キャンプのスキルがあるだけで、バイクはもっと自由になれる。
「なんで荷物を積みにくいバイクでわざわざキャンプに出かける必要があるんです?」 そんなことを改めて聞かれて言葉に詰まった。
そもそもバイクで旅をするのが好きで、野宿もキャンプもしている僕からすると、この二つの要素が組み合わさらない理由の方が見つからないのだが、”そもそも論”まで話を戻されるとなんとも説明しにくいもんだ。
僕にとってバイクは趣味の乗り物であると同時に、旅をするための移動手段でもある。一方のキャンプは、もっともミニマムな旅の宿泊手段。そこでバイクにキャンプ道具を積んで出かけたならば、どこまでも、何日でも走り続けられて、寝る場所に困らない自己完結の旅が完成してしまうのである。それにたとえ宿泊するつもりでも、テントさえ積んでいれば出先で宿が取れなくてもなんとかなるさ…。そんな気ままで行き当たりばったりな旅もできるようになるってワケ。
バイクは、旅の手段のなかでもかなり自由な乗り物だけど、キャンプによってその自由度が増す。そんな足し算以上の掛け算的要素が、バイクとキャンプの間にはあるのだ。
しかも時代は、新型コロナの影響でどうやら新しい生活様式だのなんだのが求められるらしい。バイクに乗って大手を振って他県を旅できるのはちょっと先になりそうな雰囲気もある。そんなご時世にあって、他者との接触を減らせて、3密を防げるキャンプツーリングは、僕らの新しいバイクライフ様式になりそうだ。
今回の持ち物はこれだけ
(1)テント (2)チェア (3)テーブル (4)グランドシート (5)帽子 (6)タープ用ポール (7)ランタン (8)サンダル (9)シュラフ (10)エアマット (11)焚き火台&トライポッド (12)焼き網 (13)革手袋 (14)ペグ (15)バーナー類 (16)コッヘル (17)調味料 (18)ヘッドライトなどの小物&まな板 (19)ガスカートリッジ (20)包丁&鉄板&ノコギリ (21)スキレット (22)水筒 (23)着替え (24)酒 (25)洗面用具 (26)ピクニックシート (27)シートバッグ(デイトナ キャンプシートバッグプロ)
●写真:武田大祐 ●文:谷田貝洋暁 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
キャンプ大好き二輪ライター・ヤタガイ氏によるバイクキャンプ入門、開講。次ページではキャンプグッズ選びのコツ・テント編をお届けする。
〈特集〉ソロで楽しむバイクキャンプ入門
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