〈連載〉岡崎静夏がじっくり乗ってみました!

岡崎静夏の’20ホンダCB400SF試乗インプレ前編【”変わらない”がカッコいい】

  • 2020/6/30
岡崎静夏の’20ホンダCB400SF試乗インプレ

’20年も国内レース・J-GP3に参戦する女性レーサー・岡崎静夏さん。今回の試乗車・ホンダCB400SUPER FOURを前に、いつになく熱く語り続ける。長い歴史を持つ”本物”の存在感が、ライダーの熱いスピリッツを刺激するようだ。インプレッションレポート前編をお届けする。

岡崎静夏の’20ホンダCB400SF試乗インプレ
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岡崎静夏(おかざき・しずか):チャーミングな笑顔でも中身はスパルタンな「バイクフリーク」。’09〜’10年、MFJレディースロードレースで2年連続王者に。全日本はGP-MONOを経て’12年からJ-GP3に参戦中。

ホンダ CB400 SUPER FOUR】初代発売は’92年のロングセラーモデル。スーパーフォアを略して「スーフォア」と呼ばれ愛されている。’99年登場のNC39型からハイパーVTECを搭載。以後バージョンアップを続け、最新モデルはよりきめ細やかな制御のハイパーVTEC Revoを採用。

'20 HONDA CB400 SUPER FOUR

【’20 HONDA CB400 SUPER FOUR】主要諸元 ■全長2080 全幅745 全高1080 軸距1410 シート高755(各mm) 車重201kg ■水冷4スト直列4気筒DOHC4バルブ399cc 最高出力56ps/11000rpm 最大トルク4.0kg-m/9500rpm 6段リターン 燃料タンク容量18L ■タイヤサイズF=120/60-17 R=160/60-17 ●価格:92万8400円(アトモスフィアブルーメタリック・キャンディークロモスフィアレッド)/88万4400円(ダークネスブラックメタリック)

変わることなく貫き通す、その姿勢がカッコいい

レーシング”女子”と呼んでいただいている自分ですが、果たして本当にそれにふさわしいのかどうか、我ながらはなはだ疑問です(笑)。

年齢や姿形にも問題アリと自覚していますが、”女子”と呼ばれて最大級に引っかかるのは、中身が”オトコ”ってこと。頭の中はバイクとレースのことだらけって、イイんでしょうか?

イイんです、そんな女子がいたって(笑)。だって、バイクはカッコいいしレースは面白いですからね。こればっかりはいくら月日が経っても、経験を重ねても変わりません。

なぁんてことを改めて考えたのは、CB400スーパーフォアをお借りしていた間のこと。朝、CBを眺めるたびに「カッコいいなぁ……」と惚れ惚れしてしまったからです。

大丈夫か、自分……。

と思いつつ、昂ぶる気持ちはどうしようもありません。セルボタンを押し、「ドウン!」とエンジンに火が入ると、もうたまりません! アイドリングだけで直4サウンドに聴き入ってしまいます。最高!

大丈夫か、自分……。

'20 HONDA CB400 SUPER FOUR

丸目一灯というネイキッドの正統的デザインを踏襲しながらも、時代に合わせて常にルックスをアップデート。サイドカバーやリヤカウルのデザインを変更するなど、たゆまぬ進化を続けている。

'20 HONDA CB400 SUPER FOUR

「女性が乗ると車格はちょっと大柄に感じますが、無理のないポジションで快適と言える範囲かな。タンク後端が絞られていてスリムだから、思ったよりも足着き性がよくて安心感があります。足を下ろす時にも邪魔なものがないのでスムーズです」(岡崎さん)

バイク好きな皆さんに説明するまでもありませんが、「CB」はホンダにとって正統的な名称です。

最初にこの名が使われたのは1959年のCB92とのこと。そこからさまざまな排気量にCBを冠したバイクが登場しましたが、ヨンヒャクに限っても1974年のドリームCB400FOURが発端ですから、50年近い歴史があることになります。

自分はもちろんその当時を体験しているわけではありません。でも、今こうして最新のCB400SFを見ていると、「変わることのないバイクらしいカッコよさってあるんだなあ」としみじみ思います。

それに、「昔からあるのに、変わらずにカッコいいままでいられる」って、本当にスゴイことですよね! どんなに歴史があっても、時間が経つにつれて変な方向に行ってしまう製品が(バイクに限らず)多い中で、CBにしかないカッコよさを貫き続けているって、その存在自体がカッコいい。

と、アイドリングのままで語り続けてしまいました。さあ、走ろう!

'20 HONDA CB400 SUPER FOUR

カラーバリエーションはアトモスフィアブルーメタリック(左)、キャンディークロモスフィアレッド(中)、 ダークネスブラックメタリック(右)の3色。

CB400 SUPER FOUR のディテールをチェック

'20 HONDA CB400 SUPER FOUR

【2→4バルブの切り替わりで排気音も気持ちよく変化する】低・中回転域は吸気1・排気1の2バルブが、高回転域は吸気2・排気2の4バルブが作動する。最新バージョンのRevoでは、ギアやエンジン回転数のほかにスロットル開度も判断して制御。

'20 HONDA CB400 SUPER FOUR

(左)リヤサスペンションはアルミスイングアーム+リザーバータンク付きダンパーの組み合わせ。プリロードアジャスターは5段階調整だ。前後輪ともABSが装備されていて安心。(右)安定志向のハンドリングのCB400SF。フロントサスは無段階調整できるプリロードアジャスターを備えている。フロントディスクはφ296mmとかなり大径。

'20 HONDA CB400 SUPER FOUR

「最近はコンパクトなスクーターに乗る機会が多かったので、押し始める瞬間はさすがにグッと手応えを感じますが、タイヤが転がり出してしまえば意外にスムーズ。いいベアリングが回っているような上質なフィーリングで押し引きも楽しくなります。こういうところがさすがCB!」(岡崎さん)

岡崎静夏の’20ホンダCB400SF試乗インプレ
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次ページでは、岡崎静夏さんがCB400 SUPER FOURに試乗。そのインプレッションをお届けする。

●まとめ:高橋 剛 ●写真:楠堂亜希 ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン
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