、キャブレターパーツ類など、専用設計で替えの利かないものが再販された。

キャブレターインシュレーターなどのニーズがあったNSR250R。特に樹脂製品は劣化や破損をすると修理が困難なため、再販の要望が強かったという。

CB750Fourの場合[2017年にパーツを再販]

同じく’17年に再販さればCB750Fourのパーツでは、エンジン関連のバルブロッカーアームBやピストン(STD)のほか、ドライブスプロケットやR.フューエルタンクエンブレムが再販された。

CB750フォアでは燃料タンクの両側につくエンブレムの人気が高かったようだ。劣化しているものが多く、外装系のため需要も多かった。

これからどうなるのか?

パーツが再販されるとして、気になるのは入手のしやすさだ。2017年の実績を踏まえて決定されたのは下記の3つである。

・『新規モデルの追加』……つまり今回のCB750Fのこと

・NSR250R/CB750Four 再販売部品の『継続販売』

・『在庫販売』……受注限定生産ではないということ

以上により、オーナーにはかなりの安心感がもたらされることになった。既存のNSR250RおよびCB750Fourオーナーにとって嬉しいのは継続販売だろう。受注販売としてスタートしたものが今回のCB750Fと同じ在庫販売になるということ。つまりこれによって、買い占めて利益を狙う、いわゆる転売屋のような輩に対する抑止力も働き、必要になるまでは焦って買わなくても済むようになるわけだ。NSR250RとCB750Fourの継続再販売部品はすでに生産が始まっており、3月より順次販売が開始される。詳細は文末のURLよりHPを確認されたし。

再販されるCB750Fのパーツは以下のとおり

■コネクティングロッドボルト[全年式]■プライマリーチェーン[全年式]■カムチェーンA[全年式]■カムチェーンB[全年式]■バルブアウタースプリング[全年式]■バルブインナースプリング[全年式]■ジェットニードルセット[FZ&FA][FB&FC]■ニードルジェットホルダー[全年式]■スロットルケーブルCOMP.A[FB&FC]■スロットルケーブルCOMP.B[FB&FC]■チョークケーブルCOMP[FZ&FA][FB&FC]■クラッチプレートCOMP.B[全年式]■メーターロアーカバー[全年式]■スピードメーターケーブルASSY.[FC]■ケーブルアジャスティングボルト[全年式]■ヘッドライトケース[全年式 ※インテグラ不可]■サイドカバーマークTYPE1[FC]■サイドカバーマークTYPE2[FC]■12MMアクスルナット[全年式]■フィキシングナット[全年式]

以上の23点が再販パーツだ。いずれも生産は始まっており、4月以降に順次販売開始となる。NSR250RとCB750Four同様、文末のURLで詳細を確かめてほしい。

CB750Fの再販売部品の一例。たしかに転倒などで割れてしまいやすいパーツだが、この部分だけを入手するのは極めて困難だろう。

こちらは販売中となるウインカースイッチASSY[全年式]。こうしたパーツの劣化は旧車オーナーの悩みのタネになりがちなのだ。

ちなみにですが……ちょっと面白い話

いずれも旧車に属するCB750Four、NSR250R、CB750Fだが、それぞれ販売終了した部品もあれば販売中の部品もあるという。全部品点数に対する割合で見ると、その内訳はこうなる。

・CB750Four[販売終了=66%/販売中=34%]

・NSR250R[販売終了=82%/販売中=18%]

・CB750F[販売終了=59%/販売中=41%]

実はこれ、各車のパーツの在庫が残っているという単純な話ではなく、他モデルとの共通部品として生き残っているものが販売中に分類されているのだという(全てがそうとも限らないが)。つまり、NSR250Rのように販売終了パーツの割合が大きいものは、それだけ専用設計の部品が多いということでもあるのだ。以下に生き残りパーツの一例を紹介しよう。

CB750Fourのタペットカバーである。こちらは他モデルにも同じタペットカバーとして流用されているだけでなく、スーパーカブ系のエンジンのドレンプラグナットとして生き残っているのだという。しかも、当時のCB750Fourのパーツ番号がそのまま刻印されているというから驚きだ。

誕生から50年を経てなお生き残るCB750Fourのタペットカバー。スーパーカブ系のどの車種が採用しているのかは、ぜひご自身で探してみてください。

詳細は下記ホンダのHPにて

https://www.honda.co.jp/bike-genuineparts/

※2月26日公開予定

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)

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