その年のモデルからファン投票で人気ナンバー1を決めるガチ企画「マシン・オブ・ザ・イヤー」。国内仕様の大排気量車を対象とした「ストリートスポーツビッグバイク部門」では、総合部門と合わせKATANAが2冠を達成した。
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総合部門2位のYZF-R1が、順当に海外モデル部門首位をゲット。'17年は1位、前回は2位に甘んじたが、再び栄冠を手にした。前回トップのNinja H2がビッグバイク部門に移籍したとはいえ、この強さは[…]
ビッグバイク部門〈概観〉多彩なモデルが接戦を展開。CB3兄弟は揃って圏内へ
国内仕様の大排気量車を対象とした当部門では、前回ナイケンとZ900RSが、MOTY史上初となる同着1位を獲得するという珍事が発生。今回は、100票以上の大差で新顔のカタナが勝利を収めた。例年、MOTYはニューモデルが強く、注目のKATANAとあって、総合に続いて2冠を獲得した。
そして2位がX-ADV、3位がナイケンという結果に。前回トップのナイケンに意外性はないが、X-ADVは総合部門と同様に圏外からジャンプアップし、我々を驚かせた。4位以下はCBR1000RRやZ900RS、Ninja H2らがダンゴ状態の接近戦。そんな中、CB1300が4位をキープし、CB1100も圏内に。CB1000Rと合わせ、CB軍団が3台も入った。
ビッグバイク部門 第1位:スズキ KATANA[335票]
さすがの注目度、長期政権を築くか!?
’00年に生産終了したGSX1100Sカタナのイメージと車名が19年ぶりに復活。’17年秋に発表されたカスタムコンセプト=KATANA3.0以来、世界のライダーが待ち望んでいただけに1位は順当な結果だろう。148psの心臓部やφ43㎜倒立フォーク、トラコンなどスポーティな装備も魅力だ。
【カスタムも大充実】KATANAはカスタムシーンでも賑わいを見せており、素材としての評価も高い。真打ちというべきヨシムラから、初代を彷彿とさせる外装セット(FRP、カーボンの2タイプ)やセパハンキットが近日登場予定。今後一段と盛り上がりそうだ。
ビッグバイク部門 第2位:ホンダ X-ADV[233票]
新ジャンルの刺客、またも圏外から飛躍
タフな外観とDCTによる安楽な走りを与えた新感覚アドベンチャー。前回は圏外の14位だったが、急上昇した。モニター車として進呈するADV150の影響も少なからずある?
ビッグバイク部門 第3位:ヤマハ ナイケン/GT
未体験コーナリングに人気集中
フロント2輪のグリップ力とMT-09譲りのパワフルな心臓部が異次元の旋回性能を生む。前回の初登場1位に続き、人気は安定。目新しさではなく、走りを絶賛する人が多い。
順位 | 得票数 | メーカー | 車名 | 前年順位 |
1 | 335 | スズキ | KATANA | 初 |
2 | 233 | ホンダ | X-ADV | - |
3 | 167 | ヤマハ | ナイケン/GT | 1 |
4 | 144 | ホンダ | CB1300SF/SBシリーズ | 4 |
5 | 134 | ホンダ | CBR1000RRシリーズ | 3 |
6 | 124 | カワサキ | Z900RS/カフェ | 1 |
7 | 108 | カワサキ | Ninja H2カーボン | - |
8 | 95 | ホンダ | CB1000R | 5 |
9 | 83 | カワサキ | Ninja H2 SX/SE/SE+ | 6 |
10 | 80 | ホンダ | CB1100シリーズ | - |
’19年の人気マシンを2300人の一般投票で決めた「第47回マシン・オブ・ザ・イヤー」。次ページではストリートスポーツ400cc部門のランキングを発表する。
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