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二輪車新聞の調べによれば、’19年における国内4メーカーの新車国内出荷台数は、全体では前年から3466台減(1%減)の33万2106台だった。’13年以来マイナスが続いてきた中、’17年は35万7264台と増加。’18年は6.1%の減少だったが、’19年はほぼ横ばいに留まった。
これは小型二輪(251cc以上)の好調な販売が影響している。’19年は3年連続増の4万1838台で、前年比4988台増(13.5%増)と大幅に伸長。’08年以来、11年ぶりの4万台超えとなった。特にカワサキの躍進が著しく、2年連続でクラスのシェア1位を獲得している。
また、軽二輪(126〜250cc)も前年比2718台プラス(5.4%増)を記録。レブル250やPCX150など多彩なモデルが人気を博した。
原付二種(51〜125cc)は、10万5412台(0.1%減)とほぼ同様。前年に20%近く増加しながら、ほぼ同水準なのだから堅調だ。近年では’16年に10万台を超え、’17年に8万台となった以外は10万台を維持し続けている。ホンダが新作を多数投入したことや、’18年に指定教習所でのAT原付二種免許取得日数が最短2日になったことも影響しているのだろう。原付一種(50㏄以下)は、1万1043台減(7.7%減)の13万2086台。2年連続減で、スズキの出荷数は原二を下回る形となったが、需要はいまだ底堅い。50ccの減少が響いたものの、全体の出荷数は堅調と言えよう。
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