基本構成は現代的ながら、「遺産」「伝統」を意味するヘリテイジな外観を持つモデル群。トライアンフは、’59年に登場した歴史的名車・ボンネビルをモチーフにした正統派ネオクラを中心に展開。 排気量は1200ccと900ccの2本立てで、外観とは裏腹に電制スロットルや切替式トラコン、ABSなど現代的な装備を持つ。〈ラインナップ〉トライアンフ T120/T100 バド イーキンス スペシャルエディション|スラクストン TFC/RS|ボンネビル T120/ブラック|ボンネビル T100/ブラック|スピードツイン|ストリートツイン|スクランブラー 1200XC/XE|ストリート スクランブラー 900
●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
T120/100 バド イーキンス スペシャルエディション:スターライダーに捧げる
不朽の名作映画「大脱走」でスタントシーンを務め、レーサーとしても活躍したバド・イーキンス(’07年没)に捧げるスペシャルエディションは、彼が拠点としたカリフォルニア風の赤×白ツートンを採用し、バーエンドミラーも標準装備する。タンクなどにシンボルの「フライング・グローブ」を描く。
スラクストン RS/TFC:8psアップ&6kgダウン最上級カフェが参上
カフェレーサーのスラクストンに最上位のRSが追加。1200ccツインは高圧縮化などでスラクストンRから8ps 増の105psに到達した。さらに、従来より700rpm 低い4250rpmで最大トルクを発生するなど全域で力感が増している。車体は、エンジン構成部品の変更や軽量バッテリーで6kgの軽量化も実現。ショーワ製BPFやオーリンズ製リヤサス、ブレンボのM50ラジアルモノブロックキャリパーと脚も充実している。
ボンネビル T120/ブラック|T100/ブラック:伝統フォルムの正統後継者
’59初代ボンネビルのオーソドックスなスタイルを再現。フロント18インチにワイヤースポークホイール、左右出しのピーシューターマフラーがクラシカルだ。1200ccでハイパワーのT120、軽量で快活な900ccのT100が選べる。2車ともトラクションコントロールを備え、T120はロード&レインの走行モードも搭載。
スピードツイン|ストリートツイン:本気とマッタリのいいとこどり
よりスポーティなボンネビルを求める声に応え、レトロな外観と適度な運動性能を両立。1200ccのスピードツインはスラクストンRがベースで97psを発生し、フロントにブレンボのWキャリパーも与えた。ストリートツインは900ccで扱いやすさが光るベーシック車で、フロントシングルディスクとなる。
スクランブラー 1200 XC/XE|ストリート スクランブラー 900:逞しき野生児、兄貴は超本格派
右2本出しアップマフラーなど、’60年代のスタイルを再現。’19で追加された1200は、専用チューンの心臓やF21スポークホイールなど本格的なオフ性能を追求。オーリンズサスなどの充実装備で万能のXC、IMUなど電脳満載でオフが得意な最上位のXEが選べる。900は65psを発生するストリート仕様だ。
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