第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

オフロードマニアが気になる林道を実装調査&解説する人気コーナー

オフロードマニア『やたぐわぁのGoRindo!』ゴー林道 南会津 古桧峠編 #ゴーライド

  • 2019/11/28

今回のポイントは『峠越えの古道』『適度な荒れ具合』 そして舞台は、福島県の南会津地域。しばらく通行止めの情報が出ていた古桧峠林道が開通したと聞き調査。残念ながら富貴沢林道は通行止めだった。
写真&文:谷田貝 洋暁

古桧峠(こびとうげ)林道 旧道の峠越えは冒険気分満点!

往来が少なく廃れ気味だからこそおもしろい

名前のとおり古桧峠を越え、針生と会津荒海を結ぶダート9.5kmの歴史のある道……。なのだが、少し南側に同じように尾根越えし、幅広で整備の行き届いた広域幹線林道・七ヶ岳線ができたことで、峠道としての役目はほぼ終了。

それだけに往来は極端に少なく、道幅が狭いのはもちろん除草などの整備も頻繁には行なわれていない様子。とくに峠を越しての北側、支線2までの数百m区間は、「本当に抜けられるのか?」と不安になるくらい暗く鬱蒼としており、アドベンチャー気分が盛り上がる。ただ路面そのものは意外としっかりとしており、ロードバイクであっても少々腕に覚えがあれば、なんとか抜けられそうな難易度。

また古桧峠林道で面白いのが、作業道を含めた支線探索。南側の入り口で分岐し、七ヶ岳線へと接続して、ぐるりと一周できる5.6kmの富貴沢線をはじめ(今回は通行止)、数本の支線が接続している。北側の国道289号へ抜けた段階で走り足りなければUターンで再突入。内部で網の目のように発達した支線はガソリンが不安になるくらい走り回ることができる。しかも、鴨沼付近のアタック系廃道に、ワイドオープンが楽しめる七ヶ岳線と、バリエーションも豊富。ドロドロになるまで遊んだら、中荒井駅近くのコイン洗車場で車両をキレイにしてから帰るとしよう。

古桧峠周辺マップ 以降、マップの番号やアルファベットに合わせてポイントを紹介していきます。

※F G J Kは、グーグルマップを参照ください。記事後半に拡大したQRも掲載しているのでご利用ください。
①会津荒海駅 東北自動車道路白河インターから西方面、会津西街道経由で会津鉄道・会津荒海駅を目指す。途中の中荒井駅に付近には洗車場アリ。
②国道400号出会いを左へ 駅前から東に向かって100mほど進み、国道400/121号との出会いを北方向に向かって左折する。林道入り口付近にはGSがないので注意。
③歩道橋を目印に左折 国道400/121号を数百m北上し、歩道橋のある交差点を目印に左折する。この先には商店はもちろん自販機すらないので、買い物を済ませるならこの付近で。
④青看板の藤生方面へ 青看板の藤生方面へ向かう。右折してすぐ左折のようなイメージで、ヘアピンカーブを登りながら前方の谷あいの集落の中へ入っていく。
⑤藤生の集落右折 藤生の集落に道なりに入り、最初の橋を越えたところで右折する。川沿いの道をたどりながら山中に分け入っていくイメージだ。
⑥古桧峠林道ダートスタート 入り口は、富貴沢林道との分岐にもなっており、古桧峠林道は右を進む。残念ながら富貴沢林道(七ヶ岳林道へ約5.6kmで接続)は通行止め。

逆からのアプローチ 国道289号の橋が目印!

国道289号を東に向かって、桧沢川と赤穂原川の出会い付近にかかる橋を渡ったところで右折。西に向かうなら、桧沢川を渡る手前で左折する。
古桧峠林道の幅員は3.5mぐらいと、よくある日本の林道サイズ。路面は小ジャリが多かったが、後半は土混じり。雨上がりにはスリップに注意したい。
ポイントA 古桧峠のすぐ手前にある普通林道久戸沢線との分岐。久戸沢線は残念ながら通行止めだった。本線は左へ。
ポイントB 表示はとくになかったが、ここがおそらく古桧峠。Y字路になっており本線は向かって右方向を進む。
ポイントK 田園地帯をすぎて程なく、ダートが終了しすぐ国道289号に出る。入り口には「古桧峠林道」を示す木製の道標があった。
※F G J Kは、グーグルマップを参照ください。記事後半に拡大したQRも掲載しているのでご利用ください。

支線1(0.8km)

古桧峠のY字路B を左へ、中の森岳(1217m)に進むような支線1。林業作業道のようで、路面は締固められておらず、ふかふかとしている。ロードバイクではちょっと難しそうだが、オフロードマシンならとくに問題なし。少々ヤブっぽくなってきたな?と思う0.8kmで行き止まり。ただし終点部分は広場のようになっており、らくらく転回可能。

ポイントC 終点部分の転回ポイント。手入れの行き届いた森の雰囲気も明るく、いいビバークポイントになりそう。
作業道のようだがしばらく使われてないようで、路傍はもちろん、轍もヤブで消えかかっている。

支線2(2.7km)

古桧峠から0.9km。ダート開始地点から3.9km地点にある分岐点D を右へと折れる道が支線2。取り付け部は舗装されているが、すぐにダート化し、勾配もそこそこあるので路面も荒れ気味。オフロードマシンなら楽しく走れるだろうし、ロードバイクでもなんとかなるだろう。この林道は約3km続き、畑を経て国道289号に出る。

ポイントD 古桧峠から降りてくると、部分的に舗装された箇所に出る。ここが支線2との分岐点。直進が古桧峠本線。
ポイントE 分岐から2.7kmほど、畑の中でダートは終了。正面は国道289号で、静川郵便局前の交差点に出る。
古桧峠林道よりも往来があるらしく、山中は薄暗いが、路面はきちんと締め固められていて走りやすい。

支線3/4 仮称:鴨沼林道(4.4km)

前号で紹介した広域幹線林道七ヶ岳線に、この支線3と支線4で接続している。またこの支線自体もかなり奥は深く、山中に入り込めば鴨沼と呼ばれる溜池があったり、その奥はアタック系の廃道が続いていたりなかなか面白い。ただし、この林道の鴨沼以南を探索するなら、2人以上のパーティを組むほうが無難だし、楽しめるだろう。

支線3の入り口 この先100mほどで仮称:鴨沼林道にぶつかる。右は国道289号方面。深部は左。
支線4の入り口 畑のような開けたダートを1.3km進むと仮称:鴨沼林道の舗装路に接続する。

古桧峠のマップはこちらから

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ゴー・ライド編集部

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