〈連載〉岡崎静夏がじっくり乗ってみました!

岡崎静夏のホンダX-ADV試乗インプレ後編【通勤からロングツーリングまで幅広対応】

コロナ禍でレースも練習もままならない中、3密を避けてバイク通勤しているレーサー・岡崎静夏さん。今回の相棒は、’17年のデビュー当時から大好きだというX-ADVだ。インプレッションレポート後編をお届けする。

岡崎静夏のホンダX-ADV試乗インプレッション
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岡崎静夏(おかざき・しずか):チャーミングな笑顔でも中身はスパルタンな「バイクフリーク」。’09〜’10年、MFJレディースロードレースで2年連続王者に。全日本はGP-MONOを経て’12年からJ-GP3に参戦中。

【ウインドスクリーン】(左)ロックレバーと調整ハンドルを使えば、工具不要で簡単に調整できる。一番高くした状態では高速道路のクルージングも難なくこませる。ロングツーリングにもピッタリ! (右)スクリーンは高さと角度が5段階で変わる。高さで136mm、角度で11度とかなりの変化量。もともと風防効果が高いので、街乗りなら低い状態でも十分だ。

【オールLED灯火類】シャープな顔つきがカッコいいヘッドライトも、2本ラインのテールランプも、全部がLEDだ。

【アルミテーパーハンドル】軽くて高強度なアルミテーパーハンドルにナックルガードがセットされアドベンチャー感たっぷり。

【右ハンドルスイッチ】(左)上からキルスイッチ、DCTがATモードの時のDモード/Sモード切り替えスイッチ、そしてセルボタン。Dモードが標準で、Sモードはパワーが必要な時に選ぶ。(右)ATモードとMTモードを切り換えるA/Mスイッチ。自動的にシフトアップせず、自分でタイミングを計るMTモードの存在が、X-ATVの単車感を高めている。

【左ハンドルスイッチ】(左)ライトの切り替え、ハザード、ホーン、ウインカー、そしてDCTがMTモードの時のシフトダウンスイッチが並びます。グリップ側にはグリップヒーターのスイッチも。(右)こちらはシフトアップスイッチ。動作はダイレクトです。上の方に見えるのはトルクコントロールスイッチで、いわゆるトラコンの制御レベルを選択。

【パーキングブレーキ】左ブレーキレバーを握り、パーキングブレーキレバーを引くだけでOK。戻すのも容易だ。

【スピードメーター】スピードを中心に、タコメーター、ギヤポジション、燃料計、DCTモードなどを表示。

【インジケーター】スピードメーターとは別体のインジケーターには、ニュートラルランプや警告灯などが。

【Gスイッチ】クラッチ制御の特性をレスポンス重視に変更することで、オフロード走行に対応する。

【スマートキー】スマートキーを持っていればメインスイッチが操作できる。給油口オープンもスイッチをポン!

【アンサーバック機能】アンサーバックスイッチを押すとハザードが。メインスイッチの照明も点灯し自車位置をお知らせ。

【ラゲッジスペース】容量は21Lとたっぷり。内部にはアクセサリーソケットとETC2.0車載器が装備されている。

X-ADVのディテールをチェック

  1. スタイリング
    めっちゃ好きです! コンセプトがハッキリしていて、それを突き詰めているという姿勢自体がすごくカッコいい。
  2. スポーツ性
    ツーリングならスーパースポーツとも十分渡り合えるパフォーマンス。一緒に走っても遅れを取ることはないはず。
  3. ツーリング
    ロング走のためにあるバイクって感じ。アップライトなポジションで疲れにくいし、荷物が積めて快適そのものです。
  4. 街乗り
    車格の割に細かい動きが得意。ハンドルの切れ角が大きいので小回りが効きます。見通しもよくて安心感が高い!
  5. コストパフォーマンス
    通勤からツーリング、スポーティな走りまで公道のあらゆる用途に対応。やりたいことが何でもできるお得な1台。

●まとめ:高橋 剛 ●写真:楠堂亜希 ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

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