ハーレー338ccは中国のみ発売だが……

【250cc計画が再起動か】英トライアンフと印バジャージが長期協力関係で200~750ccモデルを開発

  • 2020/1/28

英国のトライアンフモーターサイクルズと、インドのバジャージオートは、株式持分によらない長期的パートナーシップを締結。ミッドレンジ(200~750cc)の新しいエンジンとプラとフォームの製造を行う。ハーレーダビッドソンが2019年6月に中国銭江モーターサイクルとのコラボを発表したのに続く大型協業だ。

新興市場だけでなく、日本でもニーゴー版デイトナとか発売してほしい!

トライアンフモーターサイクルズジャパンの発表によれば、このパートナーシップはトライアンフとバジャージという2つのグローバル企業が協働し、まったく新しいミッドレンジ(200~750cc)のバイクを作り上げようとする取り組み。トライアンフは大型バイク、バジャージは小型バイクに強みを持っており、このパートナーシップによってインドやアジアを含む新興市場への新たな参入と、トライアンフのブランド展開をさらに拡大すのだという。

時期については未定だというが、バジャージはインド地域におけるトライアンフの販売活動を引き継ぐとともに、トライアンフがまだ進出していない試乗においても、新たなミッドレンジバイクとトライアンフの製品を提供していくことになるだろう。

ここで思い出すのは、2013年末にスクープされた、250cc版のトライアンフ・デイトナの姿である。同年秋のミラノショーでは、2015年モデルとして投入するフルカウル250ccマシンのデザインスケッチを公開していたが、わずか1か月後には実車のスパイショットが出回ったのだ。

2013年秋のミラノショーで公開されたデザインスケッチ。2015年の発売に向けて開発するとしていたが……。
2013年末にスクープ撮されたデイトナ風フルカウルモデル。トライアンフのスモールレンジを担うマシンとして期待されていただけに、新たなコラボレーションでの計画再起動をお願いしたいです!

その実車の姿は、まさしくデザインスケッチの通りで、デイトナ675(当時)風の2眼ヘッドライトとフルカウルが与えられたもの。その直前にスクープされたストリートトリプル風のネイキッドとは、単気筒エンジンやフレームなど多くのコンポーネントを共有しているはずだった。

これをもって両車が2015年モデルとして発売されるのは確定的と思われたが、その後なぜか計画は頓挫し、残念ながら2車が日の目を見ることはなかった。しかし今回のコラボレーションによって、たとえ中身は異なるにせよ2車のプロジェクトが形を変えて復活するのでは、と見るのが妥当ではないだろうか。

コチラは2013年9月頃にスクープ撮された、ストリートトリプル風のネイキッドモデル。デイトナ風モデルとともにエンジンは4ストローク単気筒を搭載していた。

トライアンフモーターサイクルズジャパンの発表では「新興市場を中心に」という色合いが強いように感じられるが、日本でもこのクラスのスポーツバイクは盛り上がりを見せてきているだけに、国産メーカーの刺激になるようなマシンが日本市場にも投入されることを期待したい。もそも小排気量の3気筒などが発売されれば、日本やインドネシアで熱視線を浴びることは間違いないのだから。

また、ハーレーダビッドソンは2019年6月に中国のQianjiang Motorcycle Company Limited(銭江モーターサイクル)とのコラボレーションを発表し、2020年末までに338ccの新型モデルを発売するとしている。歴史ある英米のメーカーがアジア新興市場に進出するにはうってつけのマシンとなるだろうが、こちらも中国市場に限らない展開があれば……と願わずにはいられない。正直、日本で乗ってみたいです!

日本への導入は(2019年9月時点で)白紙とされていた、ハーレーダビッドソンの338cc新型モデル。その後の動向は掴めていないが、2020年末にはその姿を披露するはずだ。※詳細は関連記事参照

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)