コロナ禍でレースも練習もままならない中、3密を避けてバイク通勤しているレーサー・岡崎静夏さん。今回の相棒は、’17年のデビュー当時から大好きだというX-ADVだ。インプレッションレポート後編をお届けする。
物心ついてから、ずっとレースをしてきました。だからいつも忙しくて、のんびりしたことがありません……。 でも、さすがにこの新型コロナ禍の影響でレースも開催されず、練習も満足にできない日々。時間があること[…]
快適に通勤しながら長旅に思いを馳せる
(前ページより続く)
’20 X-ADVで街中を走っていると、やはり想いは郊外の気持ちいい道へと広がっていきます。このバイクが本領を発揮するのは、間違いなくツーリング。それも長距離で、いろんなシチュエーションを走り抜くのにピッタリです。今どきはツーリングにぴったりな季節なのに、遠出をガマンしないといけないのはツライ……。
高速道路は快適そのものだし、タフなイメージ通りにちょっとしたフラットダートぐらいだったら余裕でこなしてくれます。そして何よりも大事なのは、シート下にたっぷりとラゲッジスペースがあること!
自分はツーリングに行くとたいていお土産を買うんです。しかも走りを楽しみたいから、できるだけ手ぶら。そうなるとX-ADVのように荷物が積めるバイクは文句なしです。
X-ADVがデビューした当時、ヤングマシンの企画で長島哲太くんと伊豆にツーリングに行きましたが、使い勝手のよさには本当に驚かされました。オフロードテイストや、スクータースタイルや、DCTなどいろんな要素があるけど、乗ってみるとまとまりがすごくイイんです。高速もワインディングも街中も、どこもかしこも楽しかったことをよく覚えています。
そのテツも、モト2開幕戦で優勝したからな〜。その後コロナ禍でレースが延期されてるから、ずっとランキングトップにいるのが悔しいけど(笑)、本当にスゴイことだと思います。
昔から一緒にレースしてたけど、テツはとにかく速くて憧れの存在だったんです。このままチャンピオン獲っちゃえばいいのに!
と、思わず話が逸れてしまいましたが、通勤からロングツーリングまで、本当の意味で幅広く対応できてしまうのがX‐ADVの魅力です。「何でもできる」と思える乗り物って、夢がふくらんでイイですよね。
幅広さかぁ……。実は自分にも人間としての幅を広げる趣味というものができまして。それがなんと、お菓子作りなんです(!!)。 オーブンでガトーショコラを焼いちゃったりして、女子っぽいでしょう? 子供の頃、母と一緒によく作ってたことを思い出してます。
お菓子作りって、かなりの時間がかかるものなんですよ。レースをやってると、その時間さえもったいなくて準備やらトレーニングやらに充てていましたが、さすがに今はたっぷりと余裕があるので……。
本当はX-ADVで友達とツーリングに行く予定もあったんですけどね。今は通勤で乗ることと、お菓子作りで気を紛らわせておきます……。あ〜、早く思いっ切りバイクに乗りたい!
X-ADVのディテールをチェック
お気に入りポイントは遊びゴコロ
X-ADVのインプレッションまとめ
- スタイリング
めっちゃ好きです! コンセプトがハッキリしていて、それを突き詰めているという姿勢自体がすごくカッコいい。 - スポーツ性
ツーリングならスーパースポーツとも十分渡り合えるパフォーマンス。一緒に走っても遅れを取ることはないはず。 - ツーリング
ロング走のためにあるバイクって感じ。アップライトなポジションで疲れにくいし、荷物が積めて快適そのものです。 - 街乗り
車格の割に細かい動きが得意。ハンドルの切れ角が大きいので小回りが効きます。見通しもよくて安心感が高い! - コストパフォーマンス
通勤からツーリング、スポーティな走りまで公道のあらゆる用途に対応。やりたいことが何でもできるお得な1台。
●まとめ:高橋 剛 ●写真:楠堂亜希 ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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