その年のモデルからファン投票で人気ナンバー1を決めるガチ企画「マシン・オブ・ザ・イヤー」。ロングセラーモデルが多く存在する「ストリートスポーツ400cc部門」では、ホンダ CB400SF/SBがMOTY最多記録に迫る通算23勝目を挙げた。
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国内仕様の大排気量車を対象とした当部門では、前回ナイケンとZ900RSが、MOTY史上初となる同着1位を獲得するという珍事が発生。今回は、100票以上の大差で新顔のカタナが勝利を収めた。例年、MOTY[…]
400cc部門〈概観〉絶対王者CBが復活、通算23勝目!
ストリートスポーツ400cc部門、前回は復活した超ロングセラーのヤマハ SR400が制覇。それまで通算22勝を挙げてきたホンダ CB400SF/SBの牙城を崩した。しかし今回はCBが復権し、驚異の23勝目。VMAXが持つ通算25勝の最多記録更新が見えてきた。
SR400が3位にランクインし、2位にフルカウルのカワサキ Ninja 400がランクイン。CB、SRという長寿車に、最新鋭スポーツが割って入るリザルトとなった。4位はホンダ CBR400R。’19年型のビッグチェンジでシャープな外装やスリッパークラッチを入手し、倒立フォークを獲得したヤマハ YZF-R3を上回った。
400cc部門 第1位:ホンダ CB400SF/SB[534票]
王道ネイキッドが記録更新に迫る
’93年の初代以来、熟成し続けた水冷直4を持つネイキッド。26年にわたって実力、人気とも常にトップクラスで、完成度は万人が認めるところだ。’17年以来の首位に返り咲き、通算23勝目。最多勝記録更新も近い。
ミニインプレ
クラス唯一の直列4気筒は53psとパワフル。開け始めは扱いやすく、可変バルブが切り替わる6300rpm以降でレーシーに吹け上がる。車体も軽快コンパクト。日本の公道に最適だ。
400cc部門 第2位:カワサキ Ninja 400/KRTエディション[429票]
トガッた野心作がジワリ浮上
Ninja250と共通の車体に398ccパラツインを搭載し、167kg+48psという掟破りのスペックを実現。約72万円の価格も魅力だ。登場2年目の今回は、CBに及ばずも順位をひとつ上げてきた。
ミニインプレ
全域で力強いのに伸び切り感もキッチリあり、圧巻。往年のレプリカ的だが、中低速トルクの厚さで上回る。旋回速度も速く、250とは別物だ。
400cc部門 第3位:ヤマハ SR400[372票]
不倒不滅の単車遺産
’78年の初代からスタイルと乗り味をほぼ変えずに伝承する「SR400」。令和でも相変わらずの支持を集めた。
ミニインプレ
’18年型で出足のよさがアップ。軽快なハンドリングは不変で、扱いきる楽しさが味わえる。
順位 | 得票数 | メーカー | 車名 | 前年順位 |
1 | 534 | ホンダ | CB400SF/SB | 2 |
2 | 429 | カワサキ | Ninja400/KRT | 3 |
3 | 372 | ヤマハ | SR400 | 1 |
4 | 343 | ホンダ | CBR400R | 4 |
5 | 245 | ヤマハ | YZF-R3 ABS | 5 |
6 | 208 | ヤマハ | MT-03 | 6 |
7 | 122 | カワサキ | Z400 | 初 |
’19年の人気マシンを2300人の一般投票で決めた「第47回マシン・オブ・ザ・イヤー」。次ページではストリートスポーツ250cc部門のランキングを発表する。
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